神を見た犬 (光文社古典新訳文庫 Aフ 2-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751272

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  • ◎「コロンブレ」「アインシュタインとの約束」「マジシャン」
    ○「天地創造」「七階」「神を見た犬」「呪われた背広」「驕らぬ心」

  • いろんなアイディアがつまった、魅力的なSF短編集。表題作の『神を見た犬』と『戦艦《死》』が特に秀逸。

    ただ、オチがよく分からないものもままあったので星4つ。

  •  七階から一階に降りるスピードの速さ

  • 「哀しきユーモア」あるいは「シニカルな笑い」とでも言うべきか。人間たちの愚かさを憎めない形でうまく描きながら、神や聖人もまた愛嬌のある存在にしている。上質の二十二話をしっかり堪能させてもらい、大満足。

  • レーヴィの短編に比べると全体的に若干シリアス。ツボにはまる作品があったり、毛嫌いしてしまいそうな作品があったり、というように、この 『神を見た犬』 の編集は統一性が欠けているように思える。関口英子訳はとても素敵だと思うけど、ロダーリのイメージが強くてどうかと思うし、短編集からいくつか作品を取り上げて新たに短編集を編むというのもどうかと思う。原文で 「七階」 を読んだ時はもっとドキドキしたけどなあ。

  • 幻想的な短編に薄暗くて痛切な悲しみがある。

  • ヨーロッパのヴォネガットというような、ダリの絵の世界が文学で表現されたというような。

  • 購入。読了

  • 強迫観念とか焦燥感を表現した短編集。
    うまい話も多い。

  • 読んでる最中も、読んだあとも、頭のなかにべったり何かが残る。
    おとぎばなしみたいな短編集。

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著者プロフィール

1906年、北イタリアの小都市ベッルーノに生まれる。ミラノ大学卒業後、大手新聞社「コッリエーレ・デッラ・セーラ」に勤め、記者・編集者として活躍するかたわら小説や戯曲を書き、生の不条理な状況や現実世界の背後に潜む神秘や謎を幻想的・寓意的な手法で表現した。現代イタリア文学を代表する作家の一人であると同時に、画才にも恵まれ、絵画作品も数多く残している。長篇『タタール人の砂漠』、『ある愛』、短篇集『七人の使者』、『六十物語』などの小説作品のほか、絵とテクストから成る作品として、『シチリアを征服したクマ王国の物語』、『絵物語』、『劇画詩』、『モレル谷の奇蹟』がある。1972年、ミラノで亡くなる。

「2022年 『ババウ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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