はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418036011

感想・レビュー・書評

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  • <本書の概要>
    事業=自分の人生…としてはいけない
    事業はあくまで人生を豊かにする手段であり、目的ではない。
    人生は「それを楽しく幸せにするもの」に費やすこと。

    事業は油断すると人生を振り回そうとする。
    そのため、事業をコントロールし成長させるための
    起業家的心構えを説いている。


    <学びのポイント>
    ・人には「職人」「マネージャー」「起業家」の3つの
     側面がある。「職人としての技術」を磨きつつ、「起業家」の
     物事の捉え方、俯瞰する考え方を身につけていこう。

    ・事業の細部に目を奪われず、大局的な流れ、将来のための
     計画に時間を費やしていこう。事業の現場は、以下の方法で、
     できる限り自分の手から離していきたい。
     
    ・そのために事業を仕組み化させてしまおう。ポイントは
     1.期待以上の価値の造り込み
     2.オペレーションの容易化
     3.秩序だった組織の形成・運営
     4.徹底したマニュアル整備・ルール制定
     5.顧客への安定した商品・サービス提供

    ・「小さなイノベーション→数値化→マニュアル化」の流れで
     組織体制・事業運営を進めていく。
     このときのイノベーションとは実行することを前提としている。

    ・この事業にメンバーついてきてくれるポイント
     1.自分でもやりたくない事業を押し付けない
     2.長い間楽しんで取り組める事業にする
     3.基本理念はそのままに、ときどき事業を変化させる
     4.たまに事業の意味やルールを語り、思い出させる
     5.現場にとっての楽しみを直接感じ取り、増やしてやる

  • ・「事業を起こす目的が事業そのものの売却であるという」という考え方以外は素直に読めた。
    ・以下、読書メモ

    ・「企業家(未来)」「マネージャ(過去)」「職人(今)」の3つの人格。
    ・幼年期→青年期→熟年期と成長する企業。

    <幼年期>
    ・オーナー=事業。オーナーがいなくなれば事業そのものが消滅してしまう。
    ・ただしいずれ仕事量の限界が来る。
    ・事業の目的は個人の限界を超えること。単に仕事を抱え込むことじゃない。

    <青年期>
    ・人手が足りないと感じたときから始まる。そして人を雇う。マネジメントを怠ると失敗。(任せるのと任せきりにするのは違うので)幼年期に戻る選択をすると待っているのは倒産。

    <成熟期>
    ・将来像を描いている。
    ・その将来像に向かってどういう行動をするか考える。
    ・最初から一流企業のような振る舞いをする。

    <メモ>
    ・商品の代わりに事業を売る
    ・事業の試作モデルをつくる。(事業をパッケージ化する)
    ・事業=人生ではない。事業に奉仕するのではなく、事業を人生に寄与させろ。
    ・自分が居なくてもうまくいく仕組みを作れ。
    ・イノベーション→数値化→マニュアル化のサイクルが重要。
    (イノベーションは創造ではない。両者の違いは実行するか否かにある。イノベーションとは新しいものを実行することである。)
    ・事業発展プログラムの7つのステップ。
    ①事業の究極の目標を設定する。
     ・事業の究極の目標は人生目標に同じである。(本人の価値観に大きく左右される)
    ②戦略的目標を設定する。
     ・取り組む価値がある?顧客の定義は?
    ③組織戦略を考える
     ・組織図を作って役割分担を明確にする。
     ・マニュアルを作って仕事を任せられるようにする。
    ④マネジメント戦略を考える。
    ⑤人材戦略を考える。
    ⑥マーケティング戦略を考える。
    ⑦システム戦略を考える。

  • 今、たくさんの方が起業をお考えですよね!
    元気なオーナーさんが増えることをわたし自身も望んでいて、みんなで日本を元気にできたらと思っています!
    そこで、起業する方々にぜひオススメの一冊です!
    どんな考えを以って、起業に望むべきか?ここに尽きます!!オーナーとは?経営とは?その明確な答えがこの本にあります☆ぜひ読んでみてくださいね!!
    わたしは事業を考える限り、手放さないです(笑)

  • イノベーション→数値化→マニュアル化により、誰でもできるようにし、いつも同じ価値を提供しなければ、顧客に評価されない。

    そのゲームを作るのが起業家であり、そのゲームを面白くし、人に参加してもらうのが起業家の役割であるという考え方はおもしろいと思った。

    また、どんな価値を提供するか?は起業家の生き方であり、人生設計の一部として、事業を考えようとこの本は主張する。この考え方もおもしろいなぁと思う。

  • 面白そうだったので読んでみた。

    とくに印象に残った内容は・・・ない。

    金持ち父さん貧乏父さんと内容が似ているので、こちらを読んでいる人は
    特に読まなくてもいいと思う。

  • 分かり易かった。キャロットの仕事をマニュアル化してはどうかと考えた。カラオケボックス経営のスモールビジネスモデル。そのマニュアルで実際に店舗を作って試してみることが出来れば良いが。

  • 前半を読んで、自分が知りたいことが書いてある本ではないと思いかけたが、後半がためになった。企業理念やシステム、マニュアル構築の重要性をわかりやすく具体的に書いてある良書。

  • @t_wadaさんが勧められていたので読んだ。スモールビジネスを始める人は職人タイプが多くて失敗しやすいという指摘は重要。

  • 起業して成功するのに重要なことを、行き詰まりを感じている起業家サラとの会話方式で、とても分かりやすく説明しています。旧版『成功する「自分会社の作り方」』にサラを登場させて、分かりやすく書き直した本らしい。

  • 開業したときに必要な考え方のエッセンスが詰まった本。

    忙しすぎる毎日、スタッフさんとのコミュニケーション、新規患者さんの獲得などに悩んだり、不安に思った時にオススメ。
    自分が動くための道筋が、すーっと見えてきます。

    少なくとも、私は、「はじめの一歩を踏み出し」たくなりました。

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