- Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344409989
感想・レビュー・書評
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凄く儚い幻想の物語でした。
青春SFミステリー的な感じですね!
未来から来た女の子は主人公・和希を翻弄していく。。
過去に起こった事の歴史(運命)を書き換える為に。
初めて、和希と萩原さんが出会った所から
仲良くデートしたり、未来から来た理由と
未然に防ぐための行動とかは面白かったです。
※映画化されても、なんらおかしくない設定ではありました。
最後らへんの章で、萩原さんが未来からスリップ時の
メカニズムがマチマチ過ぎて、萩原さん自身が
解説をしてくれますが、結構理解に時間が掛かりました。
(主人公・和希は理解してましたけど笑)
分かりにくいと思うんだよな〜〜。ごちゃごちゃする。
また、犯人クセがすごいぃ!
犯行理由もなんか微妙やし(そんな事で?って感じですw)
しかし、ハッタリをかます所もあって、面白いなとは
思いましたが、、やはり分かりにくさが勝っちゃう。
最後に笹川吉晴さんの解説を読んだ時は
なんか、切なかったです。。。
既に確定している歴史を書き換えるのは、
幻想に過ぎないという部分に。。。
僕も過去に戻れるなら戻りたいっす!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SFはあんまり…だけどこれはなんとか読めた。ちょっと切ない。
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なかなか面白い展開だけに、もう少しひねりが欲しかった。
4/2/18 -
未来から来た少女。
とある小劇団の端役で、大した高望みもせず、なんとなく日々を過ごす青年と出会う。
そして、ある日、舞台中に起こる殺人事件。
未来と過去を、殺人者の孫として輪廻し続ける少女の葛藤物語。
SF青春小説ではあるが。
貫井氏は社会性がありリアリズムを突き詰め、超絶的なプロットが絡む重厚な印象だったが、本作は...意外だ。新たな一面だ。
諸行無常の一言がぴったり嵌る気がする。
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まだまだ駆け出しの劇団員として役者をやっている和希は、稽古の後の裏口で美少女の祐里と出会う。
謎の多い少女と出会ってから和希は振り回されっぱなし、やがて劇団の根幹を揺るがすような事件まで起きてしまう。
プロローグで「未来から来たという女の子」の話が出てくるので、祐里の謎の多い行動はは未来から来ているからなの?それとも嘘をついているの?と、最後までどきどきしながら読んだ。
ちょっと切ない。 -
ヘタ面白くない
SFミステリー タイムスリップ
タイムスリップの説明ホントヘタ。濁してばっかりだし、そんなんで読者は納得しないよ。
主人公のナヨナヨも気持ち悪いしヒロイン生意気だし、トリックもなんだかなぁという感じでした。
エピローグもフワッとしてる。
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売れない劇団員・和希は未来から来たとい言う謎の少女・祐里と一緒に、同じ劇団に所属し公演の途中で何者かによって殺害された圭織の容疑者として逮捕された劇団うさぎの眼の主宰者・新條の無実を証明すべく、真犯人を捜すというストーリー。劇団内の男女関係の縺れ、女っ気の無い売れない劇団員とその対極にあるトップスターにかけられた殺人容疑と逮捕。今迄読んだの貫井さん作品とは違った作品です。ただ、こういうタイムトラベルを使った作品って本当に難しいと思います。読み進めていくと必ずツッコミどころがなん箇所も出てきますし。。。
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劇団内で起きた殺人事件。時を同じくして現れた女の子は未来から事件を防ぐために来た、と。単なるミステリなのかSFなのか、知らずに読む方がいい。
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未来から来たという 謎だけで最後まで読んだ。それがないとちょっと退屈
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『修羅の終わり』に続き、貫井作品二十二作目。SF青春ミステリ。雰囲気は同著『明日の空』に近い…かな。和希×祐里ではなく、和希×智美の方が個人的には読みたかった。智美さんのサバサバしたお姉さんキャラが好き^^ まぁ、そこそこ面白かったから良しとしよう!星三つ半。
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未来から来たという美少女。
彼女は今から起きる殺人事件を防ぐためにと和希に現場を見張っていてくれと頼む。
半信半疑ながらも受け入れるが、未来から来たなんて到底信じられるはずもない。
しかし、そこから彼女の言うことばかりが起こってくる。
謎が謎を呼ぶ展開。
2018.3.3 -
手の込んだ話で、とても楽しめた。話のあちこちにトリックを解く鍵が散りばめられていた。色んな登場人物の切なさも感じ、笑いもあって、青春ミステリというのも頷ける。和希君の人の良さにもホッコリした。
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自分の好きなシチュエーションに時間ものがある。なぜ時間ものが好きなのかと問われるとそれはもとに戻せない、さきに進めない世界であるからだ。
この作品もタイムスリップを扱っている。
劇団うさぎの眼の新米役者、和希の前に現れた少女祐里、彼女は27年後の未来からやってきたという。そして和希に近づいた目的は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うことだった。だが殺人事件は起きてしまい容疑者はつかまる。彼女と容疑者との関係は?そして未来から来たという真意は?
