恋愛検定

著者 :
  • 祥伝社
3.20
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本棚登録 : 383
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633721

感想・レビュー・書評

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  • 「恋愛力」を検定する神様が選んだ6人の受験者達のお話。これを読んで自分の恋愛力を測定するには評価基準が提示されていないし、昨今の恋愛離れに対する警鐘という意味だとしたら話的に弱く、どうにも中途半端な感じ。

  • 未婚の男女前に突然神様が現れ、期限を切ってその人の恋愛力を試す。検定に合格すれば、コミュニケーション能力の客観評価として、履歴書にも書ける。

    自分の思い込みで相手を想定し、それ以外は受け入れない固い価値観を持った若者への人付き合いの指南書。

  • 恋愛の神様による恋愛検定。自己アピール力とかコミュニケーション力を見るらしいが…なんかダメな人が多い(笑)他人にあまり興味がなくなった現代っこというか。
    でも頑張った人はそれなりに報われる展開は、やっぱりねーとほっこりする。

  • 今の幸せを大切にというところは、本当だと思う。ちょっとしたことでも。

  • 恋愛検定、読了~。この小説の恋愛の神様がノルマが課せられてて俗っぽくて楽しく読めましたww 恋愛して傷つく恐怖心と、自分から行動できない臆病さを克服できないと、恋愛検定では合格できないってことがよくわかりました。勉強になったwww

  • ある日突然「恋愛の神様」が現れ、トライアルの後受検する級を決められる。

    登場人物の誰も共感できず。
    恋愛力=コミュニケーション&セルフプロデュース力ってのは納得だけどね。

    【図書館・初読・9/30読了】

  • 恋愛の神様が降臨して、7人の男女が恋愛の検定を受けるというお話。
    神様が降臨ってドラマの「プロポーズ大作戦」みたい。あれは、天使だったっけ。それとも「死神の精度」の死神か。まあ、いい。
    トライアル問題をまず出されて、受験をする級が決まるのだがそこら辺が明確でなくて腑に落ちない。トライアル問題も○○だったら何級というわけではなく、その場の恋愛模様を語るというもの。
    合格の合否も積極的にメールなどのアクションを起こせば合格するような感じで不公平感が否めない。
    解説のゆうきゆう氏による傾向と対策はおもしろかった。なるほどと納得できる部分も多かった。この解説によって本文が支えられてなんとか一冊の本になっている。
    設定やアイディアは面白いけど、内容はイマイチで残念だった。

  • 短編の恋愛小説。軽くて読みやすく、良い意味で文章にも癖も無い(と私は感じました)。なるほどねーと思ったり、そうだよねーと思ったり、頑張ったねーと思ったり、頑張ってねと思ったり。
    面白かったです。

  • ふとした瞬間、世界中の時間が止まると、そこに「恋愛の神様」がやってくる。
    ちょっとした質問に答えると、神様は何級の検定を受験するかを伝える。期限までに、異性とつきあうつきあわないの結果は別として検定に合格すると、履歴書にも書ける人気の資格が手に入れられる・・・・という不思議な設定の連作短編集。
    自分はモテると勘違いしている女性や、シンデレラ願望のある男性、ものぐさでタイミングを逸してしまう女性や幸福になることに罪悪感を抱いている女性など、さまざまな登場人物が「恋愛」と向き合う。
    あー、あるある、こういうの、いるいる、こういう人、とうなずきたくなるネタもあって楽しい。
    巻末には精神科医のゆうきゆうがそれぞれの恋愛モデルについて分析結果を解説しているのもおもしろい企画だ。

  • ご本人のブログによれば「恋愛」関係の小説は初めてだとか。そういえば読んだことなかったな。
    変わった趣向の小説でなかなか面白かった。今は恋愛に臆病になってる人が多いと聞くが、この小説に出てくるようなタイプの人ならけっこう見かける。

    恋愛なんて、意図してできるものでもないし、理屈をこねくり回すものでもない。恋に落ちてからはあーでもないこーでもないと頭を悩ますものだけれども、それこそが恋愛の醍醐味だし。

    祥伝社のサイトで恋愛検定をやってみたら、いきなりマイスターに挑戦になってしまった。が、結果は30点で不合格(笑)。八方美人的な態度がよくないらしい。よくおわかりで(笑)

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著者プロフィール

一九六五年東京都生まれ。大妻女子大学卒業後、会社員、フリーライターを経て、二〇〇三年『死日記』で「作家への道!」優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『県庁の星』『嫌な女』『ハタラクオトメ』『頼むから、ほっといてくれ』『残された人が編む物語』『息をつめて』など。

「2023年 『じゃない方の渡辺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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