- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267024023
作品紹介・あらすじ
\粕酢愛用中/モデル・冨永愛さん、絶賛!「苦難と災害に立ち向かいながらも受け継がれる想いに、心に火が灯るような活力を得る!あぁ、日本の素晴らしさをまた知ってしまった。」江戸後期。知多郡半田村(現在の愛知県半田市)で酒造業を営む、五代・中野半左衛門の急死により、婿養子に迎えられた三六(のちの初代・中野又左衛門)は、酒造りの傍ら、酒粕を使った粕酢造りを思いつく。いまや世界で愛される日本の「寿司-SUSHI-」。その流行の淵源となった「粕酢」に生涯をかけた、初代から二代、三代へと受け継がれる三人の又左衛門の物語。巻末に女優・高島礼子氏との特別対談を収録。「歴史書であり、啓発書であり、企業書でもありますね。仕事に悩んでいる人に読んでもらいたい本です」「私はお寿司が大好きですが、酢飯に注目して食べたことはありませんでした。これからは、酢の歴史にも思いを馳せて味わいたいと思います」――女優・高島礼子さん(巻末の特別対談より抜粋)
感想・レビュー・書評
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面白かった!愛知県半田市、ミツカンさんの初代から三代までのストーリー。
酒粕で作られた、粕酢、江戸前寿司の歴史が読める。
前半の酒造としての試行錯誤もとても読みごたえあり。
まさに、今、ナウなSDG’sですが
SDG'sといえば江戸時代ですわな、その後期のお話
アツいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知多半島にある、ミツカンは私の地元です。そんな事もあって、興味ある歴史小説でした。読み終わって、あまり関係ないのに、ミツカンを誇らしく思います。
ワクワクしながら読めました。
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物足りなかった。文章から引き込まれなかった。何かが足らない。
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ツンッとした芳醇なお酢のにおいがページを開くたびに漂ってくるかのような物語。ミツカンの創業者たちのお話。登場する「山吹」は使ったことがないけど、ちょっと、というかかなり気になるので購入して、お家でお寿司でもつくってみようかと読みながらずっと思い続けていました(笑)
本家と分家の関係や養子縁組もあり登場人物の名前や関係性を覚えるのに最初は苦労しましたが、読み進めていくうちに慣れると同時に、「半左衛門」「又左衛門」といった受け継がれていく名前の重みのようなものを感じ取ることができました。
読み終えたとき「これ、ドラマで見てみたいかも」という願望が生まれたりして、NHKあたりかな、実写化するなら。配役は・・・と考えてみたり。読んだ後も楽しませてもらいました。
高島礼子さんとの対談で著者本人が言われているように時代小説でもありビジネス書として学びがある一冊かと思います。