- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344039452
感想・レビュー・書評
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Iボートを彷彿とさせる潜水艦戦、私たちにとって身近な拉致問題、ドキドキしながら読み、最後に未だ解決しない拉致問題に想いを馳せた。
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2022/11/6読了。
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以前書店で見つけて読みたいとは思っていながらもなかなか手にできずにいたが、ようやく読む機会が生まれ一気に読んだ。
なるほど「沈黙の艦隊(漫画)」も読んだけど、潜水艦の密なる空間での心理描写は読んでいても息詰まりそうになるほどに苦しくなる。乗員のそれぞれのバックストーリーもしっかり作り込まれており300頁と少ない文字数の中によくここまでうまくまとめたものだと感心した。
横田めぐみさんをモチーフにした拉致問題と、北朝鮮からの亡命をうまくストーリーとして組み立て、そこにしっかりと日本の腐敗した政治問題も冷評している点も素晴らしい。
実際にこんな事件が発生したらおそらく日本は「いつもの」傍観者となるだろうと容易に想像できた。
海軍でもなければ海洋航行の経験もないから方位とかを克明に表記されても緊迫感はつかめるが場面が想像できないのが残念だ。ここは漫画に軍配が上がる。 -
北朝鮮の軍人が潜水艦に拉致被害者である日本人女性を乗せ、日本への亡命を目指し、あらゆる危機を間一髪で乗り切っていく物語。
スリリングでヒューマンな要素もあり、没頭できる本ではあったが、専門用語があったり、内容が重かったり、潜水艦の内部描写がリアル過ぎて、こちらも息苦しくなったりして読破に結構エネルギーを要した。
しかしながら、力作というにふさわしい作品ではある。 -
2022.7.20
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絶望的な状況の連続で疲れた。最後のところは電車の中だったが、涙を堪えるのが大変だった。我が国の政府が作中のような行動を選択しそうでならないが、そうでないことを祈る。
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脱北軍人が拉致被害者を潜水艦に乗せ日本に亡命しようとするシミュレーション小説。
海保や自衛隊の対応は一面リアリティがありそうにも感じるが、何となく作者の意図が感じられて共感できない。
終盤の盛り上げはさすがだが。 -
無事日本に着くのだろうと思っていてもドキドキ。
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全部読めなかった。つまらなさすぎて。欺す、、、は面白かったのにな。