- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198929497
感想・レビュー・書評
-
お姉ちゃんが死んだ。誰からも愛された人。優しく美しく、真っ白だった人。同級生のバイクによる不運な事故?違う、お姉ちゃんは殺されたんだ―。姉と同じ高校に入り、一人の教師の協力を得て真相を探り始めた妹結花。そこには覗いてはならなかった姉の秘密が―。学園にピアノ・ソナタ「月光」が流れるとき、教師と生徒の心が狂う。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お姉ちゃんがかわいそうすぎる~かわいいのも大変だね。ってくらいの感想かなぁ。内容的にはあまり…でも読みやすかった。
-
穢れなく純真無垢に生きた野々村涼子。
その白さに溺れ不貞な行為に身を投じた音楽教師・羽田。
その白さ故に裏切りられた想いに狂気を纏う同級生・菅井。
そこに残ったのは野々村涼子の絶対なる死。
彼女の死に疑問を抱いたのは
誰よりも涼子に愛され、涼子を愛した妹の結花だった。
躍起になって姉の死の真実を探る結花。
彼女が知ることになる真実は黒く暗い闇だった。
それぞれの罪、それぞれの罰。
野々村涼子の想いは彼らに届くのだろうか。 -
不可解な死を遂げた人気者の姉の死の真相を知りたくて、同じ高校に入学した妹。。
姉の隠していた、そうは見えなかった苦しみを知る。。
教師との不倫、それをねたにした同級生のゆすり。。
被害者も辛い気持ちが募っていった、恋だった。
教師も本当に愛していた。。。
互いの本当の気持ち、エゴいろいろ辛い場面もありながら事件性も絡めて上手く描かれていて読み応えがありました -
婦女子のはしくれとして不快な描写もあるし、なによりキャラがみんなふらふらしていて。
作者さんには悪いデスが、好きとは言えないかもでシタ。
ただ、文章やお話の流れ的には難しいところはなく、そういった意味では読みやすかったデス。
ぶっちゃけワタクシ的にはそこしか褒めるところがなかったと言う…。 -
さすがの誉田作品で、出来はいい。
でも、カップルの取り合わせもその恋も、姉の妹への想いも、
なんとなく地に足がついていない違和感が。
結局いろんな人の一方的すぎるわがままな思い込み(想い、ではない)が、
引き起こす悲劇を書きたかったのかとも思うけれど‥
いくらなんでも全員がそろいも揃ってコミュニケーション欠如で、
それがよりにもよって命を落とすレベルまで行くと、あまりの現実感のなさに少し引き気味です。
ということで、愛する誉田作品といえどもここはすいません、満点とはいえませんでした。
あたしは、勧めません。すいませーん。 -
なんて重いテーマの作品なのだろう。武士道シックスティーンシリーズや疾風ガールシリーズなど、ライトな題材の青春作品しか読んだことがなかったため、あまりのギャップに衝撃を受けました。心臓をえぐられるような痛みを感じる作品。
-
初めて誉田作品読みましたが、なんですかこの全体的なずっしり感。
それでいて読むのはささーっと進められるし。
内容としては、真実が容赦なく残酷で、だからこそリアル。
私的には菅井のキャラがなんとも言えなくて憎めないですが。
ラストも引っ掛かる部分もなくて良かったです。 -
同級生にバイクで撥ねられてしまった野々村涼子の妹結花。
姉の死を調べていたら、姉はただの優等生ではなく教師と不倫、同級生には脅されていたという事実が発覚。
不倫は意外と相思相愛みたいだったしストーリーとしては別になんて事はないけど、こう、いちいち描写がグロイというか、趣味が悪すぎる。
「ジウ」読んでみたかったが、この人の他の小説に手を出す勇気が今は持てない。
とにかくあまりにも気分が悪くて★1つ。 -
目新しい感動は無かった。