マネーロンダリング (幻冬舎文庫 た 20-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1931
感想 : 181
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  • Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403536

感想・レビュー・書評

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  • GW最終日に丸一日で読了。良く行く香港島が舞台の中心なので、いっそう深く読めた。著者の金融知識、徹底した取材、丁寧かつ見事なストーリー展開にはいつも圧倒される。それにしても、人の人生を狂わせますね、お金は…

  • 橘玲氏の小説家としてのデビュー作.
    香港を舞台にした,50億円という大金を巡る物語.
    それほどの大金,課税を受けずにどうやって日本国外に移すか?
    移された資金はどこへ消えたか?
    10年前にはピンと来なかったが,この本で出てきたスキームが当たり前に知られるところになり,橘氏の先見の明には脱帽と言うしかない.
    私も舞台である香港へ行ってみた.勿論違法行為には及んでいないが(笑)

  • Kindleで購入。旅行中、夜にホテルで読み始めたら止まらなくなって大変だった。
    香港も日本も知ってる場所ばかり登場し、匂いまで思い出して、脳内臨場感抜群だった。
    少し前の話だけど、今でも充分面白い。

  • 唯の経済小説にとどまらず、社会や人間を深く洞察し、描いている。

  • そのタイトルの通り21世紀冒頭を舞台にしたマネーロンダリングをテーマとした経済小説。
    題材とされる資金移動のスキームも、強引な論理展開等はなく事実や専門知識に基づいたものであるため説得力に溢れ、スピード感のある物語に引き込まれる。
    金融の世界の国際情勢や租税について、そこらのビジネス書よりもよっぽど勉強にもなる一冊。

  • 橘玲のストーリーものは秀逸。ガンガン読めて知識も溜まる。10年も前の本だけど、電子化でやっと読む気になった。面白すぎた。

  • 解説含め556ページの大作だが一日で読みきってしまった。

    FP3級くらいの金融知識があればほとんど専門用語へのストレスなく読める。

    税制の矛盾に対する指摘は他の著書でも見受けられるが、本作ではストーリーの中で主人公の語り口で説明されているため、よりリアルに感じられる。

    経済・金融に興味のある人には強くオススメできる。

  • 素人には難しい。

    金融、海外、投資に対して、興味も知識もないので、マネーロンダリング手法の半分もわからなかった。

    まあまあ面白かったので、もう少し丁寧な説明なら★4つになった気がする。

    金融や脱税の知識がある人にはいいかも。

  • たぶん、お金もちになったら悩むこと。
    この話を読んでなるほどと思う人は、金融に興味があるか、
    その人がお金もちか。
    そんな私はそのどちらでもないのです。

  • 国税局の人がハラハラするような金融テクニック(特に節税)てんこもり。この人ほんとすごい。「黄金の羽根シリーズ」のような金融ノウハウ本を書くような人が、こんな小説も書けるんだ。謎。

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著者プロフィール

2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『「言ってはいけない? --残酷すぎる真実』(新潮新書)などがある。メルマガ『世の中の仕組みと人生のデザイン』配信など精力的に活動の場を広げている。

「2023年 『シンプルで合理的な人生設計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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