一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478061466

感想・レビュー・書評

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  • 単に勉強ができるだけでなく、仕事などの面において一流な人を対象にアンケートを取り、その結果などが紹介されている。

    アンケート結果より、どの親も勉強をしろとは言わず、あくまでも環境を作っているだけに留まっているように思われる。

    個人的に気になった点を以下に記載。
    子供が小学生ぐらいになったら、再読したいと思う。


    ・『人に迷惑をかけるな』より『役に立て』

    ・自分は何が好きで、何をしたいのか考えなさいと幼少期から子供に伝える

    ・子どもに最後までやり抜かせる為には、子どもの意思で挑戦させること。 習い事など。

    ・いつか目標が見つかった時に、選択肢を狭めないためにも勉強が大切

    ・成長する環境は整えるが、努力は強制しない

    ・放任と放置は違う

  • 子育て経験豊富な著者が、日本のトップ校に通う学生に対して行った「幼少期の家庭教育と成人後のリーダーシップ」についての大規模アンケート結果を自身の子育て経験を踏まえて体系的にカテゴライズし、解説した本。個人的には『「人に迷惑をかけるな」より「人の役に立て」と声がけを』というフレーズが心に残りました。
    続きはこちら↓
    https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/01/blog-post_4.html
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  • 自主性があるかどうか。セルフスターターかどうか。が国際企業の基準。
    幼少期に自分が何が好きで、何をしたいかを考えさせる。

    *自由を与え、自分で探させる。
    子どものことは子どもに決めさせる。
    子どもを大胆に信じて、決定権を広め、認めていく。
    *子どもに目標を設定させる。
    *進路に関し、子どもの意思を尊重する。
    *自主性は尊重しても、アドバイスは十分与える。
    放任と放置は違う。
    *選択肢を示し、最終選択は子どもに任せる。
    *過保護に育てない。
    過保護は失敗を通じて学ぶ機会を子どもから奪っている。
    *個性を尊重する。人と違ってもいい。
    *人に迷惑をかけるな。より、役に立て。
    *小さいことから自信をつけさせる。

    *視野を広げ、知的好奇心を刺激する。
    *読書で知見を広め、学習習慣を身につけさせる。
    *好きな本で読書を習慣化させる。
    読みたい本を読ませる。
    *視野を広げる。
    色々な所へ連れてゆく。
    *自分から興味を持ったことを応援する。
    *才能の種を見つけて、原石を磨く。

    *モチベーションを上げる秘訣は挑戦させること。
    最後までやり抜くモチベーションを高めるには、子どもの意思で挑戦させること。
    *子どもの応援団になる。
    *子どもに期待を伝える。
    重圧にならないバランス感覚が重要。
    *本気を確かめて投資する。
    強い決意がないところに、湯水のような教育費は無駄である。
    *真剣にならなければ叱る。
    一生懸命にやる習慣をつける。
    *途中で簡単に辞めさせない。
    *失敗を乗り越える強さを身につけさせる。
    失敗から教訓を学ぶ習慣をつける。

    *社交の場に参加させる。
    *書く習慣を身につけさせる。
    *外国語教育は、幼少期から慣れさせる。
    *小さい頃から何でも話せる相手になる。
    *子どもと積極的に議論する。
    *親の価値観を押し付けない。
    *感情的にならず、理由をしっかり伝えて叱る。
    怒るのではなく、気付かせる。
    *感謝することの大切さを教える。
    家族でも必ずありがとう。と言い合う。
    *相手の立場に立って考える癖をつけさせる。
    弱者の痛みが分からなければ信頼されない。
    *動物を通じて、思いやりの心を育む。

    *勉強を強制しない。
    親が勉強している姿を見せる。
    *幼少期に学習習慣を贈る。
    *楽しく思考力を伸ばす。
    なぜ。と問いかける。
    *勉強のメリットを教える。
    学歴社会の現実を教えることも大切である。
    *教育環境で子どもは決まる。
    *勉強での競争意識を育む。
    *報酬を与えて勉強させてもよいか?
    どうしてもやる気が起こらない場合には目先のメリットも必要である。
    *結果もプロセスも大切にする。
    *若い頃に選択肢を広げる。そして同世代と交流を持つことの意味は絶大。その意味で大学は有用である。
    *勉強至上主義で育てない。

