結婚しなくていいですか。: す-ちゃんの明日 (幻冬舎文庫 ま 10-4)

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年8月5日発売)
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本棚登録 : 2816
感想 : 211
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  • Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415249

感想・レビュー・書評

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  • 文庫本が出ているのに気づき即買いでした。
    家に帰ってすぐ読んだ。益田ミリさん作品との出会いはこの本だったので。本屋で立ち読み読破して涙する…という経験あり(笑)
    最初に読んだときよりすこし感動は少なめでしたが、
    やっぱり、女子は強し。というか、男の人ってなんで物事深く考えてくれないんだろう。。って感じました。
    でも、私は男子的思考回路かも…もっと何でも深く考えないと。深く考えてから言葉を発しないと。いつも思いつつできないことを、改めて感じさせてくれた、すーちゃんでした。

  • レビュー的に賛否両論のようだけど、私はよかった。
    よかったというか、別にこれを読んだところで元気が出るとか考えさせられるとかはないのだけど。
    こういう問題に毎日不安を抱えたりするんだよなぁというリアルさに共感してしまった。
    私も祖父の介護をしているという事もあって、介護の場面、母ひとりにまかせるのはかわいそう、兄弟が来ても何も手伝わない顔も出していかない等等本当そうなんだよなぁ~と共感してしまった。
    結婚云々の問題はタイトルほど重きを置いてなくて。
    バリバリキャリアではなくごくごく普通の独身女性(非リア寄り)の抱えがちな気持ちをよくくんでくれている話であると思う。

    考えてたってしょうがないなんてわかってる。
    でもつい考えちゃうんだよ。

  • ・専業主婦の時代、子どもを産むこと、育てること、両親、義両親や祖父母の介護は、仕事をしていない女の役目だったけど(もっというとそれらを女に押し付けて男は働きに出ていたけど)、今は皆が働いている。結婚してもしなくてもいいし、子ども持っても持たなくてもいいし。
    ・育児は、自分でこどもをもつと決めたのだから自分と夫が分担してやることではあるが、介護は自分がやらなきゃいけない仕事ではないから、施設に預けたっていい。専業主婦じゃなくて、自分の仕事があるから。
    ・働くことは、社会貢献である。一生懸命働いて、社会貢献してきた人がおばあさんになって、周りに迷惑かけないようにと気遣いながら暮らし、死んでいくのは悲しい。迷惑かけてもいい、感謝してお世話になろう。でいいんじゃないかな。
    ・ただ、自分の老後のお金は自分で用意しておくこと。

  • すーちゃんとは年齢も近いので、似たようなことを日々考えている。
    そして、似たようなことを考えているひとが他にもいると、少しの間安心する。日々の楽しみもあるし。で、そのあとすぐに「でも人は人、自分は自分だからなあ」とぐるぐる周回レールに戻る。この繰り返しなのよね。

    すーちゃんがさわ子さん家のおばあさんに挨拶するところがとても好きです。

    • りんご酢さん
      こんにちは。
      私もその場面、すごく好きです。
      こんにちは。
      私もその場面、すごく好きです。
      2022/01/12
    • ライラさん
      >りんご酢さん
      こんにちは。すーちゃんのそういうところ、とてもいいですよね。同じ場面が好きな人がいてうれしいです◎
      >りんご酢さん
      こんにちは。すーちゃんのそういうところ、とてもいいですよね。同じ場面が好きな人がいてうれしいです◎
      2022/01/12
  • 色んな年代の女性が主役になり、今後のことや結婚のこと、妊娠などのことを考えて、悩んでいく姿が描かれています。暗い感じはなく、誰でも1度は考えるような悩みに自分なりに向き合うというような感じかな。私も共感するところがありました。先のことは誰も分からないけれど、振り返っても「これで良かったんだよね」と言える人生でありたいです。

  • 嗚呼。あまりにも気持ちが分かりすぎる。
    30代から40代の独身女性には、ずしりとした重みを持って共感できる作品。
    軽やかでありながらシリアスな、それでいてリアルな心情を浮き彫りにしている。

    こういう作品で救われることって、きっとあるよね。
    ありがとう。

  • すーちゃんシリーズ面白い!笑
    今回は老後について考えをめぐらせています。
    先輩のさわ子さんも登場。すーちゃんがどんどんたくましくなっている…気がする。

  • ものすごく共感した。未来に対する漠然とした不安。結婚するのが当たり前で、子ども産むのが当たり前。してなければ、まだなの?なんでなの?って聞かれる。でもしなきゃいけないなんて誰が決めた?結婚や出産で失う自由がある。自分の人生を大切にしてきて仕事も一生懸命して、それを失うときの葛藤、みんなないのかな、想像できないのかなって思っていたからなんだかすっきり。未来への不安は消えないけれど、世の中の人に知ってほしい。

  • すーちゃん第2弾。
    今回は「さわ子さん」というすーちゃんより年上のお姉さん的存在が登場。
    さわ子さん、ほんと良い人なんだよ~
    自分のお母さんとおばあちゃん大事にしていて。
    すーちゃんに「おばあちゃんに挨拶してくれてありがとう」って言うところ、なんていい子なんだろうって思う。
    なのになんで結婚できないのか・・・
    お見合いで出会った人と良い感じだったのに、健康診断を受けて見せて欲しいって言われるところ、読んでて悲しくなった。
    結婚って子ども産めるかどうか、大事なのはよくわかる。わかるんだけど。
    絵はほんわかしてるのにほんと鋭いとこついてくるんだよなぁ。

  • いやだなぁー
    一生ひとりで孤独死なんていやだなぁー

    だからといって簡単に結婚できるものでもなしに、
    世の中って難しいなぁー

    泣いちゃう。このひとのほん(とくにすーちゃん)読むと、途中からとまらない(涙。)

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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