永遠をさがしに

著者 :
  • 河出書房新社
3.72
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本棚登録 : 868
感想 : 161
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020747

感想・レビュー・書評

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  • 2016.12.26
    夜中に少しだけと思ってたら、最後まで一気読み。ほぼ徹夜。
    音楽絡みがたまらない。
    でも要約すれば、よくあるパターン。
    四月は彼女の嘘
    のような遠のいていた楽器に、また本気で向き合う話。
    病気とか因縁とかが絡み、なるほどそういう事情か、結局誰にも相手にされていないと思ってたのは、大きなかんちがい。母親も父親もものすごく和音を愛していた。
    でも真弓にも、病魔が襲う。
    みんな病氣になってしまう、この先和音も……と思ってしまう。
    幸せな読書しました‼️

  • あなたは鳴けるのに鳴かないカナリア
    心に響く演奏

    チェロの音色が気になる

  • 初めてよむ作家さん。なんとも文章が読みやすく感情移入もするっと。

    設定が少し無理無理で強引にあてはめた感がぬぐえなかったけれどそこは物語の勢いでカバーできていたように思う。

    恋の行方も気になったけれどそこは一切ふれてこなかったのね。
    好きな人がいるだけで頑張れるという主人公の気持ちもわかるけれど、
    ドリカム的な3人の友情の行方が気になってしまった。

    特別な環境に身をおくということはある意味うらやましいような気もした。その気になれば海外留学とかすぐにできちゃうとかね。音大めざしている文斗のその後も気になるところ。

  • 幅広いなぁ、原田さん。チェロをめぐる物語。無性にクラシックが聞きたい。ロマンチックで美しい物語。
    目の前に情景が、登場人物の感情が、立ち上ってくるような文章。

  • 難病の人がやけに多いなど、ストーリーに無理やり作った感がありましたが、さくさく読めて最後は幸せな気分になれる物語でした。お母さんになってくれた真弓さんに、友だちの文斗くんと朱里ちゃん、そして、指揮者のお父さん。でてくる人たちがみんな素敵でした。

  • 本当にみんないい人なのに,離れ離れで暮らすようなことになるのか,そこが不思議.音楽を愛する気持ちは,特にチェロへの想いは素敵だけれど.家族のあり方にご都合主義的な不自然さを感じてしまった.

  • クラシック好きの自分としては、チェロ奏者や指揮者の話は興味深く読むことが出来た。
    それ以外の部分は話が綺麗過ぎて、日常素直になれない自分としては、リアルに感じられず作り物の感じを受けた。もっと素直で慎みがあれば登場人物を自分に置き換えて読めたかもしれない。

  • やはりいいです!
    マハさんワールド
    好きです
    こうはうまく偶然が重ならないだろう
    ねんてツッコミは押しやられて物語を楽しみました
    チェロ、ピアノ、オーケストラ、クラッシック
    音楽があふれていました
    ≪ 響き合う その幸せを 分かち合う ≫

  • 音は実際には 聞こえてこないけど
    自分も演奏を聴いてる観客の一人 そんな気持ちにさせてくれる

    みんな色々あっても自分の進む道を見つけて
    元気がもらえて すっきり

  • よかったー!!すごい泣けた!!
    音楽になんの造詣もないけど、とても心に染みてきた。
    クラシックがわかればなお良かったんだろうけど。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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