- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633547
感想・レビュー・書評
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一筋縄ではいかない、ちょっとひねくれた奇妙なミステリ。復讐をする仕事人のような集団が出てきますが。実際には犯罪を抑止するために動いていたり。肝心の復讐も、何かがおかしい。あからさまにたくらみが隠されているな、とは思うものの、その正体はなかなか分かりませんでした。
時効が撤廃されて、ミステリにおいてはつまらなくなってしまった昨今ですが。時効撤廃をこういう形で捉えるってのもありなんだなあ、と思いました。これは目新しいかも。 -
あぁ...個人的には少し苦手な方の蒼井作品かも。
少し捻くれていてユーモアのある蒼井氏が
この方向に寄った作品だと何故か少々
苦手なのです。なんだか読んでいてゴチャゴチャ
になってきて何がどうなってるのか分からなく
なってきてしまうw。
ストーリーが意図せぬ思わぬ方向に転がって
いくのは分かるんですが、そもそものこの
バツリストなる存在や、それに協力しようって
いう奇特な登場人物達、そして彼等バツリストの
アジトとなるお店「×」でのカレーなど...
意味の分かり難いなんかシュールな世界で
気持ち的についていくのが大変w。
そんなトコも含めてこの方の味なんだとは思いますけどね。 -
2010/12/18読了
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「次の“バツ”は、こいつに決定していいと思うのですが」自殺した息子が遺した一冊のノート。そこには息子を死に追いやった人物たちの名が記されていた。嶋津は復讐に乗り出すが、老体にむち打つ彼に協力者が現れて…。連中を罰したい。
正直、まったく面白くなかったゾ!
蒼井氏に長編は向いていない気すらします。
・・・残念。
すでに購入していた『人生相談始めました』を飛ばして
先に最新作である本作に挑んだのに、
面白くないだけじゃなく
『人生~』を読むの、不安になるじゃないのっ!
★×4や5の出来は正直、期待していない。
いや、本心を言えば「手放しで面白いヤツ」を望んではいるが、
言葉で言い表しがたい、微妙な喜びがある著者作品・・・
今回はそれが皆無だったのはイタいよ。
《2010年12月19日 読了》