謎をちりばめながらも軽妙なタッチで迫る。いちおう青春ミステリーとなってるが本書はれっきとしたSFだ。筒井康隆の時をかける少女、眉村卓のなぞの転校生を思わせるストーリーにわくわくさせられる。
一応トリックはあるが大したものではない。ひょっとしたら貫井ファンの人からみればこんなのでは納得できんとブーイングが起きるかもしれないがSFとしてみればよく出来た作品である。
時間を越えたトラベルロマンス、時には面白いですよ。
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2007年2月6日読了。素直に淡々と読めました。昔の貫井作品を何冊か読んでいたんだけど、それに比べるとなんとも柔らかくなったなぁと思います。作風というか書き味というか。落ちついた面白さがあります。気持ち悪い殺人シーンもないし。ただ、このジャンルはサスペンスになるのかラブロマンスになるのか、どっちなんだろうね。サスペンス色を求めるなら他の作品を探すべき。とても中学生ぐらいが読みそうで、大人としては物足らない作風だと思います。
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この作者の作品はほとんど好きだけど、これは面白くなかった。
設定的に当たり前かもしれないけど、秘密を全然打ち明けてこなくて読んでてイライラしたし、ヒロインの性格が悪すぎるように感じた。そう感じさせる作者の筆力かもしれませんが。 -
最近、時空を超えてやって来る人物が登場する話が多いのか設定に新鮮味を感じられなくなってしまいました。
起きてしまった殺人事件を未然防ごうと、未来からやって来た・・・
この作者のイメージとは少々違った軽いミステリーでした。 -
劇団“うさぎの眼”に所属する駆け出しの役者・和希は、ある日、祐里という清楚な美少女に出会う。祐里に劇団の看板女優の控え室を見張っていてほしいと言われ、妙な頼み事をするものだと思いつつも引き受けるが、ほんの数分見張りを外れたすきに、その女優が殺害される。何か知っているにちがいない祐里に問いただしたところ、祐里は27年後の世界からタイムスリップしてきたと言う。容疑者は祐里と繋がりのある人物で、無実なのに逮捕されてしまった。この逮捕は、未来の祐里の人生に影響を及ぼしたため、冤罪を晴らしたくてタイムスリップしてきたらしく……。
この著者は作品ごとに作風がコロリと変わる不思議な人。ハードボイルドな『慟哭』、小学生の「僕」視点の『プリズム』などが好きでした。『追憶のかけら』(これまた分厚く659頁也)については、途中まで至上のおもしろさ。怒濤の勢いで読ませますが、ラストはメロドラマが入ってガックリ。本作はガックリではないけれど、そういうオチにしちゃうのねとしんみり。ミステリというよりは圧倒的に青春ものです。 -
未来からきたという時点でちょっと興味が失せる。が貫井徳郎なので先を読む。
そしてミステリであり、ラブストーリーでもある。 -
どんどん過去にタイムスリップしていくという祐里。
祐里の時間で未来に当たるのが和希の時間の過去というのは、わかったようなわからないような。
でも謎が最後に解けていってとてもスッキリ。
読み応えがあるからすぐに読み直そうとは思わないけど、わかった上でよんだらまた違った面白さがあると思う。
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「私、未来から来たの」。劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出しの役者・和希の前に一人の美少女が現れた。彼女は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うため、27年の時を超えてきたというのだ! 彼女と容疑者との関係は? 和希に近づく目的は? 何より未来から来たという言葉の真意は? 錯綜する謎を軽妙なタッチで描く青春ミステリ。 -
劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出し役者和希の前に現れた未来から来た美少女。劇団内で起こる殺人事件を防ぐため、二人は協力することになるが。SF青春長編ミステリー。
作者の得意とする社会派ミステリーに比べると物足りなさを感じてしまう。未来から来たなら、もっと違う攻め方もあるように思ってしまうし。ふわふわしたまま終わってしまう。 -
主人公にも読者にも気を持たせるだけ持たせる引っ張り方をするけど、ラストに特に意外性もなく、ホントに素直に終わるので、肩透かしを喰った気分。
もやっとした話が書きたかったのかな -
タイムトラベルのSFミステリ。劇団員が殺されてその容疑者の孫娘が主人公を巻き込んで濡れ衣を晴らそうとする。タイトルとカバー写真からかなり期待したものの、正直面白くなかった。
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内容(「BOOK」データベースより)
「私、未来から来たの」。劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出しの役者・和希の前に一人の美少女が現れた。彼女は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うため、27年の時を超えて来たというのだ!彼女と容疑者との関係は?和希に近づく目的は?何より未来から来たという言葉の真意は?錯綜する謎を軽妙なタッチで描く青春ミステリ。 -
2012.2読了。
貫井徳郎と出会ったのがこの本。
500ページ越えだが、あっという間に読み終えてしまった。 -
2015/03