ニッポンの書評 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 699
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036195

感想・レビュー・書評

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  • 頼っている割には、あまり考えたことがなかった、書評という仕事。ちょっとお近づきになれた気がする。
    小説を読者へ届けるための文章。それも、その小説だけでなく、その小説をとりまく小説たちも一緒に届けてくれる。なんだか、愛情を感じてしまった。

  • 途中まで読んで、図書館に返却。
    機会があったらまた借りて読んでみよう。

    何気なく目にする書評だけれど、いろんな事情や書き手の苦労があるんだなぁと思った。
    小説を書くのもすごいことだけれど、“よい書評”を書くのもものすごい才能と努力がいる。

  • 書評家、豊崎由美の書評にたいする本気を得意の好戦的な態度で見せつけてくる。何かに掛けてる人は素晴らしい

  • この本はプロ書評家、豊崎氏が”書評道”を追求した本である。今日、我々はあらゆるメディアを通じて書評を目にする。雑誌、新聞、ブログ、書籍、ラジオ、テレビ・・・もはや読み手よりも書き手が多いのでは?と言われるほどだ。書評家が溢れかえる中、著者が自身のレゾンデトール(存在意義)を問うべく、様々な観点から書評に対する考察をし、「書評はどうあるべきか」について激白している。

    この本の最大のウリは、ちまたに溢れる書評を勝手に”切りまくっている”点だろう。

    (書評全文は、こちら↓)
    http://ryosuke-katsumata.blogspot.com/2011/08/blog-post_05.html

  • 楽しく読みました。
    パンピーの私でも覚悟を持って読んだ本のレビューを書きたいと思います。
    好きで書いてるんだから、無料でも結構です。

  • 実は、本を買う時は書評をあまり当てにしない。それは紹介者による批評がどこかにあるんじゃないかと察してしまうからなのだが、トヨザキ社長曰くそれはどうも「否」であるらしい。あくまで客観的に、読み手に向かって適切な字数で語ることは、まさに論理的な文章を書くには良きレッスンとなる。平凡な感想文から論理的な書評を書けるような読解力と表現力が、ワタシも欲しいものである。

  • う~ん.....基本、本好きなら興味を持って楽しめる本である。
    ただ、書評ブロガーやAmazonのカスタマーレビューに対しての、かなり辛辣な姿勢が気になった。
    もともと攻撃的な物言が豊崎氏のウリなのだろうが、それをそこに向けなくても....という感じである。
    プロなんだから、一段高いところから、諭すような書き方をしたほうが、ここは上品だったのではと思うと、残念である。
    .....っていうか、ネットに数多ある素人の書評に限らず、ネット上の情報なんて玉石混交で、それを取捨選択する能力 ≒ ネットリテラシーな訳で、その「石」に対して豊崎氏ともあろう方が喧嘩売らなくても....と思う。
    まぁ、そういうところも含めて彼女のキャラなのだろうが....(´・ω・`)

  • 書評論って面白いですね。何気なく読んでいる新聞の書評も、もう少し真剣に読んでみようと思います。

  • 豊崎さんの書評に対する考えも分かりやすく書かれており、参考になる一冊。書評なのか批判なのかハッキリしない自分のあいまいな感想を猛省。

  • プロの書評家の辛口コメントの他に書評ブロガーへの苦言も呈していて、そのストレートな物言いに好感が持てました。

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著者プロフィール

1961年生まれ。書評家、ライター。「GINZA」「TVBros.」「共同通信」などで書評を多数掲載。主な著書に『ニッポンの書評』、大森望との共著に『文学賞メッタ斬り!』など。

「2017年 『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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