- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480803993
感想・レビュー・書評
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西さんの小説は優しい。
自分であれば関わり合いになるのを避けてしまいそうな変な人がたくさん出てくる。なのに、そんな人たちがいとおしく思える。にんげんってこんな感じだよね、って。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サラバを読んでいて良かったので読んでみた。
西加奈子さんの文章は読みやすいと思った。
関西弁でクスっと笑えたり、ドン底だったり、日常の変わらない繰り返しだったり共感出来る部分があったりした。
読んだ後は、自分も愛する何かをみつけよう、無条件で何かを誰かを愛して信じようと思った。
そして西加奈子さんの本がもっと読みたくなった。 -
この時期に読めてよかった。醜くても、誰かを愛そう。と思った。
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とてもいいと思う。大阪的なものをうまく利用している。二人が交差するところは、物語として、うますぎて良い。
ただ、「オカマ」「ホモ」がこのままでいいのか、というわだかまりだけ残る。突き抜けてはいないし、当事者がどう感じるか? -
2017/3/6
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西加奈子さんの作品は色々と読んだけれど
どうもピンとこなくて、今回も期待薄だったのが
功を奏したのか。
今回はドンピシャで面白かった。
根底に流れている緩い空気感や
登場人物
ぶっ飛んだ設定など
通天閣の雰囲気も相まって
面白い作品に仕上がっていた。
ふたりの織りなす物語が意外な繋がり見えてきた辺りはぞくぞくしたり
笑っちゃったり。
楽しく読み終えたお話でした。 -
なんでもない人しかでてこない。
どうすんだコレ、どうにかなるのか、と思いながら読み進める。
クライマックスは流石!笑った。
結局なにもどうにもならなかった気がするけど、読後感は悪くなく、なんだか面白かったなぁといった気分だった。
彼氏のマメはなんかッポさを出してるけど、絶対ダメなやつだ。なにも得られず帰ってきたあげく、復縁しそうだ。そもそも本当にアメリカに行ったのか?という気さえする。 -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:913.6||N
資料ID:50600865