永遠の仔(三)告白 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1753
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405738

感想・レビュー・書評

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  • 子ども時代に何があったのか判明してますます、興味深い!
    優希のお母さんに問題があるのは分かっていたけど、まさかお父さんの方がそもそもの問題だったとは。
    聡志はすべてを知ってしまったのかな?

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 優希、ジラフ、モウルの過去があきらかに。

  • 再読。
    だめだ、3巻は読んでて辛すぎる。涙が止まらない。ついに明かされた3人の秘密。もう何度も読んでるし分かってたことなのに、憤りを抑えられない。ひどすぎる。誰か彼らを救ってあげて。寄り添ってあげて。

  • どんどん3人の秘密が分かって来て先が気になって
    一気読みだけど、辛すぎる過去だった。
    ラストも切なく救われない感じもあったけど
    最後の言葉 生きててもいいんだ って強い
    メッセージが伝わる1冊だった。

  • 人に勧められた.久々に寝食を忘れて読み耽ってしまった.
    年末年始に一気に読んだけど,話が重すぎて全くめでたい気持ちになれない正月だった.
    重くてページをめくるのが苦しいんだけど,続きが気になってしまった.

    人はみな誰かに認められたくて,受け入れられたくて,時に誰かを傷つけてしまう.
    承認欲求とはやはり恐ろしいものだと思う.ともすれば欲求が肥大化し,手を付けられなくなってしまう.
    承認欲求と上手に付き合っていくというのは難しいけれど,やはりとても重要なことだ.

    登場人物の心情を想像するのが辛くて,悲しくて.でも,想像する営みは,私達にとってとても重要なことなように思う.
    人の痛みに思いを馳せること.みんなが少しずつそんなことを出来れば,世界はもう少し優しくなるかもしれない.

  • 5にまとめます

  • ついに秘密を知ってしまった…
    本当に悲しいし、本当に辛い…三人の子を持つ親として、こんな親が本当にいるなんて信じられない。

    イフェメラのあの言葉にはドキッとした。

    私も親になった事実をちゃんと飲み込んで、理解できるまで時間が掛かった事を思い出した。

    そうだ、子供を持ったからとて、簡単に父親になれるわけではないのである。
    自分の父親母親は僕に何を教えてくれた。何を見せてくれた。人としての礼儀作法を、人としての喜びや生き様をしっかりと教えてくれたと思う。僕もそれをちゃんと伝えようと努力してきた。

    もうすぐ敦盛に謳われる年齢になる。大人の世界にいるようになって長いと云ってもいいだろう。大人にもアホもバカも賢いのも色々いるけど、歪んでいるのはめったに見るもんじゃない。
    こんな作品のような世界もあるんだな。こんな親もいるんだな。こんなにも苦しんでいる子供たちもいるんだな。
    なんか、つらい
    悼む人も辛かったけどほんの少し暖かい感じがした。
    本作はまだつらいままだ。
    どんな結末を迎えるのか、まだわからない。

  • (^.^)

  • 優希、笙一郎、梁平の過去が明かされ、何となく優希の父親を殺すに至った動機が伺い知れました。三人の過去はどれも重苦しく、最後の方は読むに堪えませんでした。現在では着々と事件が進行していますが、本当に聡志がやったのでしょうか?聡志がやったにしてはあまりにも単純すぎると思います。そして第2巻あたりから気になっていましたが、優希の記憶が飛ぶのには途中で出てきた解離性障害が関係しているのでしょうか…?今更ですが、物語の随所の自然を描写する表現によって、自分もその季節、その場所にいるような気になれます。

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著者プロフィール

天童 荒太(てんどう・あらた):1960(昭和35)年、愛媛県生まれ。1986年「白の家族」で野性時代新人文学賞受賞。1996年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞。2009年『悼む人』で直木賞を受賞。2013年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』などがある。

「2022年 『君たちが生き延びるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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