本日、サービスデー

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 413
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926502

感想・レビュー・書評

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  • 朱川さんなので、ちょっとビクビクしながら読んだが、どれも読後感が良いものばかりだった(東京しあわせクラブは除く)。
    表題作と、蒼い岸辺が好きかなあ。
    つい自分だったらどうかなあと思ってしまう2作品。

  • コミカルだけど軽くはなく、でも軽やか。わかります?この感じ。
    性別や年齢様々、悩みの軽重もさまざまだけどそれぞれ悩んでる。その悩みに差し込む人外の気配のする不思議な現象。この作者得意の超常的な現象を真ん中に置いた妙にほのぼのした短編達。やはり好きだなこの作者。

  • もし鏡の奥から現れたセクシーな悪魔に「今日あなたサービスデーですよ」と言われたら。そのサービスデーには、どんな願い事もかなうといわれたら、どうするでしょうか。

    彼は天使と悪魔にそそのかされながら、些細な幸福を願っていく。なのにちょっと、ほんのちょっと魔がさして「上司が乗った飛行機が墜ちればいい」と願ってしまう。

    最後はハッピーエンドだったので良かったです。
    天使も悪魔も神様もとってもユーモラスで面白い。

    ほかに収録されているものは、右手だけの幽霊だったり、事件などにまつわるちょっと怖いものを集める会の話だったり、なかなか面白かったです。

    手首だけのるり子、うちにも来てくれないかな。
    顔はマニア好みらしいけど。

  • 世界中の人間には、それぞれに一日だけ、すべての願いが叶う日がある。それが、サービスデー。神様が与えてくれた、特別な一日。本来は教えてもらえないその日を、思いがけず知ることになったら。

  • 本日、サービスデー
    東京幸せクラブ
    あおぞら怪談
    気合い入門
    青い岸辺にて

    どれもよかった〜〜あと味が悪い話なんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、そんなこともなく!おもしろかった!あおぞら怪談と蒼い岸辺にて、が特によかった〜

  • 短編集。
    ちと不思議でほっこりで怖い、朱川さんらしい作品5篇。

    表題作が好きかな。

  • 2009年読了。

  • (308P)

  • #読了。短編集。軽いホラーとコメディ。表題作の「本日、サービスデー」を読むと、自分なら(笑)とちょっと真面目に考えてしまう人も多いのでは。

  • タイトルと同じ「本日、サービスデー」がなかなかよかった。こんな日があるのなら私は知りたいかな~笑

    「東京しあわせクラブ」は、ちょいといやなかんじでした。こんなクラブは終わった後に感じるのかもしれないけれども・・・・。

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著者プロフィール

朱川湊人
昭和38年1月7日生まれ。出版社勤務をへて著述業。平成14年「フクロウ男」でオール読物推理小説新人賞。15年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞。17年大阪の少年を主人公にした短編集「花まんま」で直木賞を受賞。大阪出身。慶大卒。作品はほかに「都市伝説セピア」「さよならの空」「いっぺんさん」など多数。

「2021年 『時間色のリリィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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