ねえ、委員長

著者 : 市川拓司

• 幻冬舎 (2012年3月9日発売)

感想・レビュー・書評

[gakky1982さんの感想 · 2012年7月20日]

また電車乗れない主人公？みたいにどこかで読んだようなお話、そして主人公たち。入り込めず、残念。
your songだけは好きなお話。

[夏風 翼さんの感想 · 2012年7月6日]

3つの短編で構成されているこの小説。
舞台はどれも高校生の何てことのない日常。
でも、必ず一人くらいは周りに理解されない人がいる。
その人の才能に気付いた時、自分も相手も変わる力を持てることがこの小説のテーマだと思います。
実っても実らなくても素敵な恋でした。

[国中千鶴さんの感想 · 2012年6月26日]

3つの短編集が収録されています。
どれも高校生を主人公にしている恋愛小説です。
優しい文体でほっとします。

[テツさんの感想 · 2012年6月16日]

市川拓司さんらしい恋愛小説の短編が３つ。

パターンは同じだけど、久しぶりに気持ちが入り込んだ。１編めのYour songの終わりなんて泣いてしまった。

[sorairokujiraさんの感想 · 2012年6月13日]

不器用だから、上手に気持ちを表せないけど、大切にし続ければ、いつか必ず届く日が来る。
そんな希望のお話が3つ。どれも、とても好きだった。

[bamukero16さんの感想 · 2012年5月28日]

3の短編集。
学校生活に馴染めない人が1人の理解者を得る。
1人だけでも、自分の事を分かってもらえたら嬉しいだろうな。

[柴犬ミミさんの感想 · 2012年5月25日]

自分の弱い部分を鋭く指摘さえれような感覚になって、そこを暖かくいたわってもらえるような。
何となくそんな感じがします。

[Bibliothekさんの感想 · 2012年5月24日]

大好きな市川作品。
前回と比べるとだいぶ彼らしい作品になっていて安心。

でも、最近は短編集ばかりでなんだかしっくりこず。
短編は物語がすっと終わってなんだかしっくりこない。
余韻が少ししかこないのが苦手です。


今回のもそうなんだけど、でもなかなかいいものたち。

昔は割と女の人が主体でお話が進んでいた気がするんですが、
自分の気持ち的な問題かもしれないけど今回は男の人が主人公なものが多い気がしました。
　
すぅっとしているスタイリッシュなものが多い。
いろんなものがそぎ落とされた感じ。

抽象的な感想しかないけど、個人的には真ん中の泥棒の娘がスキ。

[ウミウサギさんの感想 · 2012年5月20日]

きれいで温かい。胸がつまるように切なくて、だけど最後は幸せな気持ちで微笑んでしまう。現実離れしているようで、彼らのいる世界はひどく現実。世界と調和できず、常識を超えたところに彼らはいるのかもしれない。
最近の市川さんの本の中で、久しぶりにためらいなく好きだと言える作品。

[ゆいさんの感想 · 2012年5月10日]

著者らしい切ない珠玉のラブロマンス中編3編。この作品によって「テーマはワンパターンでも表現方法は無限にある」って事が証明されました。見習って欲しい作家さんもたくさん…（笑

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がＴＶドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」