ノーマンズランド

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911928

感想・レビュー・書評

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  • ■ 2101.
    〈読破期間〉
    2021/1/3~2021/1/6

  • 姫川玲子シリーズ第九弾。

    青春純愛小説の様な始まりから急展開、極めて深刻な経緯を辿るライン、姫川が登場し、早期解決の殺人事件と思いきや、複雑な話に入り込んでいくライン、勝俣が登場し、今ひとつよく分からないラインの3つが中盤から終盤に向けて複雑に絡み合い、ラストでは一つに収束して納得のエンディングを迎える作品の構成は見事としか言いようがない。
    また思わず見落としてしまう伏線が決定的な事実を証明するものとして回収される面白さ。
    拷問の場面は想像するだに悍ましい描写には引き込まれてしまった。
    今後シリーズの常連になりそうな検事の登場も興味津々。

  • 姫川玲子シリーズ第9弾。
    今回は拉致問題など政治色が強めだったように感じたがサクサク読めました。
    姫川と新キャラさんの関係も気になる、
    続編に期待。

  • 玲子は少しずつ、立ち直っていけば良いよ。一人じゃないよ。仲間がいるよ。今回の終わり、ちょっと気がかりだけどね…。

  • 姫川玲子シリーズ

    スピード感がすごい。

    誉田作品は、暴力シーンがグロクて
    読むに堪えない場合があるが、
    いつも凄いと思ってしまう。

  • 最後は切ないが、最初から最後までスラスラと読めた。
    少しグロい。

  • 姫川シリーズ第8弾。第1章の1は序章で高校生の頃の話を独白する男性の話で進む。で?とすすめた第1章の2で「姫川玲子は、」と出てきて。キタキタ!と嬉しくなった。登場の仕方よい。
    一気読みした。
    林さんを失ってしまったけど、もと姫川班のメンバーが少しずつ出てきたのはよかった。日下さんといい距離になってきているのも面白い。

  • 姫川玲子シリーズ、やっぱり面白い。
    北朝鮮の拉致問題や憲法改正など政治的な要素が全面に出ていてもストーリー展開でこんなに引きこまれてしまう。
    人を探し続ける、待ち続けることは途方もないことだしそれが20年間も。残虐な拷問シーンに繋がっていくのだろうけど虚しかったなぁ。怒りの矛先のやり場のなさが伝わってくる。

    シリーズものの楽しさは慣れ親しんだ人達の成長であったり、変化や絡みであったり。
    勝又さんの意外な過去にびっくりして妙に納得したり塩見検事の登場で物語にスパイスが加わって恋の予感も。だけど何となくすぐにいなくなってしまうのではと危惧してしまう。次回作早くでないかなぁ。

  • 憲法改正議論をする人って、この本を読んでるのかな

  • 姫川玲子シリーズは大好きなシリーズです。

著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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