あるキング

著者 :
  • 徳間書店
2.75
  • (112)
  • (399)
  • (1231)
  • (777)
  • (272)
本棚登録 : 6926
感想 : 1011
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198627799

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 王が王である所以。
    王であることを望まれ、王であることを運命付けられた男の一生。

    切なくて、悲しいんだけど、孤高でやっぱりカッコいい。
    今までにない感じの、伊坂幸太郎の世界があると感じました。

  • あえて登場人物にひねりを加えず客観的に描かれているところが
    逆に興味を引く。

    極端かとは思うが似たような親はいるんじゃないかな。
    やり方は違っても星一徹みたいな親は今もいる。

    果たしてキングの座にいた彼はその玉座に満足していたのだろうか。

  • この主人公はアヒルと鴨のコインロッカーにもちょろっと出てきますよ。

  • 伊坂幸太郎さんの作品で星3は初めて。読み手である私のレベルが低くで楽しめなかったというのがあると思いますが、楽しみ方が最後まで分からなかった。
    王求の母親の狂気じみた愛情が理解出来なく恐怖を感じた。しかし、ラストシーンは次の王求と母親…。なんだかあまり好きじゃない後味がした。

  • こんな後の伊坂作品に繋がるような雰囲気の作品でした

    「優雅に飛んでいる鳥が落っこちたりするところを見て溜飲を下げるよりも、絶対飛ばないような牛が空飛ぶのを眺めて、爆笑する方が好きなんだ。」好きな一文でした。

  • こんな事ありえん?!って話で面白かった。天才は一般人とは違うところで迷いや苦悩があるんだと思いました。

  • 山田王求という天才野球選手の幼少期、少年期、青年期へと続く連作。野球が主題ではないので野球に詳しくない人でも楽しめる。面白い作品だったけれど、がつんと印象に残るような感じでもなかった。

  • 「悲しみというやつ、どうやらうつるらしいな。」

  • 高1 △

  • 913-I
    人気作家コーナー

全1011件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×