    *自制心と他者への配慮をしつける。
    *まっとうな金銭感覚を身につけさせる。
    *教養と感受性を身につけさせる。
    *役割分担でしつけをする。
    父母の役割分担を明確にする。
    *親の会話が、子どもの人間性を形作る。
    会話には気をつける。
    *子どもは親の真似をする。
    親ができない努力を子どもに要求しても無駄。

    *プラス思考で、明るくおおらかに育てる。
    *父母間のけなし合いは絶対にダメ。
    *他の子どもと比べない。
    *子どもの努力を促すほめ方が大切。
    むやみやたらにほめない。
    *子どもの非行には執念で向き合う。
    親が本気を出さなければ、子どもは変わらない。
    *信頼で子どもを包む。
    双方向の信頼関係が大切。
    *無償の愛を注ぐ。
    親の最も重要な任務。

    子育てだけでなく、大人にも効く言葉である。

  • 膨大なアンケート結果に基づく考察の数々に頷くばかり。

  • 一流の人材を周りに流されず自分の確固たる基準でぶれない判断ができるし、他人と自分が違うことに不安を感じず、自信満々にリスクを取って決断していく 子供の自主性と責任感、そして集中力を引き出すために、自分で目標を設定させることがいかに大切か 小さいことから自信をつけさせる

  • 耳が痛いですね。子育ては楽しいけど難しい。赤ん坊の時の方がむしろ楽なのかもしれない。あーすればよかった、こう言えば良かったの連続です(笑)。
    本書はその助けとなる指摘が多い。まぁ、何をもって良い育て方と言えるのかわからないし、子供の捉え方に依るところも大きいかもだけど、やっぱりこういう子育てでありたい…と共感してしまう。
    ただ、注意は必要かなー。例えば、自主性を尊重とあっても放任はダメ、内容によっては強制も…となっていて、字面だけを読むと、じゃどうすれば?となってしまう。当然、その辺は自身の子供や環境に応じた育て方が必要なんでしょうね。
    セクションごとだけではなく、全体を俯瞰するようなまとめがあればなーとも感じた(最後にあったけど)。あと、少し長い。特に後半はだれてしまった。

  • ざーっと飛ばし読みした段階で返却期限が来てしまった。
    再読予定で一旦返却。

  • まあ普通かな

  • 子どもがにこにこ笑っていて、読書好きで、自分が好きなことと得意なことをわかっていて、感謝する習慣を持っていて、他人の考えを聞く力があり、好きなことに打ち込んでいたら、その子育てに大きな間違いはないということです。

  • 単に受験勉強が出来るだけではなくリーダーシップがあるエリート大学生200名にアンケートを取り、自分自身の育てられ方について良かった点・改善点を抽出、そのアンケート結果と著者自身の子育て経験も踏まえ、一流に育てるためには親はどういう観点で子供と向き合うべきかを、7大方針55箇条に綴った一冊。

    本文で「協調性ばかり教えると、ことなかれ主義になる」って指摘が出てくるが、これはまさに今の日本が抱える問題の根幹だよなーと想う。自分自身この指摘は耳が痛いところで、協調性優先で生きてるような気もして。自分の子供には、もちろん周りに対する気遣いは出来るようになって欲しいが、自分自身の意思を主張し、貫ける芯の強さを育んで欲しいなと思うのでした。
    子は勝手に育つ。けれども、その育つをいかに加速支援してやれるかが親の腕の見せ所ってことで、1人1人の個性を見極めながら、より良い接し方を模索していきたいと思います。

    ・他人がやるからを自分の判断の理由にしない。一流は絶対的な自分軸を持って物事を判断し、二流は周りが同じ意見であるかどうかの他人軸で判断する。行動は同じでも自分で考えた結果かどうかが大切。

