泣いたらアカンで通天閣

著者 :
  • 祥伝社
3.69
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本棚登録 : 154
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633899

感想・レビュー・書評

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  • ええ話。大きくなったチエちゃんと、かなりええ奴なテツの話。涙あり、突っ込みあり。

  • 大阪市内で生まれ育った私としてはこういう“大阪”を連想させるワードにはめっぽう弱い。こんなコテコテの下町で生まれ育ったわけじゃないけど、下町って今でもこんな雰囲気なんだろうなーとは思う。坂井さん『羊くんと踊れば』がグロだったけど、こういうストレートな人情物も書かれるのだと。血の繋がりより濃いものがあるって思わせてくれる作品。ベタな人情ものだけどこれはこれでアリ。2012/475

  • 人情もの。
    読み終えたときのほっこりした感じがよい。

    大阪弁がきついけど、嫌な感じがしないのもよい。

  • 大阪下町に根っこをはって、生活を営む人たち。どの登場人物も魅力的で笑いと涙にあふれ、読む新喜劇という感じだった。面白い!

  • よしもと新喜劇だね

  • ★3.5

  • 東京バンドワゴンが大阪味になりました、みたいな人情もの。題材は不倫だのネグレクトだの毒親(っぽい)だの暗いものばっかりだけど明るく書いてはある。食べ物をおいしいと感じられる内はまあ大丈夫だよね。と思える。何だかんだありつつも家族やら地域の人情の温かさに心地よさを感じるひとには受け入れられるんじゃないでしょうか。

  • 読売テレビ開局55年記念。13年・3/25(月)深夜〜3夜連続放映 本編鑑賞済。

    ※関西地区限定放映でしたが、他の地域でも放映して欲しい、そう切実に思わずにはいられません。原作を大事に踏まえ、飾らず生々しい人間模様が描かれてました。

  • 誰が読んでも成長した「チエ」でしょ

  • よく考えると不倫、育児放棄などなど話の内容は暗いものばかりなのに読後感はとてもスッキリ。
    登場人物がみんな主人公センコをはじめうっとうしいくらいお節介で温かい大阪人達なためか。
    ちょっと大阪に帰りたくなった。
    私はこんなにコテコテの大阪人じゃないけどね。

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著者プロフィール

1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部卒業。2008年、「虫のいどころ」(「男と女の腹の蟲」を改題)でオール讀物新人賞を受賞。17年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』(ハルキ文庫)で髙田郁賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。著書に、『小説 品川心中』(二見書房)、『花は散っても』(中央公論新社)、『愛と追憶の泥濘』(幻冬舎)、『雨の日は、一回休み』(PHP研究所)など。

「2023年 『セクシャル・ルールズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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