誰も知らない世界のことわざ

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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422701059

感想・レビュー・書評

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  • 諺も国によって個性が出ますね〜
    自分の魂のパートナー、生涯愛する人を「オレンジの片割れ」と表現するスペイン語がオシャレだな〜と思いました!

  • 翻訳できない世界のことばが好きで、こっちにも手を出してみました

    日本にもことわざってたくさんあるけれど、世界にも沢山あることを知ることができます

    ある日はハチミツ、ある日はタマネギ
    アラビア語。あるときはとてもうまくいき、またあるときには悪い方へいく

    ブドウはお互いを見ながら熟す
    トルコ語。私たちは近くにいる人たちの影響をうけてしまう

    他にも、たくさん。

  • タイトルの通り、世界のことわざを紹介している本です。本国でも変化球扱いなのか?きわものな感じのことわざが多い!
    僕のおすすめは英語のことわざ『pとqに気を付けて!』です。間違えやすい物事はよく注意して取り組め…というシンプルな意味。言葉が違っても、人間考えることはだいたい同じよな…と分かる楽しい本です。
    (門別T)

  • 『翻訳できない世界のことば』に続き…
    著者が暮らした様々な国の、計51点のことわざが彼女の愛らしいイラストと共に綴られている。


    「あなたは、私のオレンジの片割れ」(スペイン語)
    「オレンジの片割れ」とは自分の魂のパートナーで生涯愛する人のことを指す。イメージ的には半分に割ったオレンジの片方。
    いきなり情熱的なのが来ました笑 古今東西様々なパートナーの呼び方があるけど、これは特にオリジナリティがあって好き。
    オレンジの木が街路樹として何本も植えられている現地の写真を見たことがある。日常的な風景で彼ららしい表現だし、「1+1」のカウントじゃないのもなかなかにロマンチックでは?そんなふうに夢見ちゃって脳がとろけていく中、著者のコメントにトドメを刺された…!

    「ある日はハチミツ、ある日はタマネギ」(アラビア語)
    「上手くいく時もあれば失敗する日もある」。
    食べ物に例えてしまえば、少しは肩の力が抜けるのかも。(人前で緊張したら彼らをカボチャと思い込む的な…)
    どちらも好きな食材だし笑、生タマネギになる前に美味しい煮込み料理にしてやろうという心意気さえ湧いてきそう。

    「私の別荘は、ずっと外れにある」(ウクライナ語)
    「今話題に上がっていることは自分はよく知らないし関係ない」。
    自分にとっては痛いほど共感したくなることわざだ。ウクライナでも、自分とは関与していない事象に対して首を突っ込むことは良しとされていないらしい。
    しかし巻き込みたがる人間はどこにでもいるもので、今の戦争では関係ないはずの人々の別荘にまでそれが押し寄せている。心に暗い影を落とすことわざでもあった。

    「水が半分しか入っていない壺の方が水がよくはねる」(ヒンディー語)
    「本当の知識が入っていない人に限って、大げさな解説や動作をする」。
    「弱い犬ほどよく吠える」にも意味は近いのかな。どちらにしろこれは自戒の言葉としたい(((^^;;
    知っている風を装おうとして、却って大げさになってしまった苦い思い出がありまして汗 まさにことわざを体現していたわけです…

    「海の水は、ただ眺めるためだけのもの」(スワヒリ語)
    「長く苦しい旅のあとでも、海の水は渇きを癒やしてくれるものではない」。
    さらに「海の水」は「裕福な人達の富」を表し、彼らにとって富は眺めるものでしかない。
    「海の恵み」というけど、海水は飲み水にできないし貧しい人々を救うはずの富はいつまで経っても減らない。本質を突いているが、ことわざとして「こういうものだ」と定まっているのが悔しい。


    ことわざは日常から生まれ出る生活の知恵のようなもの。
    その国特有のことわざが存在するかと思いきや、案外他の国でも類似した言い回しのものが見られたりする。幸せな人生を送るために人が導き出した結論は、どこの国も大差ない。
    だから以上のように心打たれるものが、皆さまにもきっと出てくるはず。

  • 面白い本でした。
    国が変わると、言葉が変わる。言葉には、その地域に生活する人々の感覚が表れている。
    他の国のことわざを通して、その国に住む人々の生活や文化を想像するだけで、わくわくしました。
    そして、イラストも素敵です。
    空いた時間に、ふとまた手に取って読みたくなる、そんな本でした。

  • わくわくする。
    世界が広がる!

  • くだらなくって意味わからなくてしあわせすぎる。

  • 世界の変なことわざ、おしゃれなことわざが、イラストとともに楽しめる本。大きすぎない絵本のようなハードカバーの装丁で、プレゼントにもよさそう。

    日本語からも「猫をかぶる」が紹介されているが、なるほど、あらためて字面通りにみれば、意味不明ではある。「目がない」とか、「喉から手が出る」とか、もっと変なのはあるけどな。

    ん。でも、こういうのは、ことわざというより、慣用句ではないかな?

    本書が気に入ったら同著者の「翻訳できない世界のことば」もどうぞ。

  • 世界中にあふれる言葉

    日本にもたくさんのユーモアあふれることわざがあるが、世界中にはもっとたくさんのことわざがある

    なるほどね!と思うものもあれば、そうくるか!といったものも。
    言葉って面白い

  •  創作が混じっているので信頼性が極めて低い。

    参照 https://www.malaymail.com/news/opinion/2020/02/23/pisan-zapra-does-it-even-mean-anything/1839986

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著者プロフィール

エラ・フランシス・サンダース
イギリス在住のライター、イラストレーター。著書に"Lost in Translation: An Illustrated Compendium of Untranslatable Words from Around the World"(邦題:翻訳できない世界のことば)、"The Illustrated Book of Sayings: Curious Expressions from Around the World"(邦題:誰も知らない世界のことわざ)、"Eating the Sun: Small Musing on a Vast Universe”(邦題:ことばにできない宇宙のふしぎ)がある。

「2021年 『もういちど そばに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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