- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344426313
感想・レビュー・書評
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2020年15冊目。#読書好きな人と繋がりたい
ひさしぶりにレビュー再開します。
映画と連動して読み進めていました。そんな折、映画で主演を務めていた三浦春馬さんのあのニュース。場面場面が印象的にうつり色んな想いが錯綜しましたが、やがて結末へと収斂していくこの短編連作小説は間違いなくステキな物語でした。
斉藤和義さんとのつながりを知り、「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」を聴きながら数年にも及ぶそれぞれの友愛の奇跡を目の当たりにできる一冊。
蛇足ですが、私のYouTubeチャンネルにて【三浦春馬さん出演オススメ映画BEST3」の第1位として本作映画をあげさせていただきました。よかったらご覧ください→ https://youtu.be/jlccH1eIqZQ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊坂幸太郎の本を初めて読む。
少しずつ繋がってる短編。
面白かった!
なんとも考えさせられることが多く、脳内がぐちゃぐちゃになった。登場人物がたくさんでてくるからそういう意味でも頭を回転させた。
うるっとするところもあり、心が熱くなったり、いろんな気持ちにさせられる本だった。
記帳と男の子のところが特に心に残っている。
仙台駅など、知っているところがたくさんでてきて特に鮮明に思い浮かべることができた。
映画を早く観てみたい。とても楽しみ。 -
伊坂幸太郎さんの短編集。
あぁ〜、これこれ!これが伊坂さんだよなぁ!という感じ(笑)
個性豊かな登場人物たちに、軽快な会話劇。
ひとつずつの短編がちょっとずつ繋がっていて、
あ、あの人がこんなところにも…ふふふ、と楽しませてくれます。
どこかの誰かの行動が、はたまた遠くの誰かに勇気を与えたりして、世界はそんな風に回っているんかなぁと思ったりしました。
色んな"出会い"があって面白かったです。 -
伊坂幸太郎はいいねぇ。帰省で福岡へ向かう新幹線の中で読了(しかし、今日の混雑は半端ない)。
今回は、じんわりと胸の中を打たれる奇跡のような出会いのお話が6つ。
「アイネクライネ」「ライトヘビー」や「ドクメンタ」のようなありそうで実際にはそうはない、小説とすれば些か陳腐な出会いでも、この作者にかかると、自分にもこうしたことが起こるといいなと思いたくなる話になる。
「ルックスライク」の最後、良かったなぁ。かつての恋人が結婚した相手を見て『素敵な人と結婚したんだな、とわたしも嬉しかった』と言えるなんて…。
ここまでの登場人物の現在と19年前と9年前が行ったり来たりして語られる最終話「ナハトムジーク」、それまで全く関係なかった司会者の言葉に、またジンと来た。 -
アイネクライネナハトムジーク
モーツァルトの楽曲と同じ題名のこの伊坂幸太郎さんの作品 とても気になってました。
読んでいくと登場人物の関係性と時間軸。ちょっと頭がついて行かない!と思いながらも、進める手は止まらず終盤でこんがらがりながらも何とか分かって来る。読み終われば納得してました。
誰もが憧れていたと思います、劇的な出会い。
確かにそんな宝くじにでも当たるような奇跡のようなものなんて待っていても来るはずは無い。
普段の生活での出会いから付き合いが始まり、後からあれが劇的な出会いだったんだなと感じる。ホントにそうなんですよね。もっと若いときにこの考えがあれば。今からも大切にしたい考え方です。
それと、あの人が誰の娘さんか知ってて言ってるんですか?的な仲裁っていいなぁと思います。
いつか使ってみたい。
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あとがきに記載されていますが、この作品の【アイネクライネ】は斉藤和義さんの“ベリーベリーストロング”の歌詞で、この曲をよく聴いていた私は曲と連動して作品を楽しむことができました。
連作短編集ですが、それぞれ細かく繋がりがあり、時系列が変わるので、間隔が空けずに読んだ方がわかりやすいと思いました。
伊坂さんの作品にしては物騒な人が出てこないし、恋愛小説というのも新鮮。
斉藤さんの曲と一緒に楽しむことをオススメします。 -
初めて読んだ伊坂さんの作品。短編だったが、一つひとつが楽しめた。
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それぞれのエピソードが完結していながら全てが繋がってる。
読み始めてすぐから、読むほどに心があったかくなって、しみじみ幸せになれる。
あとがきから本作の執筆のきっかけを知り、引用される斉藤和義さんの曲をどれも知らないのがすごく損してる気分。
聴かなければと思いました。
どの登場人物にも筆者の愛情が注がれているのがひしひしと伝わって、読み終えた時の深い感動に繋がりました。
映画のキャストを見てもすごくいい感じ。公開が楽しみ。
大好きな作品がまた増えました。
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6つの連作短編集。
斉藤和義さんのファンにもオススメ!
斉藤さんの大ファンである伊坂さんとの共同作です。
伊坂さんには珍しい、刑事事件の起こらない小説(笑)
これまた珍しい恋愛要素が結構絡んでくるのが、最初の2編。
でも、ただの恋愛ものだけでは終わらない。
どんどん登場人物を増やし、最後の1編で全ての伏線を回収して、時空を超えて人物たちを繋ぎ合わせている。
心がほっこりする作品になっています。
さすが伊坂さん!!
大好きな1冊になりました。 -
登場人物が多いので
あれ、誰だったっけ?
と読み直すこともありましたが
概ね好きな感じの伊坂作品でした(^^)
あとがきにもありますが
伊坂さんにしては
恋愛色強めで読みやすいかと(^^)