文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267020001

感想・レビュー・書評

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  • 2015年後半の、NHK朝の連ドラの小説版?原作?のような本。ドラマとは違い、より史実に近いみたい。
    展開の速さは、連ドラを想起させる。とにかく読んで、新幹線のような感じだった。面白い。
    主人公の広岡浅子氏が、ドラマ以上にパワフルですごい。彼女の影響を受けて、後の婦人参政権運動につながるのも頷ける。
    一方で、小説の氏からは、ビジネスや何かで大業を成すということは、ある程度、家庭にかける時間は限られ、代わりに家庭の様々を支えてくれる環境があってこそなのだと、考えさせられた。

  • 「あさが来た」の原案本。
    読み応えがある。
    政府が変わり、お金が不確かなものになる。
    生活の根底を覆す、明治維新の激動ぶりを、実感できた。
    その後も、山あり谷あり。
    信念を貫く力。
    決断力。
    行動力。
    たくましく、パワフルな生き方に、引き込まれる。
    女性の地位向上についても考えさせられる。

  • 朝ドラから入ったので少し人物像に歳を覚えたが、おそらくこちらが現実の人物に近いのだろう豪快な奥さんである。

  • 「自分は商人である」という強烈な自覚
    何が正解なのかを自分の物差しできちんと考えること
    圧倒的なエネルギー

    これが彼女の輝かしい業績を作ったのだと思った。
    文の書きぶりはプロっぽくないけど、人となりは十分伝わった。

  • ドラマを見る前に読みました。
    当然ですが、こちらの方は全て真実。
    妾の存在や、浅子の死に様など、ドラマに出てこなかった重要な場面が書かれています。
    ドラマで気になった人は、これで本当の広岡浅子を知りましょう。
    ドラマは、あれはあれで好きでしたよ。

  • 朝ドラでやってたねぇ。
    アタシは見てなかったけど、それでも面白かった。
    浅子がね、パワフルでパワフルで。
    どこに、こんなにパワーがあるんやろう。
    どこから出てくるの?
    十分の一でも見習いたいwwww

  • 朝ドラ「あさがきた」主人公の広岡浅子が三井家から加島屋に嫁いだのちの生涯を描いた作品。母校の創立に関わった女性の話と聞いて、興味を持って読んだ。
    在学中、「男性と同等に学ぶこと、社会に還元するために働くこと」を強く教え込まれたのを思い出す。女子大学校創立の契機となったのは成瀬先生自身の梅田女学校時代の経験と西洋の女子教育に感銘を受けたこととされているが、浅子の生き様にも多大な影響を受けたのではないかと感じる。
    数々の事業を興し、幾度もの危機に瀕しながらも「九転び十起き」とただでは起きず、チャンスの種を見つけて立ち上がり続けた強い女性の人生に、学生時代に抱いた夢をふと思い出しながら、明日への活力をいただいた。

  • 槙本先輩にお借りした。
    いい言葉がたくさん書いてある。
    あさちゃんのように強く生きたい。

  • あさちゃんにに元気もらった。
    自分の子供が生まれたら、名前は『あさ』と『えん』にしようと思っている。

    後、小藤【ともちか】って、信五郎さんとの子供産むのね。

  • 今放映されているNHKの連続テレビ小説「あさが来た」の原案本です。

    幕末から大正にかけてこんなパワフルな女性が大阪で活躍していたとは驚きです。まさに九転十起の人生。

    女性の社会的地位などなかったであろう封建時代、しかも幕末で体制が変わるという荒波で家業が傾いても、自分を信じてできる限りの努力をして立て直し、さらに発展させた稀有な女性実業家のお話です。

    とにかく先見の明があり、経済や世の流れをつかむのに長けているのがよくわかります。

    平成の今現在にも続く生命保険会社や大学の設立にこの広岡浅子が尽力していることを知り、彼女の偉大さと女性の可能性について考えさせられました。

    テンポが早い展開で一気に読むことができます。

    図書館スタッフ(東生駒):ミラベル・ジャム

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    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/820139

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著者プロフィール

東京女子短期大学大学部卒。著書に「赤き心を」「風花の城」「一輪咲いても花は花」「性転換」「炎の河」など。日本文芸家協会会員。ヴィクトル・ユゴー文化賞受賞。潮出版社文化賞受賞。著書「小説土佐堀川」がNHK朝ドラ「あさが来た」の原案となる。

「2017年 『きっと幸せの朝がくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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