バツリスト

著者 :
  • 祥伝社
2.19
  • (0)
  • (1)
  • (9)
  • (16)
  • (5)
本棚登録 : 84
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633547

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一筋縄ではいかない、ちょっとひねくれた奇妙なミステリ。復讐をする仕事人のような集団が出てきますが。実際には犯罪を抑止するために動いていたり。肝心の復讐も、何かがおかしい。あからさまにたくらみが隠されているな、とは思うものの、その正体はなかなか分かりませんでした。
    時効が撤廃されて、ミステリにおいてはつまらなくなってしまった昨今ですが。時効撤廃をこういう形で捉えるってのもありなんだなあ、と思いました。これは目新しいかも。

  • あぁ...個人的には少し苦手な方の蒼井作品かも。
    少し捻くれていてユーモアのある蒼井氏が
    この方向に寄った作品だと何故か少々
    苦手なのです。なんだか読んでいてゴチャゴチャ
    になってきて何がどうなってるのか分からなく
    なってきてしまうw。

    ストーリーが意図せぬ思わぬ方向に転がって
    いくのは分かるんですが、そもそものこの
    バツリストなる存在や、それに協力しようって
    いう奇特な登場人物達、そして彼等バツリストの
    アジトとなるお店「×」でのカレーなど...
    意味の分かり難いなんかシュールな世界で
    気持ち的についていくのが大変w。

    そんなトコも含めてこの方の味なんだとは思いますけどね。

  • 2010/12/18読了

  • 「次の“バツ”は、こいつに決定していいと思うのですが」自殺した息子が遺した一冊のノート。そこには息子を死に追いやった人物たちの名が記されていた。嶋津は復讐に乗り出すが、老体にむち打つ彼に協力者が現れて…。連中を罰したい。


    正直、まったく面白くなかったゾ!

    蒼井氏に長編は向いていない気すらします。
    ・・・残念。

    すでに購入していた『人生相談始めました』を飛ばして
    先に最新作である本作に挑んだのに、
    面白くないだけじゃなく
    『人生~』を読むの、不安になるじゃないのっ!


    ★×4や5の出来は正直、期待していない。

    いや、本心を言えば「手放しで面白いヤツ」を望んではいるが、
    言葉で言い表しがたい、微妙な喜びがある著者作品・・・
    今回はそれが皆無だったのはイタいよ。


    《2010年12月19日 読了》

全16件中 11 - 16件を表示

著者プロフィール

1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。2004年、「キリング・タイム」で第26回小説推理新人賞受賞。同年「小説推理」掲載の「大松鮨の奇妙な客」は、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた。同二作を含む短編集『九杯目には早すぎる』でデビュー。著作に「4ページミステリー」シリーズ、『ロスタイムに謎解きを』『最初に探偵が死んだ』など。

「2016年 『お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

蒼井上鷹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×