リターン (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.54
  • (82)
  • (194)
  • (209)
  • (46)
  • (9)
本棚登録 : 2057
感想 : 185
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424067

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いやいやいやいや。
    リカと本間の10年間を想像することもおぞましい。
    リカという女を理解し追いかける女刑事の執念も凄い。前作にも負けない内容で、やっぱりリカは怖いと思いながらもあっという間に読み終えた……

    女刑事の菅原刑事への思いって……まさか?

  • モンスターは、、新たに生み出される。。

    リカ事件が発生して10年後。。
    たかおさんが死体遺棄される所からスタートになります。

    菅原さんは、心の病気を患ってしまい
    肉体だけが生きている状態になりました。
    (俺でもショック受けます笑笑)

    梅本・青木の2人でリカを捕まえようとします。
    青木の彼氏も、たかおさんと同様に殺害され
    復讐心に燃える2人。。

    奥山さんの携帯から、リカにメールするのは
    中々良案と思いました(しかも、たかおさんを使ってね)
    それに食いつくリカ、、中々子供。。

    しかし、彼女の第六感は凄まじい。。
    警察という臭いが敏感なんでしょうね^_^

    何度も吐いていたね、、梅本さん。。

    そして梅本さんにする拷問シーンは鳥肌が立ちました。。
    痛々しい、、そして青木が到着し、、
    拳銃でぶちかまし!!、、なんかスッキリしました笑笑

    ですが、、、恐怖はさらに、、再発し
    新たに生まれる。。。菅原と梅本によって。。
    ヒィィィィィ!!

    リカ、、に、、染まる

    作中では結構同じ内容とセリフを反芻していて
    少し物足りないですが、、恐怖はとてもありました。。

  • リカ シリーズ第二弾
    前作 あの 終わり方からのこの始まり!

    前作 読んでなくてもきっちり関係性もわかる親切設計♪ 今回は警察色強いけど、追う側 追われる側『執念』の交錯の行方が……あんな終わり方とは!!

    最後 お見舞いに行ったのは尚美なのか?
    これが よくレビューで見る「リカは現象」っと言う事なのか?

    次作も(リバース)楽しみです♪

  • 映画化された作品。土ドラですごく好きになったリカシリーズ第2弾。
    映画館で観ずにこうして原作を読んで良かったと思う。
    勿論テレビドラマ化や映画化の良さもあるけど、想像するのがやはり楽しい。
    この作品も想像しやすく終わり方もすごく良かったです。

  • リカ事件の10年後、拉致されたはずの本間が手足のない状態で死体遺棄されるところから事件が始まる。警察vsリカ!はたして結末は⁈

    また一気読みしてしまったぁー!これまで東野圭吾さんの作品が一番読みやすいと思っていたけど、五十嵐貴久さんの作品も同じぐらい、いやそれ以上に読みやすく、気がついたら残り数ページになっている。
    前作と異なり、警察目線で話が進むので、恐ろしいストーカー要素は若干欠けているが、それでも面白すぎる!さらに続編もあるので、きっとそこではさらなる恐怖が待っていると思うとゾクゾクしてしまいます。
    次作のリバース早く読まなければ!

  • リカに12発もの銃弾を撃ち込んだ。
    顔面に6発も。
    リカでは銃弾を撃ち込まれても死ななかった経緯からかリターンでは12発撃ち込み絶対に殺すという覚悟を感じた。


    最後は尚美がリカになる!?
    という衝撃的なラスト。
    食物人間のような菅原ただしをずっと愛するという謎を残し閉じられた。

    リカが乗り移ったのか?

  • 「リカ」恐怖のストーカーを読み、すぐに購入。

    仕事でヘトヘトではあったが、帰宅後に一気読み。

    前作での被害者である本田の切断された死体が発見され、10年もの間姿をくらませていた恐怖のモンスターストーカー・リカが再び現れる。

    本作の主人公は女性警察官の尚美。

    同僚であり、親友の孝子の恋人(彼も警察官)である奥山が惨殺され発見される。

    警察組織をあげてリカを追うが、尚美と孝子はたった2人でリカ逮捕に向け動き出す。

    尚美とリカの単なるメールのやり取りの中にも普通ではない恐怖を感じながら、ついに尚美とリカは対峙する。

    リカの常軌を逸した思考を見事に表現し、前作ほどではないが生きたまま目玉をくり抜かれるという残酷なシーンから、最後は助けに来た孝子が計12発もの銃弾を撃ち込み遂にリカは...

    その後に描かれた尚美はリカを彷彿させ、この物語が本作で完結しない事への布石となる。

    活字だけで、読者の脳裏に見事なまでに情景を彷彿させる著者の文才は「殺戮にいたる病」の我孫子武丸同様に私を虜にした。

    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。『リカ』を超える衝撃の結末。

  • 高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。『リカ』を超える衝撃の結末。

  • リカ、リターンと読んで…あれ、私怖くないかも。

    常識の通用しない異様さと超人的な力技に慄くけど、リカに触発された尚美の最後をみるとそれは隣り合わせなのだろう。
    タガが外れるかどうかは大きな差なのだけど。

    このシリーズの本質的な怖さはここにあるのかな…。

  • 「リカ」怖い、続きあっても読まない。って思ってたけど読んじゃいましたよね:(;゙゚'ω゚'):
    だって気になるんだもん。。本田たかおさんのその後、、、リカ結局どうしてんの?生きてんの??
    てか、そもそも普通の人間とカウントしていいの??
    ってくらいの異常性だった1作目の主軸、「リカ」。
    なんか、生きてた。。けど、やっぱり普通の人間じゃないのかな。念みたいな存在の気がして仕方ない。
    銃で撃たれたら血は出るみたいですけどね。
    さて、さらに残酷になってる2作目ですね。
    10年後の舞台では、携帯電話やネットの普及がさらに進んだ状態なので、さすがにリカの存在がもうちょっと具体的に晒されるというか、あの狂気じみた感じは薄れるのかな?って思ったんですけど、そんな事はありませんでした。
    しかも最後がやっぱりゾッとする。
    なんだろ、リカって連鎖するの?
    みんな誰しもリカになりうる狂気を秘めている場合があるんでしょうか。それとも、彼女がリカと関わったからこそなのか。
    リカの終わりが見えない終わり方でした。
    さらに続編でリカの過去編もあるんですよね。
    怖くてグロくて、救いがないのに引力が強いので最後まで読むのが止まらない小説です。

全185件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五十嵐貴久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×