警官倶楽部 (ノン・ノベル)

著者 :
  • 祥伝社
3.39
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本棚登録 : 87
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208240

感想・レビュー・書評

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  • 実際の警察に不安と嫌悪を持ちながらも、
    正義の味方である警察官への憧れから、
    警官マニアとなった者たちが、
    特殊技能をかき集め、友人を助けるために、
    宗教団体や誘拐犯や金貸しを相手に大活躍!

  • 懲りないオチです... 息切れですww どことなく伊坂さんを彷彿とさせるかな?

  • 途中でドロップダウン

  • 最高に面白いんで、3回くらい反芻。

  • その存在、制服、仕事に憧れを持つ、なりたくても成れなかった者達が集う警察マニアたちの集団が「警官倶楽部」。素人でありながら、警官の制服を収拾する者、本職顔負けの鑑識の技術を持つ者、尾行の達人と、いずれも魅力的な各キャラクターは本職の警官達を凌ぐ捜査能力と「正義」に対する情熱を持っている。そんなマニア達と、カルト宗教団体、ヤクザの三つ巴のコンゲーム&サスペンスの犯罪小説。しかし、展開はドタバタ劇の明るい作風なので、読後感もスッキリ。前作の『無法地帯』から「オタク」なヤクザの大葉久太郎も再登場。カッコいいぜ!

  • 特異な設定に最後まで違和感が残って、ご都合主義的な進み方に辟易した感じ。スピード感があるので普通のミステリーだったら面白いかも。

  • 実に面白かったぁ(嬉々♪)
    こういうのが“ツボ”にハマる!
    って感じかな☆

    タイトルは“警官”倶楽部となっていますが
    実際には鑑識をはじめ尾行・調査・コンバット(笑)など
    さまざまな特殊技術に長けた人々の
    適所・適所の大活躍ぶりに
    読んでて、ちっとも飽きず
    ドキドキ・ワクワクの展開に心躍りぱなっしで
    見事!の一言でした♪
    (この文章を書くにあたり軽くパラパラと
    めくったのですが...つい読みふけってしまいました(笑))

    特に主人公が何故それだけあこがれている
    “警官”にならないのか。。。
    という理由づけが納得できてよかったです。
    全体的にリアリティの有無(=荒唐無稽な部分)のバランスが
    とてもよく調和されているんですよね。
    是非、映画でみたい作品です。
    。。。できれば、ベタベタのB級で(笑)

    ただ、若干、ご都合主義てきなところがマイナスかな。
    (“大葉”さん。便利なキャラだねぇ(笑))

    なんで☆4つです。

  • 面白かった。しかし読んでる人少ないなー。警察マニア、コスプレ、盗聴、鑑識、銃、爆弾・・・etc.の面々が大活躍。カルトも絡んで非常に好みだ。キャラクターが多くてごっちゃになるけど。オーシャンズ11みたい。署長こと弥高の推理には感動。しかし、裏に天道がいたとは。借金は恐ろしいね。取り立て屋の大葉、漫画の顔が浮かんでるのに、それが何の漫画だったか全然思い出せない。くそー。

  • 警察マニアの主人公たちが、強盗を実行するも、誘拐事件で金を奪われた。闇金、カルト集団に狙われ、いろいろトラブルに巻き込まれながらも、金を取り戻すために自分たちの得意分野を発揮して奮闘するストーリー。
    設定は面白かった。彼らのマニアっぷりな行動には楽しませてもらった。ただ、そもそも強盗を起こすきっかけとなった近藤という人物がいまいち掴みきれなかったせいか、何となく乗り切れなかった。

  • 警察マニアたちが協力して、奪われた四百万(これも強盗で手に入れた金)を己のマニアたる能力を発揮して奪い返そうとするお話。

    警察だとこんなにぶっ飛べないし、一般人だとこんな技術持ってない。警官倶楽部、ちょうどいいです。

  • 警察マニアというかオタクたちが犯罪を企て、別の犯罪に巻き込まれ、自分たちのマニアっぷりをいかんなく発揮して真相を探る、というお話。
    設定は面白かったんだけどなあ・・・なんか最終的に焦点がぼやけている感じがするというか・・・結局どうしたかったんだろう?みたいな。中盤から後半が若干だれ気味。


    やたらとキャラが立っていた大場久太郎は別作品からのゲストだったんですねw

  • おもしろい!!次々と登場するマニアな人々がいい味を出していて、疾走感と読後の爽快感が最高。それにしても警官倶楽部を敵に回すと本当に恐ろしい。

  • マニアでオタクな世界の楽しさも充分に、スピード感抜群の痛快な物語。すげー。「警官倶楽部」最強です。本当の警察よりむしろ有能かもしれない(笑)。
    たしかに実際の警察って、そんなにカッコよいところばかりじゃないものね。そんな警察の長所ばかりを抜き出したのが「警官倶楽部」なのかも。やってることは犯罪に当たるのだろうけれど、これはやっぱりカッコいいよなあ。

