アンと青春

著者 :
  • 光文社
3.81
  • (186)
  • (441)
  • (287)
  • (33)
  • (3)
本棚登録 : 2652
感想 : 398
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910846

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 和菓子のうんちくと人間模様…
    なんかどれもとってつけたような感じもするけど

    これまだ続くね

  • 市図書館にて。

  • 2017.06.12 読了。

    図書館にて。

  • 『和菓子のアン』続編。
    勉強も苦手、見た目ぽっちゃりで食べることが大好きな杏子が、デパ地下の和菓子店でアルバイト店員として働く日々の中で出会った、和菓子がカギになる謎ときミステリ連作集。


    今作は、お仕事小説のニュアンスが少し強くなった感じ。青春というからには、少し甘酸っぱいのはいい。でも、ちょっと薀蓄が多すぎたような。

    アンちゃんが、ちょっと可哀想なくらいくよくよして、時にマイナス思考に陥ったりするけれど、やっぱり美味しい食べ物が何よりの薬。
    師匠、もっとアンちゃんをほめてほめて、自信を付けさせて下さい!

    そして、立花くん。
    自分の容姿に自信がない女子は、異性に、しかもイケメンに好かれるなんてことがまず信じられないので、気持がなかなか伝わりにくいのですよ。頑張れ!
    次作では、アンちゃんの恋物語が読めるかな?

  • 「和菓子のアン」の続編だから、登場人物は前回と同じく、そして1話完結で読みやすい。
    和菓子に関する知識もふんだんに盛り込まれて、季節感や人間関係も様々で読んでいて楽しい。
    アンちゃんの人柄の良さ、その周りの職場の人たちも温かい人で、読んでいてほっこりする。
    何気ない一言や、しぐさから相手の違和感を感じ取り、問題を少し解消する日常ミステリ。
    面白かった!

  • あんちゃんの続編。今回は和菓子の京都や金沢がでてきてちょっとおいしそう笑

    そして、仕事をやっていく上での心がけとかいろいろとあっていいですね。

  • アンちゃん続編待っていました~!
    前作ですっかりファンになってしまい早く読みたくてウズウズしていました。

    店長の「休むのも仕事のうち」って言葉が印象的。
    クタクタに働いてそれを評価されたりする時代だけどそんな言葉かけてくれるお店ってなかなか無いと思う。

    今作はバイトの立場を悩んだり、恋愛もあったり(本人は全く気付いてないのがかわいい)青春だなぁ~
    立花さんが軽く嫉妬しちゃったりしてますます目が離せない二人になりました。
    ぜひともその後の二人がみたいです!!

  • 色々な業界の隠語とか勉強になることが沢山ある。人との関係もそう。
    和菓子っていいなあって思うんだけど、やはり敷居が高いというかじゃあどこで買えるのってなってしまう。おまんじゅうくらいなら食べてみようかな
    乙女の立花さん可愛いよねー!

  • アン、かわええ…
    超いい子過ぎてな…和菓子が食べたくなる。
    旅まくらが懐かしいわ〜 久々に銘菓詰め合わせが食べたい✨

  • 第一作目よりはこちらの方が好きでした。

  • アンちゃん、かわいすぎ。
    ぷにぷにしたくなる。
    あぁ、身近に和菓子屋さんがあったら…と思う。

    食べ物の出てくる(そして美味しそうな描写)話は、たまりません。

  • 待ってたぜ!続編!待ってたぜ!アンちゃん!
    今回は、将来のコトとか人間関係とかいろいろ悩むアンちゃんが多かった。
    アルバイトと社員の違いっていうか、宙ぶらりんな感じはなんとなく分かる。でも、宙ぶらりんであっても、生きていくためにまずは働かなくちゃいけないし。
    あと、学歴というかキャリア?積み重ねの違いで引け目を感じてしまう気持ち。自分の職場には、タメだけど勤務年数からしたら先輩て人がいるけど、時々「どう思ってるんだろ?」って思う時がある。向こうは全然普通に後輩として接してくれるけど。
    まー、なんだかんだ学歴だの雇用形態の違いだの考えたって、結局働いてる時にはそんなの全然意識しないんだろうし、実際意識してないけど。

