永遠をさがしに

著者 :
  • 河出書房新社
3.72
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本棚登録 : 868
感想 : 161
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020747

感想・レビュー・書評

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  • 世界的指揮者とか、お金持ちの家とか、難病とか、少々出来すぎなドラマチックなストーリー。
    でもチェロの持つ雰囲気や、登場人物の魅力的なキャラは素敵だった。
    2015/09

  • 母にすすめられて読みました。
    好きな感じ。原田マハさんの世界。
    家族がうまく噛み合っていなかったが、それぞれに理由があって、それぞれを思い合って自分を殺している。
    すごく切ないし、もっとワガママにすればいいのに。と思いつつ大切なところは忘れてない感じがとてもいい。
    あとはこの方のとても感性的な音楽の表現が素晴らしい。
    私もピアノやクラリネットをやっていたが、こういう感覚に陥ることはなかったなぁ。
    原田さんの作品を読むたびに芸術にどんどん興味が出る

  • 泣いた
    和音のおかあさん、おとうさん、そして真弓さんの深い愛
    原田マハさんの本を読むと、家族のありがたみをとてもしみじみと感じます
    そして感謝しています
    いつも、温かく見守ってくれている両親がいて、私は本当に幸せ者で、そして両親を幸せにしたい、そのためにも私は本当に幸せになろうと思ったりもします
    また、マハさんの本を読むと、何か一つでもいいから、とても熱中しているものがある人は、とてもキラキラと輝いていると感じます
    私も一つを一生懸命がんばってキラキラした魅力的な人になりたいと思いました

  • マハさん独特の落とし!…この作品は、少々!詰め将棋!?感が強いかなぁ♪、、読後のこんな印象さえ"妖怪ティンパニ"が払いのける清々しさ。幼さを残しながら、相応向けにはグッと嵌まる甘酸っぱいファンタジー仕上げ♪。

  • 著名な指揮者を父に持つ女子高生が主人公。チェリストだった母は離婚でいない。父に反発心を常に持っている。
    ある日、父親のアメリカ赴任が決まると同時に、再婚者である新しい母親との二人きりの生活が始まる。
    ほんとわかりやすいストーリーだけど、心理描写がうまく感動する。面白かった!

  • うまく行き過ぎ〜、病気になり過ぎ〜、ってツッコミたい部分はありますが、前向きな小説。
    そしてちょっと泣ける。
    真弓さんが格好良い!

  • 温かい。音楽って本当に温かい。いや、ここでの音楽は音楽以上の役割を果たしていない。温かいのはそこに集う人間だ。やっぱりこの人のリズム好きだなー。長いもの、短いもの、緩急が心地よいだけではない。使いどころが抜群にうますぎる。個人的にはトントンと小刻みに進むあっさりとしたテンポの使い方が秀逸だと感じた。温かいものがじんわりと滲み出てくるのはこっちの書き方の時かなー。すごいなー。

  • わかっちゃいるのだけれど
    いいのですねぇ
    たぶん こうなっていくのだろうな
    でも いいのです

    いろんなことあるだろうけれど
    生きてりゃ なんとかなるさ

    原田マハさんの「小説」を
    読む度に そう思うのです

    気持ちがしんどい時に
    読みたい作家の一人です

  • 一つのことに熱中できるっていいよね

  • とても胸を打たれました。チェロは触ったことすらないけど一応音楽はしているので、和音と共に成長出来た気がします。楽器を演奏する人にも、音楽が好きな人にも、全然音楽になんて興味のない人にも、是非、読んでもらいたいです。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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