LOVE or LIKE

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 687
感想 : 164
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632663

感想・レビュー・書評

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  • ぐっとくる話は少なかったかな

  • 「なみうちぎわ」を読み終わりました。
    心の中が何かとても懐かしいあたたかいもので満たされたような感覚です。
    とてもいい作品ですね。

    「ハミングライフ」を読み終わりました。
    こちらもとてもいい作品ですね。無数の人が織り成す無数の営みの中で偶然巡りあった二人の営みがほんわかとじんわりと暖かく伝わってきました。

  • 中田永一の「なみうちぎわ」が一番印象に残った。
    映像が現れてくるという意味ではマンガ的だからだろうか。
    それとも眠り姫のような設定や年の差がロマンチックだからだろうか。

    次に本多孝好「DEAR」。
    小学生の友情というか、その時代を一緒に楽しく過ごした仲間との一瞬が瑞々しく描かれているように思う。
    本当に貴重な一瞬なんだようなァ。
    告白したくないという3人の男子(だんし)の姿がなんか懐かしくて少し切ない。

    山本幸久目当てで借りたのだけど、「ネコ・ノ・デコ」はそこまで響かなかった。短いなかにも、もう少しガツンとくるものがほしい。

  • 「ハミングライフ」 ほのぼのしててよかった

    石田衣良「リアルラブ?」中田永一「なみうちぎわ」中村航「ハミングライフ」本田孝好「DEAR」真伏修三「わかれ道」山本幸久「ネコ・ノ・デコ」

  • LOVE と LIKE の狭間でゆれる
    そんな心をつづった珠玉の掌編集
    どれもほんわりと暖かな気分にしてくれます
    特に好きなのが中村航の「ハミングライフ」
    いいなぁ、こういう始まり♪(*^_^*)

  • 「Love or Like」は愛或いは好きという意味かなあ。でも私は、友達が言う通りに「好きな人は何人でもいるが、愛する人はただ一人」という意味もあると思う。例えば、石田 衣良が書いた「リアルラブ?」の内容から、カナコとナスの関係はどういえばいいのか。カナコは同士のチーフが好きだが、あの人はもう子供が二人いて、夫婦もいい感じだ。ヤスはカナコが好きだが、あれは口だけ言えないことで、さらにカナコがチーフに対する気持ちもよくわかっていて、苦しくて可哀想だと思った。その状況を見ると、カナコにチーフに対する気持ちは愛ではなく、好きで、ヤスのほうは恋かもと筆者が言いたいと思った。

  • 中村航さんのハミングライフは良かった。
    木のウロを通じての文通から始まった恋愛。
    こういう、非現実的なのに弱いな俺。

  • たまには男性作家も読もうかと思って、手に取った一冊。
    圧倒的に良かったのは、中田永一の「なみうちぎわ」。
    どことなくマンガ的なところもありつつ、気がつけばストーリーにハマってしまいました。
    技術的には、そんなにうまいわけではないのだと思うのだけど、物語の構成がよくできてるんだと思う。
    読み終えたとき、すごい満足感がありました。
    残念ながら、この本には著者のプロフィールは載ってないので、中田さんがどんな人かわからないのだけど、他のも読んでみたいなあ。

    もう一つ良かったのは、中村航の「ハミングライフ」。
    この人の「100回泣くこと」は読んだことあるのだけど、これはまた全然違うほのぼのとした恋のはじまりのお話で、同時に世界と繋がることの幸福感みたいなものが満ち満ちたお話。
    ときおり出てくるイラストも可愛くて、読みながらハッピーな気分になれてしまう。
    私もいつかこんな風に、誰かと出会えたらいいなあ。。

  • <内容>男女が出会うと、いろいろな感情が生まれる。気になる、好き、愛しい、せつない…。友だちが恋の対象になるのは、どんなときだろう?転校生への憧れ、再会した同級生への複雑な感情、文通相手のまだ見ぬ異性へのときめき―。微妙な機微を、6人の実力派男性作家が描く恋愛アンソロジー。

  • 出版社 祥伝社
    出版年月 2008年9月



    石田衣良
    「リアルラブ?」

    中田永一
    「なみうちぎわ」

    中村航
    「ハミングライフ」

    本多孝好
    「DEAR」

    真伏修三
    「わかれ道」

    山本幸久
    「ネコ・ノ・デコ」


    恋の協力者、のはずだった友達。
    いつしか青年になっていた家庭教師先の少年。
    ひょんなことから始まったまだ見ぬ文通相手へのときめき。
    転校生への切ない憧がれ。
    再会した同級生への複雑な想い…。
    “気になる”から“好き”、そして“愛しい”へ。もどかしく揺れる男女の機微を、
    今注目の六人の男性作家が鮮やかに描く、珠玉の恋愛アンソロジー。


    誰もが一度は悩んだことがあるはず。
    ”この好きはどっちの好き?”と。

    短編集なのでサラッと読めます。

    個人的には中村航さんの「ハミングライフ」がお勧め。

    とってもかわいらしいお話です。

    • curubookさん
      読みました。俺も「ハミングライフ」が好きです。
      あと「なみうちぎわ」や「DEAR」もおもしろかったです。
      男の人が書いた恋愛だからだろう...
      読みました。俺も「ハミングライフ」が好きです。
      あと「なみうちぎわ」や「DEAR」もおもしろかったです。
      男の人が書いた恋愛だからだろうか、共感できるところがいっぱいありました。(derM)
      2010/01/20
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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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