- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480429483
感想・レビュー・書評
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現実であろう部分と非現実であろう部分 の境界線のぼかし方が上手い 夢うつつのまま物語に引き込まれ短編の落ちの所では突然後ろから突き飛ばされたような何が起きたのかよくわからない混乱に陥る ゾッとする場面も多いけど読んでいて非常に楽しい
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IKさんお勧めにより拝借。面白いけど、オマージュコラージュの印象が強くて創造性を感じなかった。いかにもサブカル。「ケルベロス」が一番好き。
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1/18 読了。
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タイトルから推理小説のパロディかと思ったが
どちらかと言えばホラーより、かな?
謎解き部分もあるがそれを覆す不可思議さとほの暗い怖さが特徴。
第一話と最終話が怖かったなぁ。
シリーズ化されているようなので次を読むかどうか考え中。 -
いつの間にやら出版社が変わっていた…。
次巻と装丁が違っていることが嫌で、結局買い直し。何てことだ…。 -
おもしろかったな~
趣の異なる話で飽きないし一気読み。
もっと早くに読んでおくんだった。
豆腐愛がすばらしい。
泣きながらって… -
津原泰水作品はこれで読むのは二作品目。『たまさか人形堂物語』に続いて。
『たまさか』の時の感想で、もう少しだけ文章がスマートなら、と書いた。『たまさか』よりもっと文章は読みにくかった。それもその筈、随分前の作品なのね。
しかし、物語はとても面白かった。
短編は、オチがバチーンと決まるか、思わせぶりな不思議な余韻を残すか、というところだけど、バッチリ決まるには、決まりきってなくて、余韻を残すには、ややぼんやり、かな。結局オチは、読み手にハマるかハマらないか、というところはありますが。
あとは、印象として、色んな要素が、入り過ぎてゴチャゴチャした感じもあった。
個人的には、やっぱり表題作『蘆屋家の崩壊』が一番面白かった。
オチも一番好きかも。
『さようなら。さようなら。』
で終わる感じも、文字通り、家が崩壊する感じも、可笑しかった。 -
何年か前に、同タイトルの集英社文庫を読んだのですが、それがすごく面白かったので、重複上等、知らない話も入っているようだし!と購入。お、面白かった…この人の、この雰囲気のお話は大好物です。
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集英社版持ってるんだけど…こちらは書き下ろしの新作&ハードカバー時に書かれた作者の跋文まで収録されているので、これから読む人にはこちらをお薦め。
集英社文庫版に入っていた「超鼠記」が『ピカルディの薔薇』のほうに収録され、代わりに「奈々村女史の犯罪」が収録されてます。
反曲隧道/蘆屋家の崩壊/猫背の女/カルキノス/ケルベロス/埋葬虫/奈々村女史の犯罪/水牛群