    立花君の冷たい態度もかわいいなとか思ってしまった。うーん青春。アンちゃんと立花君はこのくらいの距離感がちょうどいい。いちゃいちゃしない、仲良い関係。それでもって、お菓子を楽しく食べられる関係。

  • アンちゃんに癒される。
    あー、続きが読みたい。
    和菓子食べたい。あんこ、食べたい。

  • ああ、アンちゃんに、会いたい。。
    まだ一日しかたっていないけど、読んでいる間、シアワセだった。

  • まさか第2弾が出るとは知らなかったから、嬉しい驚きだった。

    和菓子や食べ物にまつわる謎を解きながら、思い悩み、成長していくアンちゃんの姿が、とても可愛らしくて、元気をもらえる。

    ストーリーが気になって、せっかくの和菓子の知識を覚えていられないので、また再読したいなぁ。

    甘酒屋の荷は、どうなるのかな?

    甘いもやもやした余韻を残しつつ、おいしく読ませていただきました。

  • おしごとについて色々考える本だったな~

    にしても、杏ちゃんいい子。

  • 『空の春告鳥』は『和菓子のアンソロジー』で既読でした。アルバイトという今の立場や自分の知識のなさにもどかしい想いをするアンちゃんが、微笑ましかった。前作からのキャラも健在、今回新たに柏木君も加わり、また続編が出そうな話の流れになっているのが楽しみ。頑張れ、乙女の立花君!作中に出てくる放射線量のことは、気にする人は気になるんだろうなあ……私は現在流通しているものについては、一応信頼して購入しているけど……。今の日本では差別やいじめという問題にもなってきているのが、ただ悲しい。

  • おいしそうなたべものの表現。甘い和菓子とビターな謎解き。社会問題てきなところにも踏み込んで。

    C0093

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出予約著書の一冊。昨年夏に貸出予約・シリーズ続編。

    *前作・既読:2010年(ブクログ登録前=別口で記録していたのをそのまま登録)~現在、文庫本発刊中~

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4334927068

    ◇目次

    ○空の春告鳥

    ○女子の節句

    ○男子のセック

    ○甘いお荷物

    ○秋の道行き

    ○あとがき

    〈物語そのものに「現実的要素」と「リアリティに近い生々しさ」が極めて高かったこと〉

    実在する和菓子にまつわる幾つかの某都市での

    〈懐深い歴史観が漂う『独特の和菓子』に込められた『季節感のある味わい深さ』〉

    〈デパ地下で見え隠れする『「あらゆる境遇を抱えるお客様」を通しての「それぞれの人間像」』〉

    〈デパ地下での接客を通じ、主人公が、不器用かつ小さなつまずきがありながらも、一歩一歩確実に成長する姿、しっかりと見守りサポートする「周りのスタッフの人達のそれぞれの目線」〉

    〈デパ地下でしかない数々の舞台裏〉

    これらの要素が詰まった作風を追いかけているうちに、不思議と

    『デパ地下→主人公の旅行先→某都市…→デパ地下…』

    といった感じで旅をしてるかのような感覚を覚えながら読み進めていました。

    表舞台では決して見えない

    『和菓子にしかない深淵たる極み』

    改めてこの著書を通して、つくづく感じ得ることができました。

  • 相変わらずほのぼの、ふんわりな一冊。
    主人公が悩む場面もあるけれど、学生あるあるなファンシーな悩みですよ。わかるけれどまだぬるいっすよ、アンちゃん。


    前回の自分はは謎解きを期待してがっかりしていたようですが、今回は何も考えずにさらっと読みました。登場人物も優しいし、ふわーっと流し読みできます。


    和菓子って深いなあ、と思います。言葉の意味も素敵です。


    そして結局、青春ですね。はい。

全398件中 201 - 220件を表示

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂木司の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
坂木 司
辻村 深月
宮下奈都
恩田 陸
辻村 深月
坂木司
坂木 司
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×