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- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480034274
感想・レビュー・書評
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須賀敦子亡き後、少しでもたくさん彼女の遺したものを読みたいという、まずはその理由でこれを選んだ、との記憶が鮮明。全編が手紙形式で語られる、「家族」をめぐる小説。また読み直してみる。詳細は忘れたつもりでいたのに、どこを開いてもそこから引き込まれる、そしてこの書簡たちから得られるものは、おそらく最初に読んだときと今とでは、私にとっても少し違うものだ、と確かめる。ときどき開いてみたい1冊。私は、自分がこれまで選んできたことに対して、これからどのように「つけ」を払っていかねばならないんだろう、なんていうことも考える。
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