のうだま: やる気の秘密

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344015951

感想・レビュー・書評

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  • これはマンガだ。脳の原理を説明する心理学のマンガ。脳にある淡蒼玉(たんそうきゅう)というやる気の元となる器官をどうやってやる気させるか、という原理を解き明かしてくれる一冊。三日坊主は人間の性、そして続けるための工夫はすべて淡蒼玉へ影響を及ぼすための工夫なのだ。

  • やる気の秘密。のうだまってなんだろうと思ったら、淡蒼球という脳の部位のことだった。ここを活性化させる=やる気の活性化らしい。
    行動を習慣づけるコツがいろいろ紹介されているけど、「面倒臭さ」も馴化する、というのは知らなかった。面倒臭くなっても続けていれば、その面倒臭さがマヒするそう。続けていればマヒするのか~と思った(いつも手前で諦めてた気がする)。
    この本、思ったより興味深い内容だった。

  • 2013年9月29日読了。

  • 著者名 上大岡トメ著 池谷裕二著
    出版社 東京 幻冬舎
    出版年月 2008.12

    ■からくり編1のまとめ
    ・脳は、もともとあきっぽくできている。三日坊主は生きていくために、脳がマンネリ化させるために起きる。
    ・やる気は、じっとしていても出てこない。カラダを動かして、初めて出てくる。
    ・やる気が出るのは、「淡蒼球」という脳の部位。活動が活発になると、やる気も高まる。
    ・淡蒼球は自分の意思では動かせないが、連動する4つのスイッチは自分の意思で動かすことができる。そのスイッチを入れることで淡蒼球を活性化させる。それが続けるコツ。


    ■からくり編2のまとめ
     淡蒼球を活発に動かす、4つのスイッチ
    ●スイッチ B(Body カラダを動かす)
     ・カラダを動かすことで、入るスイッチ
     ・やる気がないときこそ、出かけてみる。
    ●スイッチ E(Experience いつもと違うことをする)
     ・いつもと違う場所に行ったり、違うことをすることで入るスイッチ。
     ・脳は新しいこともすぐマンネリ化させるので、目線を変えてちょっとでも違うことをしてみると効果的。気分転換をしてみる。
    ●スイッチ R(Reward ご褒美を与える)
     ・ご褒美を用意することで入るスイッチ。
     ・キモチいいことで刺激される「テグメンタ」は強いパワーを持っていて、続けることの原動力となる。
    ●スイッチ I(Ideomotor)
     ・なりきることによって入るスイッチ。
     ・思い込みが強いほど、脳はだまされやすくその気になる。


    ■やってみよう編
    ・まずは20回、続けよう!
     はじめの目標は、小さめに。焦らない、焦らない。それができたら、どんどん大きくしましょう。
     とにかく今の自分の「やろう!」というキモチを、文字にしておこう。
     次は、ご褒美を用意しよう。ご褒美を作る回数、タイミングは自分なりに。
     やる気が落ちかけたら、すぐ刺激。
    ・01 最初の目標は小さくする
     「まずは、20回続けよう」
    ・02 腹八分目でやる
     楽しくてやりたくてしょうがないときこそ、ブレーキをかけて腹八分目にしましょう。そうしたら、次は凄く集中できます。
     「次回が待ち遠しくなる」
    ・03 ご褒美を用意する
     ご褒美は、すぐ見える場所においておくと効果大。
     でも、ご褒美も多すぎないようにさじ加減が大切。
     「ご褒美をゲットしたときの自分を想像しよう」
    ・04 同じ時間にやる
     「体内時計に覚えてもらう」
    ・05 カタチから入る
     「なりきったもん勝ち」
    ・06 図々しい妄想をする
     「下心だって立派なモチベーション」
    ・07 友達を巻き込む
     「一人より二人」
    ・08 ほめてくれる人を、用意する
     「認めてくれる人がいると、やる気が出る」
    ・09 続かなくて当たり前と思う
     絶対に脳が途中でマンネリ化させてあきるように仕向けてくる。
    自分が悪いんじゃない、続かないのが当たり前。そう分かっていたら、「めんどくさ、やめたいなあ」という感情がきても動揺しませんよね。「しめしめ、きたきた、このキモチが」くらいに思えます。
     そしたらチャンス。そこを乗り越えたら、次に行けるんですから。
     「みんなが当たる壁を、乗り越えよう」
    ・10 身銭を切る
     「もとを取り返す」も、モチベーション
    ・11 今、やっている習慣にドッキング
     新しいことを始めよう!と思ったはいいけど、それまでの生活に定着させるのは決して簡単ではないです。できることなら、今やっている週間にドッキングさせちゃいましょう。
     「『絶対にやること』にくっつければ、巻き込める」
    ・12 人前でやってみる
     「『恥』が次の目標を決める」
    ・13 気が乗らなくても、とにかくその場に行く
     行くときはすごくおっくで気が乗らなくても、終わった後は「やっぱり来て良かった」と必ず思うはずです。
     「雰囲気に呑まれよう」
    ・14 移動中にやる
     「『持ち歩きセット』を、つくろう」
    ・15 誰かを喜ばすためにやる
      自分のしていることが喜びのタネにつながっているかも、と思ってもう少し続けよう。
     「誰かのためだと、もう少し頑張れる」
    ・16 はじめのキモチを思い出す
     「やめようかな」と思ったときは、最初のキモチを思い出そう。なんで始めようと思ったのか?そして自問自答してみよう。
     「はじめのキモチは、後々救急箱になる」

