人を動かす 文庫版

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100982

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる自己啓発本の古典中の古典。

    すばらしい名著。原点にして頂点。
    人と話すとき、人となにかに取り組むときに、気をつけるべきことが当たり前のように書いてある。
    古典すぎて、ググればほとんど内容が書いてあるページがたくさん出てくるけど、本として持っておくといいな、と思う。
    ついつい傲慢になりがちなときに読むとよい。

    しかし"How to Win Friends and Influence People"(直訳すれば「友に勝ち、人を意のままに操る方法」)という原題を「人を動かす」と訳した訳者は天才だと思う。
    原題はもっとエゲツないというか、扇情的なタイトルなんですよね。

  • 著者は、アメリカの作家、教師であり、自己啓発に関するコースの開発者。「人を動かす」は、ベストセラーになった本。どうすれば相手を動かすことができるか、具体的事例や著名な人の体験段を交えて説明してくれている。

    人を動かす秘訣は、ただ1つしかない。それは、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。人を説得して動かしたくなったら、どうすれば相手がそうしたくなる気持ちを起こさせることができるか?を考えるべき。

    人と話をするときは、まず一致していることから話を始める。互いに同一の目的に向かって努力しているのだということを、相手に理解させるようにし、違いはただその方法だけだと強調するとよい。

    相手に良い行いをしてもらいたければ、相手がよい人物だとして公然とそのように扱うのが良い。そうすると、その人間は期待を裏切らないように努めるだろう。

    まずは、相手に感謝の気持ちを述べ、褒める。そのあとで要望を伝えると、要望が通りやすい。

    相手の名前を覚える。そして、相手に重要感を持たせることが重要。

  • やりたいことに気づかされまくりで、なかなか先に進まない本です。
    この1冊読むだけで、それだけ進化させていただきました。

  • 謙虚に人の気を悪くしないようによく考えて行動しないといけないと思わせてくれる本。具体例が多く書かれているので内容を理解しやすい。当たり前のことばかりだけど、日々忙しく過ごしていると忘れてしまう大切なことが沢山書かれている。

  • 目次を読むだけでも充分価値のある本。内容も表題に沿ったエピソードが書かれておりとてもわかりやすく、読みやすい。
    あとがきの最後の2行、とても印象的だった。

  • 「人を動かす」ってタイトルだけ見ると下心があり、洗脳とかにも使えるのかと思いました。でも表紙が真面目そうなので試しに読んでみました。

    この本を読んで理解した事は、「人を動かす」要点は、とにかく人間は感情的な生き物をである事を理解する事です。この本には感情によって人が動いてくれた例が沢山書いてあります。

    私はこの本を読むまでは理屈で他人を説得して動いてもらおうとしていました。でも全然うまくいきませんでした。
    でもこの本を読んでからは、まず相手の感情によりそって、こちらが理解しようと努めます。その上で動いて欲しい時は感情を逆なでしないように動いてもらうようにお願いしています。それから色々と仕事上のコミュニケーションで上手く行くようになったと思います。

    この本を読んで欲しい人は、「相手が自分の理屈を理解してくれない、自分が正しいはずなのに」と思った事がある人に読んで欲しいです(私も以前そう思っていました)。
    この本を読めば包容力のある豊かな人になれると思います。

  • "人を動かす"というとなんとなく傲慢な感じがするし、経営者やらそっち向けにも見えるけど、全然そんなことは無いです。
    人との付き合い方、上手い身の振り方、相手を立てて自分も得する方法などなど、人との上手な関わり方について、著者が集めた様々な事例と一緒に学んでいける本。
    バカとは関わるな!みたいな風潮が流行ってるけど、その真逆を行く、訳の分からん相手や、道理の通らなそうに見える人とも上手くやっていく方法を探る、カーネギーさんの人徳溢れる一冊。

  • 2019年8月1日読了。


    ●人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して
    自分が悪いとは思いたがらないもの。
    凶悪犯であってもその傾向は強い。

    ●「人を裁くな、人の裁きを受けるのが嫌なら」 
    リンカーンの座右の銘

    ●相手を論理の動物だと思ってはならない。
    相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち
    自尊心と虚栄心によって行動するということよく
    心得ておかなければならない。

    ●「私には、人の熱意を呼び起こす能力がある。
    これが、私にとっては何事にも代えがたい宝だと
    思う。他人の長所を伸ばすには、誉めることと励ます
    ことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、
    向上心を害するものはない。私は決して人を非難しな
    い。人を働かせるには激励が必要だと信じている。
    だから、人を誉めることは大好きだが、けなすことは
    大嫌いだ。」

    カーネギーがUSスチール社の社長に
    異例の抜擢をしたシュワッブの言葉

    ●「おのれよりも賢明なる人物を身辺に集むる法を
    心得し者ここに眠る」
    カーネギーの墓碑に刻まれた言葉

    ●「成功に秘訣というものがあるとすれば
    それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、
    他人の立場から物事を見ることの出来る能力である」
    ヘンリー・フォード

    ●自分のことだけしか考えない人間は教養のない人間で
    ある。例え、どれほど教育を受けても、教養が身に付か
    ない人間である。

    ●「議論したり反駁したりしているうちには、
    相手に勝つようなこともあるだろう。
    しかし、それはむなしい勝利だ。あいての好意は絶対
    に勝ち得られないのだから」              
    ベンジャミン・フランクリン

    ●「最初に頭をもたげる自己防衛本能に押し流されては
    ならない」
    ⇒不快な状況に直面した時、まず現れてくるのは
    自分の立場を守ろうとする本能だ。
    気を付けねばならない。冷静に構え、最初の反応を
    警戒する必要がある。あなたの最悪の人柄が突出し、
    最善の人柄が隠れてしまうかもしれないのだ。

    ●「腹を立ててはいけない」
    ⇒何に腹を立てるか、それで人間の大きさが決まって
    くる。

    ●「バケツ一杯の苦汁よりも一滴の蜂蜜の方が
    多くのハエが捕れる」 リンカーン

    ●命令をしない。
    例えば、「あれをせよ」「そうしてはいけない」
    ではなく、「こう考えたらどうだろう」「これでうまく
    いくだろうか」と相手に意見を求める。

    ●「相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪におちいらせるよ
    うなことを言ったりしたりする権利は私にはない。
    大切なことは、相手を私がどう評価するかではなく
    て、相手が自分自身をどう評価するかである。
    相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なの
    だ」 サンテグジュペリ

  • 良い本だった。道徳の本って感じ。もっと前に読んでたら良かったなぁ。

    ただ、それなりにムカつく経験とか「こいつなんやねん!!」って思ったりしたことがあったからこそ刺さってるのかもしれない。わからん。

    どこかで読んだ「目次で全部言いたいこと言ってる」がその通りだと思った。
    定期的に読み返したい。

  • 非常に有益な本。

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