日本進化論: 二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980426

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  • ソニーで辣腕をふるった著者による日本論。日本社会の特徴と現状から、これからどのような戦略がいいのか個人的見解が述べられている。ものづくり・金融資本主義への移行を説いているが、正直勝ち組による理論としか読み取れない。

  • SONY初の文系社長として牽引した、評価は分かれるが
    経営主導か、技術主導かといえば、やはり後者
    =まず「SONY VISION」ありき
    TOYOTAの奥田さんの時代もやはり違ったと思う
    日本は「モノづくり」の大成功から、金融バブルに行ってしまい、次代のモノづくり=Digitalisationへ向かわなかった
    失われた40年 旧来のモノづくりが中心を占めている
    日露戦争で日米戦争に立ち向かったと同じ
    待っているのは焼け野原と世代交代か

  • ソニーの出井さんの書籍なので手に取りました。
    経済状況の中ソニーがどのようにしたのかについて書いていたのではなく、漠然とした内容がカイてありました。

  • 311前の日本の将来像を書いたものを読んでみたくなり、この本を手に取りました。
    本の中でふれている「環境」というものが、今の日本においては非常に危ういものとなってしまっています。これから日本ではどのようなものを目標とし、世界においてどのように振る舞うべきなのかを、自分の中で考えるきっかけをくれます。
    「共創」資本主義の考えは、とても興味深いものでした。
    筆者はソニーの元社長であり、今はクオンタムリープの代表取締。経営者からの鋭い意見が、実現可能かどうかは別として、豊富にあるので、とても面白いと思います。

  • 日本再生について知りたくて読書。

    薄いのでサラサラっと読める。肯定的な話が多く、ワクワクする内容が多い。本書発売後に、リーマンショック、そして、日本は大震災を経験したので、世界の中の日本とは。魅力とは。日本復活とはを考える機会が増えたと思う。

    近代経済学は、ケインズ経済を基礎にしたものを学び、おそらく現在でも学んでいると思う。しかし、原理原則は不変だとしても、100年前の社会と大きく変化しているので、新しい経済学が必要であることは納得する。

    2020年へ向けてもっと知識と知恵を学び、柔軟性のある人間でありたい。

    日本が平和、環境、文化で世界へ貢献する。和、共生は日本から世界へ発信していくにふさわしい考え方だと思う。

    読書時間:約30分

  • さらっと読めた。
    自分でも先の時代を読めるようになりたい。

  • 2011.7.5

  • [ 内容 ]
    大量生産型の産業資本主義から情報ネットワーク金融資本主義に、いま世界は急速に移行中である。
    戦後、驚くべき発展を遂げた日本にとって、こうした社会の変動期こそ再び跳躍する好機といえる。
    21世紀の日本は「平和国家」を宣言して「競争から共創へ」をテーマに、この国最大の資源である豊かな自然を活かしながら文化・伝統の多様性を重視する地方と、ものづくり・金融資本主義をより徹底する都市へ移行すべきである。
    日本再生に向けた「国家」経営論。

    [ 目次 ]
    プロローグ 新しい時代の到来
    第1章 世界からみた現在の日本
    第2章 金融資本主義がやってきた
    第3章 ネットワーク社会が産業社会を変化させた!
    第4章 見えてきた二〇二〇年の日本社会
    第5章 日本再生への提言
    エピローグ 「共創」資本主義へ

    [ POP ]


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著者プロフィール

1937年、東京都生まれ。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長など歴任した後、95年に社長就任。以後10年に渡り、ソニーの変革を主導した。退任後、2006年9月にクオンタムリープを設立。大企業の変革支援やベンチャー企業の育成支援などの活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。

「2021年 『個のイノベーション ―対談集―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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