  • 軽〜いのが読みたいなーと思っていたのもいい
    タイミングだったせいか、かなり面白く読んじゃいました。
    痛快なバカバカしさ、爽快な読後感。いやー良かったなー。

    警官オタク vs カルト教団 vs 暴力団 そして「アイツ」!!!
    この組み合わせだけで鉄板でオモシロイでしょう。
    頭ん中カラっぽにして、ひたすらニヤニヤしながら
    読んでました。

    これだけの事件や騒動を巻き起こしておきながら
    ホンモノの警察や警官が一切登場しないってのが
    徹底してバカっぽい!

  • 2007年3月2日読了

  • <span style="color:#666666">
    <table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208243/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21cBcgHcYzL.jpg" alt="警官倶楽部" style="border:none;" /></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4396208243/yorimichikan-22" target="_blank">警官倶楽部</a><br />(2007/02/09)<br />大倉 崇裕<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396208243/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>二人の制服警官が悪徳宗教団体の裏金運搬車を襲撃! しかし、彼らは本物の警官ではなかった。鑑識、盗聴、銃撃など、本職顔負けの技を持つ警察愛好家サークルの一員だったのだ。ただ警察が好きなだけの善良なオタクたちがなぜ強盗を!? 現金奪取は成功するが、直後に仲間の息子が誘拐される。カルト教団の逆襲と闇金組織の暗躍、そして謎の誘拐犯……。事態は混迷を深め、騒動は思惑を超えて拡大した! 本格ミステリ界注目の気鋭が描くノンストップ・エンターテインメント快作誕生!
    <本格ミステリの「巧(たく)み」とマニアの融合
    ミステリ書評家・村上貴史(むらかみたかし)>
    警官倶楽部奴等は単なるコスプレ野郎ではない。鑑識、尾行、銃撃戦など、各分野の達人からなるスーパー素人(しろうと)集団なのだ。
    警官倶楽部による悪徳宗教団体からの現金奪取を契機に、事件が事件を呼び、闘(たたか)うべき相手は次々に増え、倶楽部も続々と専門家を投入し、騒動は雪だるま式に膨(ふく)れあがる……。本書は、自らもコロンボや怪獣のマニアとしてその心理を十二分に理解する大倉崇裕(おおくらたかひろ)が、本格ミステリ作家ならではの巧(たく)みな手綱(たづな)さばきで個性的な面々を突っ走らせたスピーディーで愉快で痛快なクライム・コメディだ。マニアが放つ熱い刺激に身悶(みもだ)えせよ!</strong></p></blockquote>
    マニアのパワーここにあり! というにふさわしい一冊である。普段はそれぞれに一般市民として仕事もしながら生活している人々が、一度警察オタクとして集合するとこうも強力なパワーを発揮するのかと目を瞠らされる。単独ではできないことをそれぞれの得意分野をフルに活かして結束すればもはや怖いものなしである。だがしかし、そんな彼らでも苦戦を強いられることがあったのだ。武器であるはずのマニアゆえの友情や恩義、信頼関係が思わぬ弱みになったりもするのである。痛快ドタバタ劇でありながら、ほろりとさせられもする物語である。</span>

  • 警察マニアばかりが集まって事件を解決したり強盗したりというストーリー。次々にトラブルが降りかかり、そのたびに特殊技能を持つマニアたちが終結、という設定は面白いと思うのですが、もう少しテンポ良く進んでもよさそうな………『白戸修の事件簿』が好きなので買ってみましたが、ああいうのんびりした話の方が似合う作家のような気がします。

  • 警官マニアのご一行が、友人を救うために起こした強盗事件から思わぬ騒動に巻き込まれるお話。

    多種多様の警官マニアたちが、誘拐犯、カルト教団、取立て屋相手に己のマニア魂を燃やしながら戦っていく。
    都合のいい登場人物が揃いすぎじゃないかという気がしなくもないけど、エンターテイメントとしてはこんなものか。
    話も1本調子ではなく、きちんとひっくり返しが合って最後まで読ませてくれたし。
    最後が続きそうな感じなので、できれば続編など読みたいかも。

  • 警察オタクっていうのは実在するの?その設定はともかく、その道の達人が次々と登場し楽しめます。「無法地帯」の大場も登場。

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著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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