あるキング

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198627799

感想・レビュー・書評

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  • 伊坂らしくない、伊坂作品。とのことですが、、
    私は好きです。

    野球の王様になる男の話。
    大変なんだよ、山田王求。

    「今のわたしはツーストライクまで追い込まれちゃってる感じなんだよね。もうね、ファウルで粘ってるの。
    (中略)
    もういい加減疲れたけど、終わりにするわけにもいかないからね。
    粘るんだからさ。ファウルファウルで。」

    人生の色んな苦難、終わりにするわけにいかないもんね、がんばろ。

  • アメリカ出張中に読んだ最後の本です。

    本書のに出てくる超人的なヒーローに憧れる瞬間があります。仕事に一切の妥協を持ち込まず、100%の完成度で仕事をこなしていく姿を思い浮かべる時などです。

    そんな人間にはなれない、憧れても仕方がないことは自覚しています。しかし、目標を最大限に高くしてこそ、人は成長するものだと思います。完全への憧れの気持ちは、失いたくないものです。

  • 山田王求
    野球の話
    PKはサッカーの話だったけど、野球もわからないからわからなかった
    敬遠を調べた
    結局黒い女たちとか獣とか何なのかよくわからなかった
    最後に面白くなるのかなと思って、読んだんだけどよくわからない
    伊坂幸太郎じゃなかったら途中で読むのやめてた

    270329

  • 『重力ピエロ』が面白かったので読んでみた。
    なにを表現したかったのか私には理解できなかった。
    が、もう一度読む気力は湧かない。

  • ★2015年1月18日読了『あるキング』伊坂幸太郎著 評価B
    野球に秀でた仙台に住む少年が、成長して、幾多の苦難を乗り越えてプロ野球選手として短い間活躍するが、結局、血塗られた人生は突然終わってしまう悲劇のお話。
    伊坂らしい所も散見されるが、彼らしいダイナミックなスピード感が感じられないところが、低評価になっているのでしょう。そこまで悪い作品だとは思わないけど。

  • 天才野球選手の輪廻転生の話。まぁなんというかよくわからない話。過ぎたるは及ばざるが如しということを言いたいのだろうか・・・小説とはいえ少しはリアリティが欲しい気がする。もし王求に会ったらこう言おう「大リーグへ行ったらどう?」

  •  「"王が求め、王に求められる"ようにと名づけられたひとりの少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。期待以上に王求の才能が飛びぬけていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては『王』になるために―。」という帯を見て、面白そうと思ってブックオフで買った本。
     誰が誰に話しているのだろうかという不思議な感じで始まる物語だが、「きれいはきたない」で、あ、キングってマクベスのことだ、と気付いてからはこの不思議な雰囲気が面白くて、結構楽しめた。でもマクベス自体のストーリーをほとんど忘れてしまったので、もっと覚えてたら楽しめるんだろうな、と思った。成人してからの話がやや展開が遅い気がした。(14/12/15)

  • この作品は野球の王(キング)に君臨する主人公(王求)の伝記のような内容です。
    私の大好きな野球をベースにした作品だったために非常に楽しみにしていたのですが、生まれながらに野球の王になることを運命付けられた主人公が、平穏無事にプロ野球選手になるのでなく、いろいろな人生における挫折・困難を体験しながらプロ野球選手になる階段をのぼっていき、最後はシェークスピアが描くような王を巡る悲劇に巻き込まれるという内容で、面白い内容ではあったのですが、やや展開が早過ぎて、もう少しそれぞれの段階の話を肉厚に描いていたら、もっと面白かったのではないか?と思います。
    舞台が仙台の万年弱小球団となっていて、その球団で打率8~9割で、そのうちほとんどがホームランという主人公がまわりから疎ましく思われてしまう訳ですが、実際に、ひと昔前には弱小球団だった、まさに仙台が地元の楽天とダブり、このような王求のような選手が楽天に入っていたら、きっと今年は楽々、CSシリーズも突破して日本一だったでしょうね!
    楽天がCS第2ステージ敗退が決まった今日に、この本を読み終えると一層強くそういう気持ちになりました!
    でも、王求という主人公の名前が並べると球になるという発想はクールでした。

  • 生まれながらの天才は努力家

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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