- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334751364
感想・レビュー・書評
-
著者が何を伝えたかったのか分からないから読後は悶々とする。でも色んな解釈ができるから面白いのかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新訳だろうとやっぱりカフカはよく分からない。
グレーゴルを見ていると、虚しくなる。 -
変身について。
コメディ、として読み解くのも一興かと。
朝起きると毒虫になっていた。
家族の話していることばは理解できるが、自分のことばが通じない。
かつて好きだった食べ物が美味しくなくなった。
壁や天井を這いずり回るのが楽しくなってきた。
妹や母親が部屋に来るときはソファの下に隠れた。
父親に忌諱されてりんごを投げつけられ、それがめり込んで腐っていった。
ごっつええ感じのコントのよう!
家族。自己同一性。悲哀。多様な解釈が可能と思うが、
あまり重く受け止めすぎると、迷宮にはまる気がする。
その位、理から脱却した自由な作品。 -
ちょっと読みやすくなったカフカ。
カフカ読みやすくしてどうするんだろうね。
まぁ読みやすくなっても、分からない内容の物は分からない。
まだまだ修行が足りないです。
判決は純粋に不条理を楽しめば良かったのだろうか。 -
ただ、新訳過ぎて違和感を感じるのも事実。あくまで書かれた時代は変わらないのだから…。旧訳と比較して読むべき。
-
「変身」がまさかこんな話とは思わなかった……。主人公が可哀相なのにむしろ滑稽にすら見える。
-
舞台を観るために読んだ。
とても読みやすい。
判決…わからない。
変身…家族の気持ちや行動が自分の中にあるものと重なって痛みを感じた。正論すぎて泣くこともできない。
アカデミーで報告する…おもしろい。
掟の前で…おもしろい。
泣くでもなく、笑うでもなく、これがカフカなんだなぁと思った。 -
文末の解説も面白かった。
-
読みやすい。
難しくはない。
けど、分からない笑。
2010/3/17 -
池澤夏樹氏がメルマガで「「虫」の代わりに「鬱病」という言葉を入れたら、今やそんな話はどこにでもある。」という指摘をされたのを見て、本書が名作と言われる所以が少し理解できた気がしました。