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- / ISBN・EAN: 9784396764821
感想・レビュー・書評
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2014/03/23
私はこんなに立派な仕事してるわけでも、自分の仕事に誇りがあるわけでもない。
でも、仕事にちょっとめげそうになってる今読めて良かったと思う。
しんどいし、先が見えないけど、もうちょっとがんばってみよう。
まぁ、仕事だけじゃなくて恋愛もがんばりたいお年頃ですけどね。笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あぁ、なんて痛々しくて重苦しい話なんだ
そう思うのは、自分が働く人間で、
先行き不透明なこの環境の中で、
窒息死してしまわないように
必死で泳ぎ続ける回遊魚のようなものだからだろう。
この結末は、ハッピーエンドなんだろうか。
付き合っていた人がいたころに、
自分が、男みてーだ、って思うことが頻繁にあった。
すまん、仕事は言ってるから会えない。
ごめん、今日は疲れてて眠ってたい。
なんであんたが、寂しそうな顔するんだよ、泣きてーのはこっちだわ。
そう思って、
人を思いやることを忘れて、
誰か私をいたわってくれよ!と
わがままなことを思い続け、
小さくてあったかな、
普通の女の子が大切に大切にするものを、
床にうっかり落として割ってしまったお皿のように、
簡単に壊してしまった。
私は心のどっかで、
人の気持ちさえ、
お皿のように
買い換えることが簡単にできるのだと
思っていたんじゃないだろうか。
登場人物の女の子から去っていった男の子たちは、
私が終止符を打った男の影に、どれもよく重なった。
彼らなりに、彼女たちを必死で繋ぎとめようと
思っていたのであろうのに、
男の子が、女の子の話を、都合のよい物語にするみたいに、
女は女で、自分の物語を作り上げる。
親にも理解されなくて、
誰からも承認を受けられなくて、
その代わりかなにかわからないけれど、
「働く」ことに、承認を得たいと思う女たちに
出口なんてあるんだろうか。
それが、
割り切った結婚だったり、
一方的な出産だったりするのは、
ハッピーエンドなんだろうか。
死なない限り、「エンド」なんてない。
生きていく流れの中で起こりえる
束の間の「ハッピー」に、漫画はとりあえずの終止符を打つことができる。
なんだかな、この結末は
balck snake moanって映画を思い出した。
崩れて共倒れになりそうな男と女が、
震えながら、抱き合って、
女が「大丈夫、大丈夫よ。」って
まるで、自分に言い聞かすかのようにつぶやく。
「私たちは未来を選べる」
それが、明るいものになるはずだと信じて疑わない強さを手に入れるには、
「働く居場所」があるか否かなのか、
「男を逃がさないだけの切り札」があるかないかなのか
私にはわからないよ。
それも、そのリスクを負ってくれる男が、身寄りのない男だって言う漫画の中の条件を鑑みるとですね、
とりあえずわたしは、
前者を確固たるものにするために、
働く場所を求めるしかないのでしょうな。
生きづらいわ。まったく。 -
全10巻。
ねむようこ「午前3時」シリーズといい、最近働く女子の話がすきなのかもしれない。
べつだん働く意味を見失ってるわけでもないんだけど。
共感じゃなくて、「あ、そっか」って目からウロコがいっぱいだった。
“そこに仕事があるからやるだけだ。やれば終わるだけ仕事の方がいい”とかね。
それにしても、女って考える生き物だよね、と思う。 -
こんなOL生活を過ごしたことがないから、ないものねだりで憧れます。
それにしても、素敵な人ばかりが寄ってくるんだね~。いいなー。
自分を大切にすることが、周りを大切にすることにつながるのか。
主人公が黒髪なところが、いいと思いました。
代理店で働いているのに、イマドキじゃないところが(笑) -
藤井ミナミ、強くなったね。
佐原徹の弱さを甘やかさず、でも許せるほど。
それほど、愛してたんだね。
私はきっと甘やかしてしまう。
恨みごとを飲み込んで、すべてを許しちゃう。
そこが私のだめなところなんだろうなぁ。
自立した女になりたい。
強かな女になりたい。 -
サハラ、悪い男かと第一印象で思ってた。
人を見る目が無かった。 -
完結。すべてを失って、一度失ったすべてを守り通したミナミ。ぐらぐらになりながらも立ち続けた彼女の表情には、確実にひとつ上のステージにのぼった「女性」を感じさせられた。こういう作品に触れるといつも思うことだけど、「ああ、女性にはかなわないなぁ」と今回も思った(笑)。ミナミと、女性たちの結束がこれからも優しく力強いものでありますように。
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働く女子は共感ポイント多い