21twenty one

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 396
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344015296

感想・レビュー・書評

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  • 重たいテーマでもさらっと書けるのがすごい。
    でもどの作品にも共通するのが『郷愁』なのかな。

  • 21人のクラスメートのうち、1人が自殺した。その理由を巡るお話。何年経っても絶対に戻れる場所があるというのはとてもうらやましい。
    2008/10/27

  • 21世紀に21歳になる、21人の仲間。
    25歳になって、思い出の教室で一人が自殺をする。
    それぞれの思い。
    小路さんは「カレンダーボーイ」がすごくよかったので、比べるとちょっと残念な感じ。
    どうしても自殺の理由が私には・・・・・。

  • とくになし。最近読みすぎてるな。矛先を変えようっと。

  • 『モーニング』と似た(対?)テイストですが、こういう色んな人物が語ることによって、核になるものが浮かび上がってくる手法は大好きです。でもラストはもっと衝撃的な事実があるのかと思っていたので、やや拍子抜けはしました。(2008.08.02読了)

  • 21世紀に、21歳になる、クラスメート21人。
    「21」の符号で結ばれ、25歳になった今も仲の良いかつての同級生たち。そのうちの一人、半沢晶が自殺をした。
    通夜の準備を進めながら、かつての21人はそれぞれ考える。
    原因は何か、彼を死に追いやったのは自分ではないのか・・・・。
    中学生の頃と違い、ただ仲がいいだけではいられない。かなわない夢、届かない愛情、諦めなくてはならないものがある。
    それぞれが晶への後悔と思慕を抱き、通夜のあと、廃校となった懐かしい教室で、20人は彼の死の答を見出だそうとする。
    亡くしたかつての友人、それを偲びつつ理由を探るミステリー、ということで『モーニング』を彷彿とさせる。ちょっと綺麗過ぎるむきもあるけれど、小路幸也らしい寂しくも優しい物語だ。

  • 21世紀に21歳になる21人。そんな絆で結ばれた中学校のクラスメイトたち。しかしその中の一人が自ら命を絶ったことから、その関係を顧みることになる。
    自殺の理由は?そんな謎解きめいたことから物語は進んでいくが、だんだんと明るみになることは、多くの人物が彼を頼り、支えられていたということ。そして皆自殺の原因は自分にあると思っている。
    本当の真実は?・・・正直オチとしては弱かった気もする。でもそんな周りから見れば些細なことでも、本人にとっては重要で一概にそんなことで、とは言えないかもしれない。人が抱える弱さというものに考えさせられた1冊でした。

  • これはもう反則としかいいようがありません。こんなお話を紡ぎ出す人の頭の中がどうなっているのか、かち割ってみてみたい気分です(笑。

    この所ハズレ続きでたまっていたフラストレーションが一気に弾け飛びました。こういう事があるから読書はやめられないんですね。

  • 生きていく中で自殺したくなるほど辛い事もあるだろうだけど でも 生きていれば生きてなければ幸せは味わえない。
    21人+先生の絆で結ばれた物語 てことは22 いあやっぱ21だな

  • な、泣く…。(しかし正直「モーニング」と被るなと思った冒頭)
    「21世紀に21歳になる21人の仲間」。自分も人数の少ない学校にいっていたので感覚は分かりますが、ここまで仲良しではなかったので素直に羨ましい。
    それぞれの視点で語られる『晶』の死が切なかったです。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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