法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる (光文社新書 430)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035334

感想・レビュー・書評

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  • 経営者の苦労がわかる本。なんだか国はあの手この手で企業から法人税を取ろうとしているようかに見える。江戸時代の五公五民よりもひどいケースもある。特に大企業いじめがひどいように思われ、逃げ出されないうちにもう少しわかりやすいものに変え、負担を軽減しないとまずいのでは……と、会計の素人でも思った。

  • 新書による法人税のプチ勉強終わり。会計上の収益・費用の概念と法人税上の益金・損金の概念の違いをざっくりと掴めた。

  • ”会社のお金のすべてがわかる”は言い過ぎ。著者自身はあとがきで、「法人税嗅覚をとぎすます一助になれば」と言っている。まぁ、本を売る為には、大げさなタイトルは仕方ないか。

    読んで思ったことは、「節税対策」なんて無いんだな、ということ。また「宗教法人は税金払わなくていい」とか「節税対策のために社長はベンツ買う」とか、巷でよく言われている事には誤解が多いとわかった。

    著者の考える節税とは、
    1) 課税の繰延でなく
    2)会社が余計な支出をせずに
    3) 会社の損益計算書にも損失が計上されない
    ものと定義している。これには全く同意。
    これに合致するものとして自己株式の売買が紹介されている。率直な感想として、これもそんな頻繁に使えるということはないだろう。やっぱり、法人税の節税なんて考えても仕方が無いと思った。

    とは思いつつも、本書には知らないと損をすることがたくさんあるのもまた事実。交際費は一人五千円までしか損金参入されず、その書類も残さなければならない、なんていうのは良い例だろう。著者が最後に指摘したように、皆が法人税嗅覚を高めて、地道に節税できるネタを探してことが大事なのかな、と思った。

    所々で著者が、日本の法人税の制度の不備に対する憤りを見せてくれる行では、全くその通り!と思うしか無い。
    (例; いっそ法人税を40%に引き上げて、市民税などは廃止。国が地方交付税交付金のかたちでお金を地方へ振り分ける)

  • 世界一易しいサラリーマン向け法人税入門書とあるが、全くの初心者には馴染みにくいかも。内容的には可も無く不可も無くといった感じ。

  • 接待費と会議費(5,000円以下)の区別の理由、
    節税行為で実際役立つものはあまりないこと、
    法人税の理不尽さ、負担の大きさはわかったけど、

    まだ、会社のお金のすべてがわかった気はしませんでした。

    これから実務積んで行ったら、また読んでみようと思います。

  • これは読んでおいて良かった。法人税制はいろいろな問題がある。景気対策の一環として単なる法人税減税だけではなく、会計制度との乖離をなくし、企業の負担を減らす事が必要だと思う。特に費消したものが資産と見なされることで収益と見なされ、企業が実際に利益を上げていないのに法人税を徴収されて、資金繰りが悪化するという悪循環をなくせば企業の活動がもっと活発になるのではないだろうか。角を矯めて牛を殺すような状態が現在の税制であるといえよう。また一般に言われている節税対策がほとんど意味がないことも分かった。非常に為になる一冊。

  • 法人税というテーマにも関わらず、非常に読みやすく、分かりやすく読めました。
    「会社のお金のすべてがわかる」かは疑問ですが、なんとなくわかった気がします。

  • 法人税をわかりやすく、様々な視点から世の中に実際に起こっていることを例にしながら書かれている。
    おもしろいし、読みやすく、とても勉強になった。
    法人税を減らす方法なども、少しだけ触れられている。

  • 朝の休憩タイピングってことで・・・w

    この本も読んでたのでご紹介。

    すべてはわからないです、ハイ。
    経済学になるのかな〜

    イヤ、税金に関しての知識のベースか実際に会社運営した
    人じゃないとわからないかな?!

    1回読んだくらいじゃ〜わからない!!

    というか少なくとも自分「は」でも
    わかる人はすっとわかるんじゃないかなくらいです。

    こういう感じになると
    ほんと俺ってまだまだと思います。



    ※これは良い事だとおもいますけどw
    俺、もしくは私→完璧と思った時点で成長は止まる
    ニアイコール人生オワタ

    とにかく!!会社運営している人、役員、社長…ETC
    できれば社員もw※理解させた方が仕事たのしくなるかも?!

    税金の隙間みたいなこともちょろっと書いてあったので
    読んでみてください。

    もう一度再読して、専門用語とかも結構出てたりするので
    それ調べながら読んで見ようと思います。

    是非、殆どの「人」が社会人←→会社に関わっているので
    知識として持っておくのはアリだと思いました。

    モハメド

  • 日本の法人税がどのようなお金を対象に課税されるのか、どうすれば無駄な法人税を支払わなくてよいかがわかります。
    今まで、税金対策だと思っていたものが、長期期間で見れば効果がないものが多いのだなと感じました。
    税理士の仕事の範疇のことではありますが、キャッシュフローを知る上では読んでおいたほうがよい一冊です。

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