著者名 上大岡トメ著 池谷裕二著
出版社 東京 幻冬舎
出版年月 2008.12
■からくり編1のまとめ
・脳は、もともとあきっぽくできている。三日坊主は生きていくために、脳がマンネリ化させるために起きる。
・やる気は、じっとしていても出てこない。カラダを動かして、初めて出てくる。
・やる気が出るのは、「淡蒼球」という脳の部位。活動が活発になると、やる気も高まる。
・淡蒼球は自分の意思では動かせないが、連動する4つのスイッチは自分の意思で動かすことができる。そのスイッチを入れることで淡蒼球を活性化させる。それが続けるコツ。
■からくり編2のまとめ
淡蒼球を活発に動かす、4つのスイッチ
●スイッチ B(Body カラダを動かす)
・カラダを動かすことで、入るスイッチ
・やる気がないときこそ、出かけてみる。
●スイッチ E(Experience いつもと違うことをする)
・いつもと違う場所に行ったり、違うことをすることで入るスイッチ。
・脳は新しいこともすぐマンネリ化させるので、目線を変えてちょっとでも違うことをしてみると効果的。気分転換をしてみる。
●スイッチ R(Reward ご褒美を与える)
・ご褒美を用意することで入るスイッチ。
・キモチいいことで刺激される「テグメンタ」は強いパワーを持っていて、続けることの原動力となる。
●スイッチ I(Ideomotor)
・なりきることによって入るスイッチ。
・思い込みが強いほど、脳はだまされやすくその気になる。
■やってみよう編
・まずは20回、続けよう!
はじめの目標は、小さめに。焦らない、焦らない。それができたら、どんどん大きくしましょう。
とにかく今の自分の「やろう!」というキモチを、文字にしておこう。
次は、ご褒美を用意しよう。ご褒美を作る回数、タイミングは自分なりに。
やる気が落ちかけたら、すぐ刺激。
・01 最初の目標は小さくする
「まずは、20回続けよう」
・02 腹八分目でやる
楽しくてやりたくてしょうがないときこそ、ブレーキをかけて腹八分目にしましょう。そうしたら、次は凄く集中できます。
「次回が待ち遠しくなる」
・03 ご褒美を用意する
ご褒美は、すぐ見える場所においておくと効果大。
でも、ご褒美も多すぎないようにさじ加減が大切。
「ご褒美をゲットしたときの自分を想像しよう」
・04 同じ時間にやる
「体内時計に覚えてもらう」
・05 カタチから入る
「なりきったもん勝ち」
・06 図々しい妄想をする
「下心だって立派なモチベーション」
・07 友達を巻き込む
「一人より二人」
・08 ほめてくれる人を、用意する
「認めてくれる人がいると、やる気が出る」
・09 続かなくて当たり前と思う
絶対に脳が途中でマンネリ化させてあきるように仕向けてくる。
自分が悪いんじゃない、続かないのが当たり前。そう分かっていたら、「めんどくさ、やめたいなあ」という感情がきても動揺しませんよね。「しめしめ、きたきた、このキモチが」くらいに思えます。
そしたらチャンス。そこを乗り越えたら、次に行けるんですから。
「みんなが当たる壁を、乗り越えよう」
・10 身銭を切る
「もとを取り返す」も、モチベーション
・11 今、やっている習慣にドッキング
新しいことを始めよう!と思ったはいいけど、それまでの生活に定着させるのは決して簡単ではないです。できることなら、今やっている週間にドッキングさせちゃいましょう。
「『絶対にやること』にくっつければ、巻き込める」
・12 人前でやってみる
「『恥』が次の目標を決める」
・13 気が乗らなくても、とにかくその場に行く
行くときはすごくおっくで気が乗らなくても、終わった後は「やっぱり来て良かった」と必ず思うはずです。
「雰囲気に呑まれよう」
・14 移動中にやる
「『持ち歩きセット』を、つくろう」
・15 誰かを喜ばすためにやる
自分のしていることが喜びのタネにつながっているかも、と思ってもう少し続けよう。
「誰かのためだと、もう少し頑張れる」
・16 はじめのキモチを思い出す
「やめようかな」と思ったときは、最初のキモチを思い出そう。なんで始めようと思ったのか?そして自問自答してみよう。
「はじめのキモチは、後々救急箱になる」