前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書 987)

著者 : 濱野智史

• 筑摩書房 (2012年12月7日発売)

感想・レビュー・書評

[H.Satoさんの感想 · 2012年12月27日]

AKBがわからない人にとっては何を書いているのかさっぱり理解ができない。
それでも10代の女の子たちが、自分よりも年上のおじさんたちのアンチに叩かれるのは精神的に辛いだろうな。まあ、それが仕事なんだからね。
私には正直さっぱり理解できない本でした。

[kobbanovaさんの感想 · 2012年12月23日]

　AKB48のシステムが宗教として機能している側面を分析。
　内容はタイトルほど刺激的なものではないが、無理からに吉本隆明のマチウ書試論を引いたり、いちいち面白い。
　後半どんどん語り口が熱くなり、AKBのために本気で著したことが伝わってくるのもまた好し。

[kuroishiさんの感想 · 2012年12月20日]

話題の書帙を読了．AKBのセンターとして超越した存在である彼女，そして彼女達，そのシステムを，著者なりの視点で，宗教，政治，社会の一部と照し合わせ論理的に思考する良書．何よりその情熱が強く伝わってくる．読み物として面白い．ちなみに，僕はあっちゃんもぱるるもわかってない．

[strafgesetzbuchさんの感想 · 2012年12月19日]

本屋にて立ち読みでパラパラ読みでサラリと読了


我が神、我が神、なぜわたしをお見捨てになったのですか


というキリストの言葉と

私のことは嫌いになっても、AKBのことは嫌いにならないでください

という前田敦子の言葉を重ね

2人に自分を犠牲にして他者を活かす「利他性」を見出したり

オタクホイホイと呼ばれる握手会でのメンバーを

人間を釣る(漁をする)漁師

と評したり

キリスト教ネタを知ってる奴には楽しめるムダに熱い本

でもおもろかった！

古本で半値以下になったらじっくり読もうかな…ただその頃にはAKB終わってるかも(´･ω･`)

著者プロフィール

1980年生まれ。情報環境研究者。著書に『アーキテクチャの生態系』（NTT出版）、共著に『希望論』（NHK出版）、共編著に『日本的ソーシャルメディアの未来』（技術評論社）など。

「2012年 『恋愛のアーキテクチャ』 で使われていた紹介文から引用しています。」