テレヴィジョン・シティ 上 (河出文庫 な 7-17 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404790

感想・レビュー・書評

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  • この世界をうまく頭の中で映像化することができない。それでも、言葉から想像する世界は、閉鎖的で開放的なテレヴィジョンの街。その中で生きる孤独な子どもたちのはなし。

  • 中学生の時にとてもとても好きだった本。最近SFづいているので、ふと思い出して読み返してみた。やはり世界観や道具立てがたまらなく好きだ。記憶にあるのはハードカバー、いま手元にあるのは文庫なんだけど、文庫は加筆があるせいか、ちょっと読後感が違う。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    パパとママが住むという「碧い惑星」を信じ、
    ビルディングからの脱出を夢みるアナナス。
    美しいすみれ色の晴をもつ同室の少年イーイーは何者なのか。
    ビルディングの出口をもとめ、
    広大な迷路をひた走る二人が見たものは。

    *☆*――*☆*――*☆*

  • 何度も読み直して
    理解を深めていきたい作品でした

  • 再読中 夏じゃないけど読みたくなってしまった…!長野まゆみ作品を初めて知った作品でもあるから特別です。アナナスとイーイーの関係に独特の切なさを久しぶりに感じました。暗号わかってないのとわかってるのじゃ全然ちがうなぁ!

  • ジャンルとしてはSFなのでしょうか。
    登場人物がどういう存在なのか、何が起こっているのかも
    ほとんど分かりません。
    それなのに、切なさ、切実さ、緊迫感が漂っていて、
    読み進んでしまうのは不思議です。
    television=遠くを見る、という意味を、改めて考えてしまうような作品です。

  • 良くも悪くも、ああ長野まゆみだ…と思わせる作品。時間がなくて下巻を読めずに図書館に返却してしまったが、再度借りようかどうしようかと悩む。長野まゆみの世界観だけで終わるのだったらもういいやという感じだが、物語が進展して行くなら読みたい。

  • 長野まゆみワールドへの入り口でした

  • 長野まゆみ独特の世界観。
    鮮やかな青の描写と精神の世界。
    一発ではわかりにくいけど、読み込むたびに面白みが伝わってくる。
    大好きな一冊。

  • 長野さんの独特な世界です。
    何回読み直してもわけ分からんくなります。
    でも凄く好きな作品なんです。
    理解できるようになりたーい

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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