- Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198931667
感想・レビュー・書評
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空色勾玉
著作者:萩原律子
徳間文庫
タイムライン
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日本神話をベースにした、古代日本ファンタジー。
主人公は活発で美しい女の子。現代にいても通用する気質なので親近感が湧く。
神々しさと禍々しさの描写が美しい。
ただ、少女漫画的な展開が続いて、多少げんなりする場面はあった。 -
すごく文章と物語のテンポが良くて、すらすら読めました。目まぐるしく展開が変わって、簡潔で、核心をついているような。
中盤からは展開がどうしても気になって一気読み。
勾玉シリーズ三部作の中の一作目で、和風ファンタジー。
ただどっちかというともっとねちこい濃厚な文章が好きなので、好みの問題で⭐️四つに。 -
現実逃避に最高!!
月を見ると月代王を思い出す…
後半出てくる鳥彦の「鳥がくちばしをはさめる問題じゃないもんな」に座布団1枚っ!w
面白かった! -
電子書籍にて読了。
古い言いまわしや難しい言葉が使われており、毎回調べる必要があったが、電子書籍のおかげであまり苦に感じなかった。
日本の神話を基にしたファンタジー。情景描写が細かく、想像力を掻き立てられた。
生と死について考えさせられる作品。限りある命だからこそ美しいということを教えてくれる。 -
この本に出会ったのは、高校生の頃でした。
だんだんと物語にひきこまれていって、あっというまに読んでいました。
勾玉三部作のはじまりの物語。
同じ日に、同じ勾玉三部作の「白鳥異伝」「薄紅天女」も続けて読んでしまいその日に読み終わりました。
今でもたまに読み返したくなる、不思議な魅力を持った物語です。 -
荻原規子さん、勾玉三部作の「空色勾玉」読了。「古事記」と「日本書紀」を情報源に日本のファンタジーを作りたいと願って出来た作品とのこと。「闇」の女神が地上に残した不思議な勾玉をめぐる連作ファンタジー。物語は主人公の少女、狭也(さや)が、夢の中で鬼の襲撃を受け巫女と出会うところから始まる。間近に迫る「嬥歌(かがい)」の儀式に向け、娘たちがはしゃぎ、村人は準備に忙しい。そこへ祭りの楽人が村を訪ねてきたのだが。。「古事記」と「日本書紀」と聞いて、しきい高いかなと思ったけど、あまり抵抗なく読めました。簡単に言うと「光」と「闇」の氏族の戦いを描いた作品で、青色の勾玉を手にした狭也と個性豊かなキャラクター、そして神様の物語でした。出来れば日本神話の概要だけでもわかってから、残り2作品を読んでみたい。
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やっと、本屋さんで見つけて購入しました。
いや、取り寄せすればすぐなんですけど、見つけたら買おうと思ってたんで、今更取り寄せるのもしゃくだなと思ってたら、何年もかかってしまったという(笑)。
神話の世界観が独特で面白かったです。
神様はどんな描かれ方をしていようと、やっぱり理不尽なことに変わりはないんだなーと思いました。理不尽じゃなきゃ創造主ではないんでしょうね。話を読み進めていくとき、想像が良い形で裏切られるのはいいんですけど、もやもやしたところが多かったです。人々の思考の違いを目の当たりにされるたびに、なんてこったーと思いました。
お話は嫌いじゃないので、このシリーズは読んでみたいと思いました。 -
風神秘抄を先に読んでいたので鳥彦が鳥になった理由がわかりました。
奈津女があまりにかわいそうで…。
日本の四季、自然の文章が綺麗でその情景が浮かんでくるようでした。
そして戦いの中で時々ある狭也と稚羽矢のほっとしたやさしい会話が良かった。
「 一 妹と登れば険しくもあらず」
あっという間に読み終わったという感じでした。
再読予定本です。-
やはり、鳥彦は同じ鳥彦なのですね笑(^^)
私もさやとちはやのやりとり、好きでした。
でも、komoroさんのレビューを読んで、自分が結...やはり、鳥彦は同じ鳥彦なのですね笑(^^)
私もさやとちはやのやりとり、好きでした。
でも、komoroさんのレビューを読んで、自分が結構内容を忘れていることに気づきました。私も再読します(^_^;)2015/03/04
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日本神話をベースにしたファンタジー。
好きな世界観なんだけど、残念ながらあまり入り込めなかった。
主人公がその時々の状況にわりと簡単に流されてしまっているように見えた。悩んだり苦しんだり…は描かれてはいてもちょっぴり物足りなくって、あれ、いつの間にそんな考え方に…って。
ほかの登場人物にもあまり感情移入できる人がいなくて、最後までどことなく物足りなさ、説得力の無さを感じてしまった。