  • 週に1~2回はジムで運動することにしているが、仕事と家事を終えてから夜、ジムで運動すると、動きすぎかな?エネルギーを使いすぎかな?と躊躇する気持ちがあった。

    というのも、人間の体というものは、疲れて「やる気」がない時は、じっと体を休める必要があり、それにより、自然とエネルギーが溜まり、そのうち勝手に「やる気」が出てくると信じていたからで、だから、仕事から帰って、家事を片づけたら、ごろごろ横になってテレビを見たり、本を読んだりして、静かに体を休める方がいいんだと思っていた。

    ところが、「「やる気」はいくら待っても出てこない。カラダを動かして初めて出てくる」ということをこの本で学び、そうか!そうか!ジムで定期的に運動する方が「やる気」にあふれたエネルギッシュな体になれるんだ!と目からウロコ☆

    確かに、ジムに通って定期的に運動し始めた頃から、「やる気」も「バイタリティ」も急激にアップしている!活動的になると脳も活性化されるんだな~、これからも週2を目標にジムで運動をつづけるぞ!と思わせて頂いた。

    P138~140
    「結果はすぐに出なくても
     自分の意思で続けることは自身になるんです
     自分を信じて進めば結果はいつか出る
     続けるってやっぱり大切なこと
     あきてやめちゃうのも人間
     めんどくささに慣れるのも人間
     淡蒼球はいつだって自分の頭の中にある
     使わないと もったいないよね!!
     目指せ!!あおだまつかい!!」

    イラストがとても可愛くてほのぼのしていて、文章もやわらかくコミカル。
    脳科学の用語や理論もす~~~っと入ってきます。

  • やる気の秘訣。
    ・とりあえずやってみる(体を動かす)
    ・憧れの人になりきる
    ・カタチから入る
    ・周りの人を巻き込む
    やる気がなくてもやりだすとそのままスムーズに行くのはこういう原理だったのか。

  • マンネリ化に伴う三日坊主への対策に(オカルトでない方の)脳科学の裏付けがあるから信頼出来そう。自分でも使えそうなスイッチから試していきたい。

  • のうだま=おでこのあたりにある淡蒼球のこと。活性化するとやる気が出る。
    意志の力で動かすことはできないが、以下の4つの方法で活性化することはできる(=脳を騙して活性化させる)

    B(Body)・・・体を動かす
    E(Experience)・・・新しい経験
    R(Reward)・・・ご褒美
    I(Ideomotor)・・・なりきる

    3日坊主はあたりまえ(馴化)。
    良い馴化(面倒だけど続けているうちに慣れる)と悪い馴化(楽しいけど続けていると飽きる)がある。

    <淡蒼球を動かすポイント>
    ・目標を書き出す(初心を忘れないように)
    ・20回続ける(毎日できなくてもよいが、間隔をあけるとハードルが高くなる)
    ・数回達成ごとにご褒美を設定する
    ・友達を巻き込む
    ・形から入る
    ・身銭を切る(少しやってみて、できそうだったらでもよい)

  • 海馬は社長
    重要事項(はじめてのこと)が海馬に行く
    普段と違うことをして海馬を刺激する

  • 脳は基本、3日坊主をするように出来ている。

    衝撃の事実です。
    が、確かに脳を誤魔化してやっている、という認識は
    ものすごくあります。
    そうして物事をやっているのは確かです。
    なるほど! と納得する事が大量。

    やる気というより、いかに自分を騙し
    持続性を出すか。
    これが一番の課題かと。

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著者プロフィール

上大岡トメ Tome Kamioooka
イラストレーター。ふくもの隊隊長。神社めぐりマニア。東京生まれ。東京理科大学で建築を学ぶ。現在は山口県在住。趣味はバレエとヨーガ。著書は『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』(幻冬舎文庫)、『のうだま1、2』(池谷裕二氏と共著 幻冬舎文庫)、『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎)など多数。ふくもの隊としての著書も多数あり。
新参の「ふくもの」が一気に増え、我が家の古参の「ふくもの」たちと一緒に縁起のいい学校ができそうです。

公式サイト「トメカミカメト」
http://tomekami.com/

「2021年 『【マイナビ文庫】日本のふくもの図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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