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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022970

感想・レビュー・書評

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  • 体に悪いと分かっていても、ついつい夜寝る前に食べたくなる、魔性の「ラーメン」。味噌・塩・しょう油・豚骨と味も多彩で、こだわりの一品からインスタントまで実に奥の深い料理です。
    そんなラーメンの魅力について32人の作家たちが語る、このエッセイアンソロジーは、読んでいるとラーメンが無性に食べたくなること間違いなし!食欲の秋にふさわしい1冊です。

  • ちょっと思いつきで入ったラーメン屋に失敗するならまだマシ。これが、調べてここに行こうと思ってイマイチだと泣くに泣けず、更に連れが面倒なやつだったりすると、もうどうにもならない。

    なんだろう、けっこううまかったラーメン屋って当たり前になって普通っていうか、空気みたいになるのに、まずいラーメン屋のアピール感はなかなか。

    まぁ言いたいのは、恐らく日本人のほとんどが自分なりのラーメンストーリーを持っていて、作家先生のありがたいお話など必要としてない、って気がするわけなのだった。

  • 図書館の本 読了

    内容紹介
    あの時のラーメン、あの土地のラーメン……ラーメン大好きで有名なあの人も登場?! ラーメンにまつわる名随筆32編を収録。読めば美味しい気持ちになる、大好評シリーズ「おいしい文藝」第二弾。


    -------------------------------

    「ラーメン」をめぐる名随筆32篇。


    椎名誠 ----駅裏路地裏裏ラーメンの謎
    宮沢章夫 ----度を越す人
    川本三郎 ----相撲とラーメン
    角田光代 ----はっこいラーメン
    池上永一 ----麗しの愛人ラーメン
    吉村昭 ----幻のラーメン
    津村記久子 ----すべてはこってりのために
    久住昌之 ----悪魔のマダム
    町田康 ----静謐なラーメン
    島本理生 ----ラーメン女子の実態
    内澤旬子 ----ソウルフードか、ラーメンか?
    内館牧子 ----ラーメン
    東海林さだお ----午後二時のラーメン屋
    村松友視 ----酒のあとのラーメン
    千葉雅也 ----タナトスのラーメン
    林静一 ----屋台のラーメン
    丸山健二 ----仙台のラーメンとホルモン焼き
    片岡義男 ----焼き餃子とタンメンの発見
    池部良 ----そば大会
    丸谷才一 ----日本ラーメン史の大問題
    北杜夫 ----真夜中のラーメン
    開高健 ----ラーメンワンタンシューマイヤーイ
    古波蔵保好 ----「元盅土鶏麺」という名のソバ
    荒木経惟 ----カルロ・パンティとベトナムラーメン
    馳星周 ----トルコ風ラーメン
    藤子・F・ 不二雄 ----あこがれのラーメン
    藤子不二雄A ----あこがれのラーメン
    森下典子 ----わが人生のサッポロ一番みそラーメン
    曽野綾子 ----ラーメン時代
    沢木耕太郎 ----仏陀のラーメン
    吉本隆明 ----ラーメンに風情はあるか
    江國香織 ----最近の至福
    石垣りん ----ラーメン

    内容(「BOOK」データベースより)
    おいしい文藝第二弾。「ラーメン」をめぐる名随筆32篇。

    この本でラーメン大好き小池さんに会えるとは!Q太郎も久しぶり。
    それにしても椎名誠はどこへ行っても絡まれてないか?

    古波蔵保好 ----「元盅土鶏麺」が食べたい。台湾の台北市、県泰豊小吃(ディン・タイ・フォン)ってお店、まだあるかなぁ。


  • 文学

  • おいしいシリーズ。あんこが面白かったんで続けて読んでるんだがあんこを超える面白さがないんで、もういいかなあっとおもってたら、きた。
    ヤバイ、ラーメンおもしろい。
    冒頭から笑わせてもらった。
    思えばラーメン版はなんだかユニークな話が多かったように思う。
    度を越して食べすぎちゃったり、遠い外国で無性にたべたくなったり、家族でたべたり、1人で食べたり、
    まったくこれぞ国民食か、としみじみ。
    まずくてもおいしくても、おもしろいなあラーメン。
    小津監督ってそんな感じの人だったんだーってのも興味深かった。
    そして激ウマトルコ風ラーメン、めちゃ食べてみたいです。

  • 作家32名によるラーメンにまつわる随筆集。全般的に漂う共通点は、格別美味しいわけでもないのだが思い出と共に心に刺さっている、というラーメンのポジション。もしかしたら激しい競争の結果淘汰のサイクルが早まると同時に質が上がっている現代のラーメンは同じ心理的地位を得づらくなってきているかもしれない、と少し危惧してみたり。

  • 島本理生目的で読んだら、CHICAライフと全く同じ内容だった。
    藤子不二雄のラーメン大好き小池さんの話をたまたま読んだら、新婚である自分は色々考えさせられた。どっちも悪いなと。

  • 今まで読んだこのシリーズとは印象が微妙に違う。何故か。ラーメン、だから?w

  • ラーメンに関する、エッセイを集めた作品。
    カップ麺からトルコ麺まで、多種多様なラーメンと、
    それを食す作者達のあれやこれやが語られる。

    空き時間にサラッと読める。
    おして、飯ものエッセイだからといって必ずしも
    飯テロになるわけではない。

  • 32のラーメンのエッセイ。美味しいラーメンも不味いラーメンも、いろいろでした。読みながら、頭のなかでは時折矢野顕子さんが「ラーメン食べたい~」と歌っていました。いくつか既読のエッセイもありましたが、ラーメンが食べたくなります。江國さん夫妻みたいな関係がかわいいと思いました。おいしい文藝は2冊目ですがとても良いです。読み続けたいシリーズです。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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