- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344021501
感想・レビュー・書評
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語り口調で非常に読みやすい。やっぱり外国人から見た日本は当たり前だけど、色々不思議な部分があるんだと実感。
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著者は大ヒット漫画で映画化もされたあの「テルマエ・ロマエ」の作者である。若いときからイタリアで学び今も海外で暮らしている。男性ファッション誌に載っている様な伊達男は伊太利亜にはいないとかの外国情報とか、海外から日本を見て、この国の良いところ・悪い(といってもある意味その国の文化であるため決して否定はしない)ところ・楽しいところ等を語る。ヨーロッパ・アメリカそれぞれの文化があるが、ヨーロッパは本当に保守的だ。食べ物(アルコール含む)も他の国のものなどあまり口にしないらしい。世界各国の美食とお酒が誰でも食べられる日本はたいしたものである。そのような多様性を受け入れる(宗教もそうだ)のだから、特に若い人はもっと他の国に行って活躍の場を広げてもらいたい。このエッセイを読めば行ってみたくなることだろう。
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日本人だけれども、日本に住んでないが故に
色々な事に気がついてしまう状態。
日本人なので日本人の状態になったり
国外に住んでいるから、そちらになってみたり。
結局言語もそうですけど、スイッチが入ると
別物になってしまうものです。
国外から見た日本。
日本人だからこその、国外。
人との接し方、距離感、考え方。
色々な所で、理解はできるけれども受け入れ難し。
この『相手を理解する』さえ、向こうでは違うとは…。
攻撃するだけ攻撃して、妥協案を見つけるのか
それとも勝った方が案を押すのか。
その辺りも知りたかったですが、そこまででも
かなり接し方が分かるかと。
あぁ確かに、と納得してしまう『日本人』記述に
こう思われたりするのか~とも。
国外の学校のテストの仕方にはびっくりでした。
こうなれば確かに、自分の意見ははっきりと! な
人種が出来上がるものです。 -
デンマークでは男性が料理を作れないと女性は結婚してくれない。シリアの女性の下着はボンテージ。イタリアの元首相ベルルスコーニは女たらし。伊達男はイタリアにはいない。…という衝撃の事実を知った。
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おもしろそう…と、手に取ったら自分が漫画家だと何度も出て来るのでプロフィール見てみたら『テルマエ・ロマエ』の作者だった。
『テルマエ・ロマエ』は映画もマンガも見たことないけど、この人が描いたんなら面白いんだろぉな…と思った。 -
いろんな国の中で生活してきたヤマザキさんだから書けるもの。
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テルマエロマエの作者が、豊富な海外在住経験、イタリア人との国際結婚などで感じた「外から見た日本と日本人」について書いたエッセイ。
イタリア男はみんなかっこいいと言うのが嘘だったり、映画の中だけで無くヒステリックになる西洋人が多かったり。著者ならではの視点が面白かった。
やっぱり日本人はおとなしいらしい。 -
『テルマエ・ロマエ』の著者によるエッセイ。
育った環境はもちろん、その後自分で選んだ道も、海外を遍歴するもので、ずっと日本にいて育った人とは違うな、と感じる。
日本的な部分も持ち合わせているが、外から傍観者的に見ることもできる。
独特の見方が新鮮。
いろんな国に住んだ経験があり、欧米に偏らないところもよかった。