- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102091
感想・レビュー・書評
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新谷学の休養がもたらしたもの|Real Sound|リアルサウンド ブック
https://realsound.jp/book/2021/02/post-711148_3.html
「週刊文春」編集長の仕事術 | 書籍 | ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/book/9784478102091.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文春砲と言われるスクープ記事に、私は興味があったりなかったりだが、これをやってる中の人はどんな人で、何を考えているのか、その点には興味があった。
記事を書く上での基本的な方針から、編集部としてのチームプレイと編集長としての姿勢等々。そのあたりももちろんおもしろかったが、一番最後の「売れない」時代のマーケティングの章が非常に興味深かった。こちらはまだ発展途上で試行錯誤をしているのだが、その経緯が書かれていて、ネット時代に紙メディアがどう取り組むのか、マスコミやメディア関係じゃなくても参考になるのではないだろうか。
それ以上に、しばしば出てくるフルスイングという言葉。全力を出して、真摯に、真剣に取り組めということだが、その姿勢がクリティカルヒットとなる文春砲を生み出すというわけだ。私自身、最近フルスイングで物事にあたっていないなぁと反省した次第でありました。 -
週刊文春の内側が知りたいと思って読むと違うかもしれない。ヒットメーカーが自らありのままに仕事を語る本と捉えると面白い。
ビジネス用語は全然出ない。でも本質。自分の頭を使って仕事をしてきた人の、経験に裏打ちされたその人が最大に輝くノウハウ。それが分かる。
他人のふんどしで仕事をせず、自分を背負って仕事すると楽しいんだなと再認識できた。明日からも頑張ろうと思える。 -
2021年63冊目。満足度★★★☆☆ マスコミという特殊性や「週刊文春」の内情を知ることができるという面もあるが、同じ「仕事」をやる上での「共通性」も感じた。長く本棚に置いておくというよりは一度読めば良いだろう。
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「2016年の週刊文春」があまりに面白かったので読んでみたが、ネタがもろ被りで新鮮味がなく、前掲書がすべてを包含した上に本書より数倍出来が良いので、まあ読まなくても良かったかな。
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面白かった。編集長の「number」在籍時代の話が面白かった。というか「number」って文藝春秋の発行だったんだ。裁判の話があって、文春側が勝った話が多かったが負けた時の話が知りたかった。いくらぐらい賠償金を支払うんだろう?
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我々がするのはあくまで「ファクト」の提示である。
メディアの武器は、論よりファクト。それこそが報道機関による権力との戦い方である。
「世の中の人が興味を持っている人物や事件」について「建前やきれいごとではない本音の情報」を「なるべく本質に迫るような内容」で「わかりやすく」、ときに「おもしろく」提供していくこと。それが週刊文春の仕事だ。 -
文春の記事の生産体制から、スクープという目的に特化した組織と評価指標の作り方。
自分たちの本質的価値であるコンテンツを軸に360度で収益化する体制を作り上げていくのはメディア運営として汎用的な内容も多く仕事に活かせる。
文春特有のと言うよりは、本来他の雑誌メディアでも近しい運営を行うべきとは思うが権力や親会社からの圧力で記事が潰されてしまうかどうか、裁判に対する向き合い方など、全ての「やらなければいけない事を絶対にやる」という意識を感じる。 -
最近また巷間を賑わせているセンテンススプリング。
著者は高校時代からの友人(現在は退任)。
修学旅行の感想文など、当時から文才は目立っていた。