- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408108520
感想・レビュー・書評
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・感謝を幸せにつなげる5つの法則
1)1日5人に感謝しよう
2)朝起きたら前の晩の5人に再度感謝しよう
3)イヤなことにも感謝の要素を見つけよう
4)感謝はすぐにお返しをしよう
5)感謝は積極的に社会に返そう
・Success is doing your own thing for the benefit of others.(成功とは、他人のために自分のやりたいことをやることだ。)
・人の幸せは「生きがい」で決まる。私たち一人ひとりのこころが豊かで幸せであることが、社会全体を幸福なものに変えていくには必須、なぜなら社会全体を動かしているのが私たちだから。
・自分という存在が誰かのため、あるいは何かのために必要か、という問いに肯定的な回答ができる人は、それだけでも生きがいのある人であることが多い。「生きがい感」を一番持ち合わせているのは、自分の生存目標をはっきり自覚し、自分の生きている必要を確信し、その目標に全力で歩いている人ではないか。by 精神科医・田中美恵子
・人が幸せに生きがいをもって生きるには
1)何か、誰かのために役立っている感=自分が人から必要とされ、求められ、自分の存在が社会において、あるいは誰かのために役立っている実感。
2)自分の人生の目的が明確で、それに忠実に生き、その人生を生きる自分自身を肯定できる感
・真の感謝とは、呼吸するに等しいくらい自然な行為。意識しなくても「感謝すること」が当たり前になっている状態こそが、一番好ましい状態。
・感謝の4つの度合
1)子どものころに教わる感謝
2)自分を応援してくださっている直接には見えない方々に感謝。本当に感謝できる状態になるには、その人の「社会常識に対する知識」と「想像力の質」が関わる。
3)「逆境よ、ありがとう!」「最悪なストレスの連続よ、ありがとう!」という類の感謝。これを自然にできるようになれば上級者。そのためには、自分の内面に向き合って、本当の自分が考えていることを自覚し、受容する試練が必要。
4)短所がいっぱいあって、欠けているところばかりの自分という人間に対する感謝。いくつもの違う度合いの感謝を経てくると、自然に沸き起こる感謝が「あるがままの自分」に対する感謝。この域での感謝ができるようになると、自分自身が自分であることに幸せを感じられるからこそ、他人があるがままの他人であることに感謝ができるようになる。さらに自分を社会に役立つ人間に成長させるための集中力が増すから人との競争に興味がなくなる。それにより、さらに成長のスピードが速くなるのを実感できる。
・あるべき幸せではなく、あるがままの幸せを受け入れよう。狭い価値観で自分自身や自分の周囲を勝手に判断するという「あるべき幸せ」ではなく、「今ここにある、あるがままの幸せ」を、まったく違う「自分の目」で見ることができた時、人の感謝に必要な幸福度は数段にアップする。
・人間はどうしてもないものねだりをする。「こうだったらもっと幸せになのに」と考えがちだが、本来「自分がすでに手にしているもの」の尊さにまず気づくこと。そうすると、物質的な「もっともっと」の無意味さ、そして「誰が誰より幸せか」という他者との比較の無意味さを実感できるようになる。
・神社参りで「◯◯になりますように」といったお願い事はせず、今の自分が自分であることを、ただ静かに「感謝」する。「日々大小のさまざまな問題が起こることはあっても、こうして日々を過ごしていけていることを考えると、人生は受け取り上手のほうが得をするように思える。「今、ここにある幸せ」に感謝する習慣は、人生を何倍も豊かに幸せなものにする。ないものねだりをやめて、発想の転換ができれば、私たちは皆「運がいい」ということに気づく。せっかくある運を生かすも殺すも、やはり自分の心次第。誰もが皆、幸せの青い鳥を心に持っている。
・「幸せな人生を送るための感謝」への必須は「自分を知ること」。自分を知ることには自己内省力と自己客観力への気づきが必要。
・感謝日記を実践した結果、翌朝の目覚めがよいこと、「社会の中で生かされている自分」を強烈に実感させてもらえることができるようになった。
・コーチとしても母親としても大事なことは「待つ力」。元プロテニスプレイヤー・杉山愛さんが幼少時、公園に出かけるために玄関で靴を履く際に、「早くしなさい」とのど元まで出かかったが、その時ふと「そもそも公園に行くのは娘のため。娘の時間に早くしろとはおかしなことだ」と思い直し、30分、靴紐を結び終わるのを待っていた。(by杉山芙沙子)この待つ力こそ、相手の人生の時間へのリスペクト。互いの待つ力によるリスペクトが、感謝の質を上げる。
・自分が自分を幸せにする覚悟と勇気を持つ。それができなければ、他人や環境への感謝は始まらない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
改めて言われてみれば、日頃人に感謝するなんてことは滅多になくなっている。本書を読んで大いに反省した。
著者の考えは極めて禅的である。もうほとんど御仏の教えと同じ。多くのものを頂きながら、ただ生かされていることに感謝しつつ、今ここにあるものに満足して暮らしていく。そんな境地に憧れる。
日記を書くことはまた別の話だが、早速1日1つでいいから感謝を記したいと思う。 -
感謝
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読了。
「これはいい」と思ったのは「感謝のお礼を言葉にしよう」ということ。通りすがりの人など、直接お礼がいえない場合は新聞やラジオなどに投稿して間接的にでもお礼を言おうとのこと。また「もらった感謝は社会に返そう」ということも素晴らしいこと。 -
元シンクロのオリンピック銅メダリストがアメリカで学んだ心理学を元に書いた本。他にも、感謝することの重要性と効果を述べる本はあるが、日記という形がめずらしいかも。日々の感謝を忘れずに。。
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私たち一人一人の心が豊かで幸せであることが、社会全体を幸福なものに変えていくには必須。
・何か誰かのために役立っている感
・自分の人生の目的が明確で、それに忠実に生き、その人生を生きる自分自身を肯定できる感
意識しなくても呼吸するように自然に感謝する。感謝しよう。
あるべき幸せにとらわれることなく、あるがまま、そこに存在する幸せに目が向く心理状態を鍛えなければならないもの。
自分は一人ではない。人から支えてもらっているという感覚を生み、さらにそれらが私もひとに役立つ生き方を目指したいという願望になる。
・自己内省力:本当の自分は実はなにを考えていて、実はどんなことを感じているかということに気づく勇気があり、わかること。
・自己客観力:他人は自分をどう見てるか?自分は社会でどういうポジショニングで役立つか、ということに気づく視野があり、わかること。
あるがままを受け入れる。
自分を幸せにするための無償の感謝です。その理由を安違うと感謝すればするほど、ふ幸せになるという本末転倒なことになってしまう。
あなたが行動するちょっとしたことで、受け取った人は幸せを感じ、そのことであなたも幸せになれる。
感謝の目的は自分で責任を持って自分を幸せにすること。
まずは笑顔でひとに接してみること。それが変化の始まり。
今ある身体に感謝し、持っているものをさらに高める。