- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255002736
感想・レビュー・書評
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分かりやすくて、読み応えもある。
なにより「へぇー」の連続で面白い。
ちょっと専門的な思考をしなければならない部分も、サクサク理解できるし、理解しようという意欲が自然と湧いてくるから不思議。
まだまだ研究過程。しかし目覚ましい成果を上げている脳科学の「今」を、できる限り知ってほしいという熱意が、ひしひしと伝わってきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脳についての話を、脳科学者池谷さんが中高生に語ります。その模様を書籍化したのが本作。2004年当時の最新の知識は、今読んでもまだ新しく感じるでしょう。それだけ、脳に関する一般常識は、はるか昔の知識を土台に作られて固定されてしまっているものなんだと思います。脳を知ることは己を知ることになりうるのか?
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ためになった。
流し読みしてしまったのでもっとちゃんと読もう。 -
専門的な分野なのに、とても分かりやすく平易な言葉で説明してくれているし、その流れがまた大変うまい。
聴講している学生さんもまた鋭い質問を投げかけていたりで、大変面白かった。 -
「海馬」よりも専門的。脳科学の最先端(2004年に出版された本ですが)にもふれられているので、ここまできているのかと驚いたり、逆に意外と解明されていないんだなと思ったり。とにかくどの部分も興味深い。
神経細胞同士のつながりを強める「NMDA受容体」を増やしたネズミの記憶力があがったという話があったが、まさに「アルジャーノン」だったので、あの話はもうSFじゃないんだな、と怖くなった。 -
高校生との対話形式をとっていて、授業を受けているようで、楽しい。
こんな授業を受けていたら、もっと若い頃から、脳科学の世界に興味を持っただろうにと思う。 -
面白かった。
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脳について言葉を使って説明するのってとても難しいと思う。
でも池谷先生の授業は分かりやすくて、考えさせられて、一年分くらいの知的好奇心を刺激されます。
不思議なことへのワクワク感がたまりません。
脳科学実験の事例や現在分かっていること→池谷先生の見解→生徒の反応→池谷先生の見解という具合に展開。
分かれば分かるほど常識と思っていたことが覆される喜びが味わえます。 -
人間のあいまいさ。不完全さ。それゆえの人間。
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初めて読んだとき、この授業高校のとき受けたかったと思った。