最後の家族

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 406
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344001213

感想・レビュー・書評

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  • 美大出身じゃあねえ。

  • この小説のテーマは「自立」なのだと、彼のエッセイをよく読む私は解釈します。ひきこもりやリストラといった現代社会が抱える問題は確かに物語が進んで行く中での重要なファクターですが、家族の互いが自立すること、それができなければ決して健全な家族には成り得ないこと。恋愛だけでなく、家族においても村上さんは「自立」が必要だと主張しているように感じました。

  • リストラにおびえる夫・若い男性と密会を重ねる妻・ひきこもって家庭内暴力を繰り返す息子・家族に内緒で10才以上年上の男性と交際する娘。

    4人それぞれの視点から現在社会の家族が抱える問題を描く。

    家族って何か?
    家族の幸せとは?

    簡単そうで難しいこの問いの答えの一つを内山家は見せてくれます。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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