通天閣

著者 :
  • 筑摩書房
3.33
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本棚登録 : 1081
感想 : 203
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480803993

感想・レビュー・書評

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  • 愛してるうううううっっ

  • 暗いトーンのお話。
    心のコンディションが良くない時に読んでいたらかなり辛かったかも。

    エピソードや、細かい部分は面白いのだけど、全体的には少し退屈でした。

    夢に向かって頑張っていないと駄目なのか、何かを作っていないと駄目なのか。
    きらきらと輝いていないのか。

    これが一番色々な意味でズシン、ときた。

  • 序盤から中盤は盛り上がりもなく暗めに進みましたが、人と人のつながりをおもしろい形で描いており結果的にはまあまあでした。

  • あんまり好きでない
    最後に2人の接点がわかってよかったけど

  • ミッキーかしましかミッキーたくましに載ってた西加奈子の働いてたスナックの人がオーナーのモデルなんだろうなと思った。

  • 二人の関係、二回目にして
    初めて気づいた。。
    どうしようもない、社会のはしっこにいるような人たちのだらりとした毎日を描いてるのに、そのどうしようもない日々のなかに潜んでいる一筋の光、のようなものを感じた。
    それがあるから人はがんばれる。生きていける。愛そう。

  • こんなに心を揺さぶられる本はひさしぶりだと思った。
    必死に生きることはあんまりかっこよくないことのように思えるけど
    それでもやっぱり必死に生きるしかないのです。

  • うーん。暗い。暗さの世界にも見出せる何か。

    内容(「BOOK」データベースより)
    どうしようもない人々が醸し出す、得体の知れないエネルギーが溢れている大阪ミナミ。社会の底辺でうごめく人々の愚かなる振る舞いや、おかしな言動が町を彩っている。主人公は、夢を失いつつ町工場で働く中年男と恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。八方ふさがりに見える二人は、周りの喧噪をよそに、さらに追い込まれていく。ところが、冬のある夜、通天閣を舞台に起こった大騒動が二人の運命を変えることに…。

  • 他の人も書いているけれど、男と女が実際にあって話をしていたらどうなっていたんだろう。むしろその後味悪さも狙い通りなのかな。
    作品中では主人公がクサイと評していたけれど、通天閣でのバイト先のスナックのママの話にジーンときた。
    大阪は住んでいたことがあるので通天閣周辺の風景はよく覚えている。
    住んでいたころはあまり近寄らなかったけど、ふらっと行ってみようかな、そんな気になった。

  • どうしてこの男とこの女の話が交互に書かれているのかなぁ、なんなのかなぁと思いながら読んでいて、途中で「ん? もしかして?」と思う箇所が出てきて、さらに読んだらやっぱりそうでした。

    おもしろかったのだけど、最後で「え~……。
    なんでそうなるの?」と思ってしまってちょっとガッカリ。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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