情報の呼吸法 (アイデアインク)

著者 : 津田大介

• 朝日出版社 (2012年1月10日発売)

感想・レビュー・書評

[chii0128さんの感想 · 2012年4月21日]

他人の資本としての自分の価値を高めて提供していく。ソーシャルメディア上に限らず今必要なものだと思うし響きました。
ソーシャルキャピタルとはつながりによる無形無償の財産。これをしっかり理解するだけで間違った活用の仕方はさけれそうだなー。

[しんごあずまさんの感想 · 2012年2月13日]

Twitterをはじめとしたソーシャルメディアの台頭によって人々は空気のように多くの情報に触れることが可能になった反面、情報の海に溺れて呼吸不能に陥るひとも多い。そんな時代に必須の、情報を自由に吸い込み、吐き出す、呼吸をするように情報を扱うための方法論が説かれている本かと思ったら全然違った。
情報の扱い方に重点を置いたHow to本みたいなものかと思ってたけどどっちかというとその重心は「情報主体という観点から見た津田大介の過去、現在、そして未来」といった風情で、全体的にもエッセイ寄り。How to的要素としてはTwitterを(「情報を」ではなく、「Twitterを」)扱う方法も書かれてはいるもののそれは部分的なもので、テーマがブレてる印象。それから「人脈」という言葉は利用してやろうという魂胆が感じられて嫌いだという彼が「ソーシャルキャピタル」として人間関係を「『棚』にしまって」おいていざという時に「棚おろし」するのはアリらしいんだけど、人脈とソーシャルキャピタルの本質的な違いがイマイチわからない。
ソーシャルメディアで社会が、人の行動がどう変わってゆくか、それから津田さんという人に興味がある人はオススメだし幸い僕はその両方に興味があったけど、この内容を考えると情報の呼吸法っていうタイトルはちょっと頂けないな、という感想。

[keinarukさんの感想 · 2012年2月12日]

「情報」を活かして行動を起こすためどう活用すべきか、著者の体験を通して述べた本。・・・というと自己啓発？情報整理術？と思って読んだら自分の体験からソーシャルメディア（twitter）の話。あれ？と思って読みすすめていくと「誤配を通して発見がある」とか「古典のススメ（情報の偏りを是正するため」。
いかに自分が特定の分野からしか（漫然と）情報を得ているか気づかされた。（津田氏の言うところの「タコ壺化」に陥っている！）なかなか面白く、読了後いろいろ考えさせられる本だった。

[taks8105さんの感想 · 2012年2月8日]

SNSの利用法が書かれた本。表紙から中まで全部水色なのが新鮮。
「発信しなければ、得るものはない。」ということらしい。もっと広げていかないとあかんな、と思わされるが、中々実行するのは難しい。できたら既にやっている…

[tashika16さんの感想 · 2012年2月5日]

読みやすく、６０分ほどで読み終えた。
表紙から中身まで、淡い青色で統一されているのも斬新。
内容は著者のソーシャルメディアに対する考え方。
あくまで著者の意見、体験談があるだけなのでソーシャルメディアの具体的な使い方を知りたいという要望には向かないと思う。
自分も情報の発信力を高めたいなと思った。

[tomogramさんの感想 · 2012年1月31日]

何がおもしろいかといえば、一人称で書いてあることかな。津田さんの情報の呼吸法。吸って吐いて。つまり情報を取り入れて発信する、筆者なりのやり方。それと、行動を促すような書き方であることもよかった。こうしてみたらどう？試してみよう！と肩を押してくれるような言葉。これを読んで、知る・理解するというより、自分でも試してみる気にさせますね。

[kwdさんの感想 · 2012年1月27日]

時代の波をいち早く乗っている津田大介氏の考え方が随所に散りばめられている。
情報の呼吸の仕方が物凄く参考になった一冊だった。

[sateさんの感想 · 2012年1月27日]

　読まなくても良かった。「法」という字を使わないで欲しい。随筆には。
　間違ってしまった。

[0624infoさんの感想 · 2012年1月27日]

twitterやFacebook等ソーシャルネットワークサービスをどう扱っていったらいいか？
津田さんならその解答を持っているのではないかと思い購入しました。
個人的には津田さんの思いは伝わったものの、アマゾンの『内容紹介』を見れば十分だったかもしれません。
ただ、「情報の呼吸法」というタイトルはめちゃくちゃ好きです。
情報を吐く方も人間。吸う方も人間。

[emahiroさんの感想 · 2012年1月25日]

情報は手に入れることが先だと思っていたが、その価値観が逆転した。呼吸するようにまずは情報を発信していくことの価値を再評価できた。

著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、「ポリタス」編集長／「ポリタスTV」キャスター。著書に『情報戦争を生き抜く』『ウェブで政治を動かす！ 』（ともに朝日新聞出版）など。

「2023年 『宗教右派とフェミニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」