- Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396762452
感想・レビュー・書評
-
こういう傷を舐め合うような自堕落な感じは好きじゃない。
でも高評価のレビューが多いってことは、結婚ってこんな感じということなんだろうなー。
うーむ。
私は向田邦子が好きだからなー。
こういう雰囲気が分からん。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか切ないマンガです。
-
独特の雰囲気で淡々と夫婦の日常が描かれる.
言葉はとても少ないが妻の感情は伝わってくる.
それにしても主人公夫妻は甘えすぎ、センチすぎるのじゃあないだろうか.そこら辺が共感できなかった. -
無駄に過ぎていく日常。寂しく、切なく、後ろめたく。わたしは誰の幸せよりもわたしの幸せをかみしめる。終盤の文章が良いね。2001年4月発行、ブックデザインは小田島等。
-
西荻窪に住む漫画家の夫とOLの妻の日常を描いた漫画。毎日が穏やかに過ぎていくなかで、2人でいることのやりきれない気持ちや寂しさをぽつぽつと綴っています。これを読むと夫婦ってなんなのだろうなーといつも思う。西荻窪に住んでいた頃に読んでたので、実際にある市場やお店が出てくると嬉しくなって、ときどきふらっと遊びに行ってました。
-
これまた、著者の作品の中でもどぎつい描写がないものなので、読めました。
タイトルの通り、西荻窪に住む若い夫婦の物語。
とりとめのない日々が描かれていきます。
漫画家の夫はどこかふわふわしていて、「この世の辛いことも悲しいことも、目をつぶれば消えてなくなると信じている」と妻に言わしめるタイプ。
よその女性と、浮気といえない戯れをしたりしています。
二人はひとつにはなれないと割り切っていながらも、仲良く暮らしている夫婦。
ただ、そういった気持ちで付き合っているからこそ、二人でいても寂しい気持ちを抱えているというのが、リアルです。
現世用のマイホームは買わないけれど、来世用の二人のお墓は買うというところが、二人の絆を表しているよう。
何が起こるわけでもない、平凡な描写ですが、これが日々の人生かなと思わせる淡々とした作品です。
表紙の写真と作品の夫婦の絵が、全く雰囲気が違うものなので、(敢えてギャップを狙ったのかな?)と考えてしまいました。 -
心のバイブル。一番好きな漫画。
-
せつない内容に胸が苦しくなりました。
日常と言う残酷さ、でも毎日生活するには日常がないと生きていけないし。
十分幸せでゼイタクなのはわかってるけど、心の中の「さびしい」が消えない。
すごく共感できました。
最後のほうの文章の部分がとくに。
「私の時間を私だけのために消費しているうしろめたさ」
この言葉忘れないと思う。
ラストはちょっと謎が残るけど、幸せになって欲しい。 -
やまだないとでいちばん初めに読んで、そしてやまだないとでたぶんいちばん好きなのがこれ。選ぶということは他を選ばないということだし、ここにいるということは他の場所にはいないということだ、ということをいつも考える。それからそれのもたらすひどく静かな喜びと悲しみみたいなもののことを。いわゆるなにか、にくくれない日々の(ひどく静かなのにくるおしい)一瞬一瞬の素晴らしくささやかな葛藤が詰まってる。生きるって素晴らしいよねなんて云わないよ、もちろん。
-
何回も何回も読み返している漫画。
日々はこう過ぎて行くよなぁ。
結婚してより好きになったよ。