    ・子供を大胆に信じ、決定権を広く認めて行く。

    ・子供に目標を設定させる

    ・自分は子供たちよりも圧倒的に情報音痴で時代遅れであることを自覚し、子供の進路決定の邪魔をしない。

    ・自主性を重んじることと、放置することは異なる。選択の意思決定は子供にさせるが、その意思決定をするあたっての選択肢の幅と深さを出すために、親は努力をしなければならない。

    ・過保護に育て過ぎない。例え子供が選んだものが失敗するリスクが高そうだと思っても、子供の意思決定を尊重すること。失敗した経験こそが学びの糧になる。親の過干渉は子供の成長機会を奪う。

    ・失敗しても感情的に叱らず原因を一緒に考える。

    ・食べる為だけに働いたり、給料の額を基準に働くのはつまらない。夢のある仕事をしないと必ず後悔する。夢のある仕事、人の役に立つ仕事を選択の基準にする。

    ・協調性ばかり教えると、ことなかれ主義になる。皆が間違っていることもあると教えること。子供に「お前はどう思うのだ」と聞き返し、意見や感想を求める。

    ・人に迷惑をかけるな!より人の役に立て!と教える。過度な慎重さより、志が大切。迷惑をかけることを心配して何もしないよりは、迷惑をかける覚悟までもって動くべきときもある。

    ・自分から興味を持ったことを応援する。好きな気持ちがやる気を伸ばす。子供を「言いだしっぺ」にさせる。例えば読書も、読ませたい本では無く、子供が読みたい本を読ませる。

    ・習い事は子供の本気を確かめてから投資する。

    ・怠けたり真剣にならないときはキチンと叱る。途中で簡単にやめさせない。中途半端に投げ出すことが癖になる。

    ・親の価値観を一方的に押し付けない。子供の意見を聞かないことが続くと、何を言っても無駄だと子供が自己開示しなくなる。

    ・親は調教師ではない、教育者。調教師と教育者の違いを考えよう。アメトムチで親の都合の良いように芸を仕込むことに終始してないか。

    ・単に「勉強しなさい!」と言葉にするだけで、学校や塾に任せるだけになってないか。なぜ勉強をしなければならないのか、借り物の言葉で語るのではなく、親自身の価値観・言葉で語りかけよう。子供が納得するまで話し合おう。

    ・親からの問いかけが考える習慣をつくる。ヒントは出しても答えは教えない。合ってる合ってないではなく、子供自身が考え、何かしらの答えにたどり着くプロセスが大事。

    ・勉強至上主義で育てない。学力を褒めすぎると、勘違いした人間になる。勉強が出来ることが偉いことではないことも教える。

    ・子供に1年分の小遣いを渡し、自由に管理させる。

    ・なんでも褒めるのは手抜き育児。実力の無い勘違いナルシストを育成しかねない。褒めるべきポイントを見定めるのも親の大事な役割。結果だけでなく、その過程の努力こそ褒め、粘り強く努力出来るようサポートする。

    ・親孝行とは、いつも子供の幸福を願っている親がいることを忘れずにいること。そして、忘れないでいることをときどき行動で示すだけで十分。旅行だプレゼントだなんてものは、あくまでもおまけ。

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著者プロフィール

ミセス・パンプキン
『一流の育て方』著者
立命館大学法学部卒業。家庭問題、人間関係、人生相談の専門家として、国内最大級の経済メディア「東洋経済オンライン」で長年にわたり人気コラムを連載し、6年間で7300万PVを突破。4人の子どもはそれぞれプライベートエクイティ・プロフェッショナル、ニューヨーク州弁護士やロンドン勤務の公認会計士、北米名門大学教員など、グローバルに活躍するプロフェッショナルに成長。
「20年後、子どもに感謝される育児法」をコンセプトにした、ムーギー・キム氏との共著『一流の育て方』(ダイヤモンド社)は20万部を突破し、5カ国語で翻訳され、大ベストセラーとなった。「育児」「家族関係」「人間関係の改善法」をテーマに、講演・執筆多数。
https://www.pumpkinsalon.com/

「2018年 『あらゆる悩み・不満・ストレスが消える!最強の人生相談〈家族・結婚・夫婦編〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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